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2024年1月16日火曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ポリス・ストーリー香港国際警察』「面白シーン紹介」

ジャッキーがバラック村やデパートでハードなアクションを見せる傑作。しかしながら珍シーンも。そんなツッコミどころを紹介。

(あらすじ)

香港警察が悪辣な犯罪組織を追う。

①アクション・コメディ

ジャッキー映画は「アクションと笑い」を見せるもの。ツッコミどころがあって当然ですが、敢えてツッコミを入れてみようかと。

②ケーキ

誰が始めたのかは知らないが、署員が誕生日の時はその署員の顔にケーキをぶつけるのが香港警察の習慣。署内には多くの警官。毎月、毎週のように誰かの誕生日がやってくる。そのたびにケーキを用意するのだろうか? それともチェン・カクー(ジャッキー・チェン)、チェンの同僚刑事キム(マース)といった主要なメンバーだけがターゲットにされるのだろうか?

③ドジ

刑事キムは実にどんくさい奴。秘密作戦では犯罪者に怪しまれてしまい、壮絶な銃撃戦に。「やらせの襲撃」にも失敗して失神。この男のせいでチェンは苦境に。

④お漏らし

チュウ(チュウ・ヤン)率いる犯罪組織と香港警察がバラック村で銃撃戦。死者が続出し、フランシス刑事(ケン・トン、湯鎮業)はビビりまくる。チェンに「落ち着け」と言われるが、そうはいかない。犯罪者を勢い&恐怖で射殺。そしてスボンを濡らしてしまう。いくら映画といってもビビって漏らすシーンは恥ずかしい。ケン・トンはその後も多くの映画出演。しかし、いつまでもこのシーンをイジられそうな気がする。

⑤バラック村

山の斜面にバラックで住む人々。そこを車で逃走するチュウ。チェンも追跡(後にチェンはこの責任を取らされることになる)。映画的には迫力があって良いが、実際にこんなことをやったら死者続出。決してマネしないでいただきたい(「誰がマネるか!」と言いたいところであるが、ホントにやりそうな奴が出てきそうな今の世の中)。

⑥屁理屈男

チェンに捕まったチュウの裁判。何と寝坊してしまうチェン(おいおい)。遅れて到着したが、チュウの屁理屈弁護士に苦戦。チェンを「ウソつき」呼ばわりする弁護士。「バスを片側からして見ていませんね?」などと追及。当たり前じゃんか。走ってるバスを横から見てるのに向こう側が見えるワケがない。しかしながら、チュウ&弁護士が「言い訳作戦」で勝利。裁判官がマヌケだと犯罪者に有利。証人に逃げられたうえに証言の録音にも失敗したチェンは左遷。

⑦地方勤務

左遷されたチェンが田舎の警察署で勤務。そこでのドタバタは笑いの演出。しかしながら、エエ加減な香港警察。上層部はチェンの働きを高く評価している、ということだが一回トチっただけで左遷とは。メガネの署長もエラそうにするばかりで何の役にも立たなかった。

⑧女秘書

チュウの秘書サリナ(ブリジット・リン)は若い美女。幼い頃から家族がチュウの世話になってきたということで秘書に(どんな世話だったのかが明らかにされることはなかった)。ワルとつるんで大きな態度のサリナ。実に愚かな女。邪魔者は消す、のがチュウの組織。「面倒な存在」になったサリナを消しにかかる。ようやくサリナは自分が「単なる使い捨ての道具」であることに気付く(遅)。警察の裏切り者もサリナと同様、実に愚か。

⑨デパート

この映画を「ジャッキーの最高傑作」にしたのが「デパートでの戦い」。これまでカンフー映画では「だだっ広い草原」、アクション映画では「多少暴れても大丈夫(?)な場所」が戦いの舞台だったが、デパートは人がとても多く、高価な商品、設備がある場所。デパートを借りて撮影したが、それは営業時間外に限定。決められた時間の中、ガラスが割れまくるハードな対決、電気ポールを伝って敵を追うシーンを撮影。派手にデパートをぶっ壊した。しかしながら、この作品でのデパートのダメージはかわいいもの。次作ではもっと過激なことに。この『ポリス・ストーリー』シリーズの「陰の主役」は「デパート」なのだ。

(予告編:YouTube)主題歌も聞けるよくできた映像
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2023年1月27日金曜日

「純金映画ブログ」陸上警察のチー総監の視点で『プロジェクトA』紹介

警察による海賊退治を描いたアクション映画(1983年公開)。クワン・ホイサンがコミカルに演じた「チー総監」を中心に作品を紹介します。

(あらすじ)

水上警察&陸上警察が海賊と戦う。

『プロジェクトA』(俳優紹介:クワン・ホイサン)「金洋ロードショー:映画ブログ」
これが正しい敬礼?

(YouTube)「予告編」

1.クワン・ホイサン

ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハンによる最高傑作『プロジェクトA』。エラそうだけど、ちょっとドジな「陸上警察のチー総監」を演じたクワン・ホイサン。漢字で書くと「關海山」、英語では「Kwan Hoi-San」。出演作多数の大ベテラン。しかしながら、そのほとんどは日本未公開作(私も『プロジェクトA』とその続編、日本未公開カンフー映画で少し見たことがあるだけ)。なかなかの演技派で、「エラそうな態度」「困り顔」を見事に使いこなします。


2.陸上警察

1900年代、イギリス植民地下の香港。海賊対策会議。不満爆発のチー総監(クワン・ホイサン)。「カネばっかりかけて海賊を捕まえることができないじゃないか」と水上警察司令官(ラウ・ハクスン)を非難。そのせいで給料が上がらないのだから怒りも当然。水上警察のリーダー格、ドラゴン(ジャッキー・チェン)もナマイキで気に食わない奴。メガネを壊された礼に「敬礼の仕方教えちゃる」ってな感じでドラゴンにワザとヘンな敬礼をさせてやった。海賊退治に向かうことになった水上警察。その前に酒場で乾杯。イヤミな陸上警察の連中にイラっとした水上警察隊員(タイ・ポー)が「それ、ピーピーピー」と陸上警察をおちょくり、ついに「スパゲティ」をキッカケに水上警察と陸上警察が乱闘。大混乱の中、チー総監が登場。水上警察を罰するいいチャンス。しかし陸上警察隊長のジャガー(ユン・ピョウ)も乱闘に加わっており、うやむやに。ジャガーは総監の甥なのだ。いよいよ海賊退治。5隻の船を使うはずが3隻。2隻は「水漏れ」(イヤな予感)。総監「潜水艦だから見えないのかと思った」とイヤミ炸裂。「ドカン」と船が爆破され、出航延期。そして、どんくさすぎる水上警察が陸上警察の傘下に。甥のジャガーに命じて水上警察をしつける。高級クラブで手配中のチャンを捜すドラゴンとジャガー。店がメチャクチャに。そこへ総監と店のオーナー、チョウが登場。「犯罪者などウチの店にはいない」などとホザく大物チョウに頭が上がらない総監。その後、ドラゴンが店内に潜伏していたチャンをしばき倒して逮捕。悪党を匿っていたことがバレたチョウ。総監にそれをどう説明したのだろう? 海上で総監が警察用ライフルの受け渡し。泥棒フェイ(サモ・ハン)とドラゴンにライフルを奪われる。総監を海に落とそうとするフェイだが、総監「泳げないんだ」と情けない顔(だから陸上警察所属?)。結局、総監に情けをかけ、海に落とす。後日、ライフルをめぐってチョウの手下&海賊メンバーがドラゴンとフェイを追い回す。通りがかった総監がドラゴンに自転車を奪われる。「ピーピーピー」と笛を吹くばかりの総監の部下。総監「追い掛けんかい」ってな感じで怒り心頭。でもドラゴンを捕まえ、手錠をかけた。そしてドラゴンは手錠のまま悪党に追われ時計台へ。その後、英国少将が海賊に捕まる事件。その対策会議。あのチョウが香港総督に会いに来た。高級クラブでの一件によりチョウを怪しむ総監。チョウは何しに来たのだろう?

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2023年1月20日金曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『プロジェクトA』「珍シーン・ツッコミどころ集」

ジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハン、チー総監による最高傑作。凄いシーンもあれば珍演出も。そんなシーンを紹介します。

1.テーマ曲

本編で流れる「ら らんららんららんららん ららららんららん」。一体何回「らん」って歌っているのだろう? 中国語バージョンの方も何て歌っているのかサッパリわからない。「ばっはー 謎の本名」と聞こえるパートも。

2.司令官

陸上警察のチー総監(クワン・ホイサン)。海賊退治で結果を出せない水上警察にイヤミ連発。「カネばっかりかかって海賊を捕まえることができないじゃないか」と海賊対策会議で水上警察司令官(ラウ・ハクスン)を非難。なぜ、捕まえられなかったか? 「海上で迷子になったから」という。水上警察、どんくさすぎ。

3.自転車

自転車も「主役」の映画。水上警察のドラゴン(ジャッキー・チェン)。遅刻しそうになって自転車を荒っぽく停める(壊れた)。

4.スパゲティ

いよいよ海賊退治に向かうことになった水上警察。酒場で乾杯。イヤミな陸上警察の連中にイラっとした水上警察隊員(タイ・ポー)が「それ、ピーピーピー」と陸上警察をおちょくる。そして「スパゲティ」をキッカケに水上警察と陸上警察が乱闘。関係ない女の子の顔にスパゲティ誤爆。

5.ライバル

乱闘シーン。水上警察のドラゴンと陸上警察隊長のジャガー(ユン・ピョウ)がイスで背中を殴り合う。相手の前では互いにヤセ我慢。

6.爆破

海賊退治に向かうことになった水上警察。その直前に船を爆破されてしまう。一体、警備の方はどうなっているのか?  水上警察、どんくさすぎ。これじゃ、永遠に海賊退治はムリだ。

7.屈辱

ドジこいた水上警察が陸上警察の傘下に。ジャガーがドジな水上警察を厳しく訓練(「見ろ、いい女だぜ」「お前どっちを選ぶ」を繰り返す罰。「バカ笑い」の罰は銃殺。素早く風呂に入る練習。手榴弾の使い方)。「素早く風呂に入る練習」では10秒で体を洗わなければならない。ジャガーは「自分は上官だから45秒」などとおっしゃる。その後、ケ○丸出しになってしまう珍シーン。この瞬間「上司の威厳」が完全に吹っ飛んだ。

8.手入れ

手配中のチャンを捜すドラゴン&ジャガーら(「犬猿の仲」のはずのドラゴンとジャガーが共同作戦。急に「認め合う関係」に。「ケ○丸出し事件」がキッカケ?)。商人チョウが経営する高級クラブで手入れ。そこへチー総監とチョウが。「犯罪者などウチの店にはいない」などとホザくチョウ。その後、ドラゴンが店内に潜伏していたチャンをしばき倒して逮捕。チョウは総監にどんな説明をしたのだろう?

9.知り合い

ドラゴンと泥棒フェイ(サモ・ハン)は(どういう関係なのかわからないけど)以前からの知り合い。二人でメシを食うときはジャンケンして負けた方が払うルール。「二人の最初の出会い」が描かれたシーンが欲しかったところ。

10.ライフル

フェイに騙されてチー総監からライフルを奪うドラゴン。総監は「泳げないんだ」と情けない顔(だから陸上警察所属になったんですね)。海に落とされた総監に情けをかける。

11.逃走

ライフルを手に入れようとするチョウの手下&海賊メンバーがドラゴンとフェイを追い回す。有名な「自転車で戦うシーン」「時計台のシーン」。ドラゴンが彼女(イザベラ・ウォン)の服を脱がそうとしてひっぱたかれるシーン、チー総監から奪った自転車のサドルが「ポロリ」と落下するシーンにも注目。

12.訴え

「人質の奪回」と「海賊退治」を香港総督(西洋人)に大マジメな顔で訴えるドラゴン。しかし、暖炉の中に隠れていたため、顔が真っ黒(汚い)。

13.プロジェクトA

海賊退治計画「プロジェクトA」。まずはチョウを捕らえて海賊情報を収集。ドラゴンに痛めつけられたチョウは情けない表情(高級クラブで見せたエラそうな表情とは大違い)。海賊島に行くには「合言葉」を言って、海賊を信用させなければならない。(海賊がチョウの顔を知らないのはヘンだと思うが)ドラゴンがチョウになりすまして海賊の案内で島へ。島でも何かと「合言葉」が必要(めんどくさい)。海賊の親分(ディック・ウェイ)もチョウの顔を知らないようだ。しかし、手下にはドラゴンをよく知っている者もいる・・・。

(コメント)

ジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハンの「香港ビッグスリー」が大活躍。個性的なキャラがいっぱい。個人的には「チー総監」が結構お気に入り。上官だから威厳を保ちたいけど、泳げなかったり、ドラゴンに自転車を奪われたり。ちょっとドジなところもあって実に楽しいキャラ(出番も多く、ストーリーによくからんでいた)。古いファンの自分としてはテレ朝「日曜洋画劇場」の吹替版が懐かしい。吹替で鑑賞するともっと楽しい作品です。

(YouTube)予告編

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2020年11月4日水曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『新ポリス・ストーリーPom Pom』「80年代香港スター集合」

香港警察が犯罪組織の悪事の証拠を追うコメディ。ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウがチョイ役で登場。女優にも注目です。

1.ストーリー

香港警察の刑事が犯罪組織の悪事の証拠を追う

2.キャスト&見所

80年代の香港スターが全力で笑いを取りに行く映画。ただし、主役はあのリチャード・ンとジョン・シャム。『五福星』では「チンケ」と「モジャ」だった二人。ハッキリ言ってあんまりカッコよくない二人が主役。アクションができる人たちではないので、必然的に「ぬるい感じ」のコメディ作に。二人の刑事アシュー(リチャード・ン)とアフン(ジョン・シャム)。スーパー強盗事件を手際よく解決したかと思ったら、ドジを踏んだり(しょーもない)イタズラしたり。そんな二人が警察が何年も捜査してきた事件の解決に貢献する。悪役が個性的。悪事の証拠を手帳に記しておいたため、手帳を紛失してあせったりする。見た目はとってもガラが悪いけど実にマヌケ。そんな悪役を演じるのはピーター・チャン(『燃えよドラゴン』『スネーキーモンキー 蛇拳』でおなじみ)。『五福星』のメンバーで製作された『新ポリス・ストーリーPom Pom』。ピーター・チャンは『五福星』ではイカつい顔したギャングの役でした。ゲストが豪華な映画。ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウ、ラム・チェンインら。彼らがどんな役で登場するかは見てのお楽しみ。警部役でフィリップ・チャン(『五福星』のときと同じ役)、警部の秘書「アンナ」はデニー・イップ。ブルース・リーとの共演でおなじみのジェームス・ティエンは鑑識課のズルい係長の役。ヒロインはキュートな于嘉希(Yue Ga-Hei)。悪役が多いチュン・ファットは刑事役。コメディアンのリチャード・ンとジョン・シャムが主演ということでアクションは控えめ。ストーリーに何の関係もない「捕り物」のシーンに悪役ディック・ウェイが登場。竹棒でアシュー&アフンと戦う。アフンがゴミ収集車に落ちた手帳を追うシーンはちょっとした迫力&コメディ。『五福星』の「刑事7086」(ジャッキー・チェン)ばりの追跡ができるかどうか? 笑いのシーンでは、トーク、マヌケなイタズラ、しょーもないギャグ、スペシャルゲストが楽しい。『五福星』とのつながりで、あの清掃会社が出てきたり、「ほわんほわん ふぁふぁふぁふぁふぁん」というおなじみのBGMが流れたり、警部が亀を飼っていたり。

3.感想

二人のドジ刑事が活躍する映画。ぬるいコメディです。マジメに観るような作品ではありませんので、あのシーンがどうのこうの、とか、ストーリー的に変だ、などという無粋なツッコミは無用。ジャッキーは超チョイ役。もう少し何かやってほしかったところ。『五福星』のパート2みたいな感じの作品。ジャッキー、ユン・ピョウはチョイ役すぎるけど、80年代香港映画が好きなファンなら楽しめること間違いなし。笑いのシーン、登場人物に注目。『五福星』とセットで観ることを強くオススメします。

(予告編:YouTube)

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ポリス・ストーリー レジェンド』「父娘の不和&人質事件」

ジャッキーの刑事映画。サスペンス風味。店の客を人質に取ったバーのオーナー。その目的は? ジャッキーの格闘シーンにも注目です。

1.ストーリー

刑事がナイトクラブでの人質事件に取り組む。

2.キャスト&見所

ジャッキー演じる刑事「ジョン」。娘ミャオ(ジン・ティエン)からナイトクラブ「ウー・バー」に呼び出される。近頃は娘としっくりいっていないこともあって、ケバケバしい格好の娘とその交際相手ウー(リウ・イエ)に不快感を持つ。そして、ウーが店の客を人質に取り、警察に「ある要求」をする。「ワケあり」な雰囲気の悪役が登場する映画。自分の店の客を人質に取ったウー。頑なな態度。ミャオと交際しているのはジョンを店に呼び出すのが狙い。ある男を店に連れてくることを警察に要求。「その目的」が事件のカギ。シリアスな展開のサスペンス作。しかしコレは「ジャッキー映画」。人質の解放を賭けてジョンがウーの子分と戦うシーン、警官隊が突入してウーが追い詰められるシーンといったアクションシーンもあります。

3.感想

「アクション映画」というより「ドラマ的な映画」。「父と娘の関係」「過去の事件と現在の関わり」を描いたサスペンス風味の内容。タイトルは『ポリス・ストーリー レジェンド』(意味がイマイチわからない)。あの『ポリス・ストーリー』シリーズとは関係ない別の作品。ワケありな男ウー。この男の行動には「5年前の薬局での強盗殺人事件」が関係しています。ウーは何が狙いでジョンや店の客を人質に取ったのか? 「楽しい映画」ではなく、「家族」がテーマのシリアスな人間ドラマ。ジャッキーも年を取ったので「シリアス路線」でやっていこう、ということかな? アクションシーン、「事件の真相」、エンディングのNGシーン(フェンスに鼻を押しつけて変顔になるジャッキーさん。シリアスなストーリーの映画なのにこんな珍シーンを見せるのはいかがなものか?)が見せ場。刑事ドラマが好きな人向けの作品です。  

(YouTube)「予告編」

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2020年11月3日火曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ベスト・キッド』「珍特訓でカンフー大会に出場」

ジャッキー&ジェイデン・スミス共演。ワケありな暗い男、北京で孤立する少年、悪のカンフー使い、悪徳指導者。「万里の長城」にも注目です。

1.ストーリー

アメリカ人の少年が慣れない土地で真の仲間を作る。

2.キャスト&見所

主役は「カンフージョ~ン!」のジャッキー・チェン、ではなくてジェイデン・スミス(大物俳優の息子)。ジェイデン演じる少年「ドレ」がカンフーを通じてたくましくなっていくドラマ。母の仕事の都合でアメリカから北京に引っ越してきたドレ。ある少女と親しくなったことからカンフー使いの少年たちとトラブルに。ドレが住むアパートの管理人ハン(ジャッキー)に助けられたドレ。ハンからカンフーを習い、「カンフー・オープン大会」で少年たちと決着をつけることに。少年の映画なのでヒロインは「メイ」というバイオリン弾きの少女(ハン・ウェンウェン)。彼女がドレと親しくなったことがトラブルのキッカケ(オリジナルと同じ)。悪役の少年たち。ドレをしつこく追い回す。そのリーダー格は実に意地悪そうなツラをしている「チョン」という少年。カンフーを習っているチョンたち。彼らの師匠であるマスター・リー(ユー・ロングァン)は少年たちに「勝つこと」を重視した指導。ハンとリーがニラみ合うシーンはなかなかの緊迫感。アクションよりもドラマ重視の作品ですが、「本物のカンフーを教えてやる」ということでハンがドレに変わったトレーニングをさせるシーンが見せ場(上着を着たり、脱いだり。「気」の練習。棒やテニスボールをよける。女の子とデートする(「休み」も大事)。「万里の長城」での高地トレーニング)。そして試合。

3.感想

「ダニエルさん」と「ミヤジさん」の『ベスト・キッド』。本音を言えばリメイクして欲しくない名作。リメイク版はコレとは別物、として鑑賞するのがよろしいかと。内容はオリジナルとほぼ同じ。少年がいじめられて、強くなって、最後はライバルと互いに認め合う。ただしコチラの方は年齢的に低い。「ダニエルさん」は高校生。少年ドレは小学生。ジャッキーの役はアパートの管理人「ハン」。無愛想な男。過去につらいことがあって暗い表情(そのため映画の雰囲気が盛り上がらない。残念な演出)。ドレとメイが親しくするのが気に入らない「チョン」という少年。仲間と一緒にドレにイヤガラセ。ハンがドレを助けたことで、最後は「カンフー・オープン大会」でドレとチョンが一騎打ち。子供のカンフー大会なので試合の迫力はまあまあといったところ。しかしながら、観客が大声援を送ったり、試合結果がモニターに格好良く映されたりするなど、「大会のシーン」はえらく気合いが入っていて盛り上がる演出になっています。好きなキャラ・シーンを探して鑑賞するのがオススメの作品です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ダブル・ミッション』「ダサい男のフリしてスパイ活動」

ジャッキーがスパイを演じる映画。見た目はダサいけど実は凄腕のスパイ。キッチン・デパート・鉄板焼店でのアクションに注目です。

1.ストーリー

CIA情報員がロシアの石油にからむ陰謀を暴く。

2.キャスト&見所

ジャッキー演じる「ボブ」。シングルマザーのジリアン(アンバー・ヴァレッタ)の隣の家に住む中国人。ジリアンと付き合っていますが、彼女の子供達から「ダサいやつ」扱いされています。実はボブは「中国からCIAに派遣されてきた情報員」。情報員であることを隠すため、なるべく目立たないような格好をして、地味でダサいように見せかけてます。ボブが追うのはテロリストのポルダークという男。ボブがジリアン&子供達との付き合い、敵との対決にアタフタする姿が楽しい映画。ジリアンの子供達はちょっと複雑な子たち。長女はジリアンとは血がつながっていない。長男は少しナマイキ。次女のノーラ(アリーナ・フォーレイ)は比較的ボブになついてくれるカワイイ子(ボブとデパートに行くシーン、庭でポルダーク一味に遭遇するシーンがオススメ)。悪役はポルダークとその手下。しかしながら、コレはコメディ映画。悪役もコミカル。ドジ踏んだり、マヌケなことをやらかしたり(悪ボスのポルダークに似合わない服を手下たちが用意したりする、など)。他にも、わざとらしくボブに接近してくる男、裏切り者が登場。ビリー・レイ・サイラス(本業はカントリー歌手だそうで)演じるボブの同僚(CIA)は敵か味方か? アクションはジャッキーによるおなじみ「コミカルアクション」。製油所を狙うポルダークとボブの対決、ジリアンの家でポルダークの手下とボブが戦うシーン、鉄板焼店での戦い、自転車で戦うシーン(『プロジェクトA』のような演出)、最後の決着戦(ジリアンの家で再びポルダークとボブが戦う)がオススメ。

3.感想

これは楽しい映画。気楽に楽しめる内容になっています。ダサい中国人ボブ。恋人の子供たちからバカにされる。実は世界平和を守る凄腕エージェント。そんな男が女性との付き合いに苦労したり、国際的テロリストとの戦いで大忙しになったり。最初はシリアスな雰囲気。しかしだんだんユーモラスな感じになっていく映画。コメディタッチな演出(家事がド下手なボブがスパイ用具で家事するシーン、ノーラとボブのやりとり、ドジな倒され方をするポルダーク一味)が楽しい。アクションと笑いを楽しみたい人にオススメの傑作です。

(予告編:YouTube)

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2020年10月29日木曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ドラゴン・キングダム』「孫悟空の如意棒をめぐる争い」

ジャッキー&ジェット・リー共演。「孫悟空の如意棒」をめぐるファンタジー作。カンフー、CG、女優リウ・イーフェイのカッコよさにも注目です。

1.ストーリー

アメリカの高校生が古代中国で「孫悟空の如意棒」をめぐる争いに巻き込まれる。

2.キャスト&見所

ジャッキー・チェンとジェット・リーがついに共演。主役はこの二人、ではなくて、アメリカの高校生「ジェイソン」。「13日の金曜日」ではなくて普通の青年。ただし、カンフー映画マニア(変わり者)。ジェイソン行きつけの「ルーヤン質店」。その店には「孫悟空の如意棒」が大昔からあって、店主のホップ(ジャッキー・チェン)から「不思議な棒(如意棒)」を「元の持ち主(孫悟空)」に返して欲しいとジェイソンは頼まれます。不良に追われて高いところから落ちたジェイソン。目が覚めたら昔の中国。兵隊に追われるジェイソンだが、酔拳を使う旅の学者ヤン(ジャッキー・チェン)に助けられる。悪役は中国を支配している「ジェイド将軍(コリン・チョウ)」。ジェイドはあの孫悟空とトラブルになったことがあり、孫悟空を術で石化。それ以来「孫悟空のパワー」はジェイドによって封じ込められたまま。「不老不死の薬」を求める白髪魔女(リー・ビンビン)なんて悪役も出てきます。彼女がジェイソン&ヤンらを襲撃するシーンに注目。女性キャラがカッコいい映画でもあります。ジェイドに恨みを持つ美しくて強い女「ゴールデン・スパロウ」(リウ・イーフェイ)。「導かれし者」を必要とする「サイレントモンク」(ジェット・リー)は、ヤンと手合わせするシーン、その正体が見せ場。アクションシーンは、ヤンが酔拳で大勢の敵と戦うシーン、「ジャッキー vs. ジェット・リー」、ラストのジェイド将軍との決着戦がオススメ。CGが多く使われているため、昔のカンフー映画ファンには馴染めないかもしれませんが、その分、ファンタジー的な雰囲気の作風になっています。

3.感想

「ジャッキーとジェット・リーが共演」ということで話題になった映画。でも主役がこの二人じゃないのが残念。ジャッキーは二役。質店店主のホップ(特殊メイクで老人になったジャッキー)と学者ヤン(髪がヘンに長くて、飲んだくれ。あまりカッコよくない)。ジェット・リーは元々「寡黙なキャラ」だからコレでいいかも。しかし、「主役」が単なる「カンフー映画好きの高校生」ってどうなのよ? キャラ設定に異議アリな映画。その分、「ゴールデン・スパロウ」のリウ・イーフェイ、「白髪魔女」のリー・ビンビンが魅力的(キレイで強い女たち)。「孫悟空の如意棒」をめぐる争いを描いたファンタジーな映画。ジャッキー&ジェット・リーの戦い、女優さん、悪役の迫力、CGを使った演出に注目の娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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2020年10月28日水曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『プロジェクトBB』「どんくさ泥棒三人組の珍育児」

あのジャッキーが泥棒役。赤ん坊の世話に悪戦苦闘。ジャッキー、ユン・ピョウ、マイケル・ホイ。ルイス・クー、カオ・ユェンユェンらにも注目です。

1.ストーリー

三人組の泥棒が富豪の子供をめぐる争いに巻き込まれる。

2.キャスト&見所

三人組の泥棒が主役を演じるコメディ。サンダル(ジャッキー・チェン)&フリーパス(ルイス・クー)が犯行。病院で盗みをやったりする。大家(マイケル・ホイ)は二人に盗みを教えた司令塔。犯行後、サンダル&フリーパスを逃走させる役割。サンダルは家族(特に父親)から嫌われており、盗みで得たカネはギャンブルで消えてしまう(最低)。フリーパスは妻がいるにもかかわらずカネ持ちの女とムリに付き合い、盗みで得たカネを浪費(最低)。大家は妻が情緒不安定。しかもこれまで盗みで得たカネをゴッソリ盗まれて「トホホ」な状況。そんな彼らに赤ん坊をさらう依頼が。そして、未経験の「育児」に大慌て。この映画は悪役がメイン。サンダルらはなかなかのワル。サンダルを追いかけ回す借金取りはワルっぽいけど債権者ですから。ストーリー上の悪役は、ある理由から資産家の赤ん坊をさらうことをサンダルらに依頼する謎の男。一体何者で、何が狙いなのか? ステキなキャラが登場する映画。トンマなサンダル&フリーパスのヘタすぎる「子育て」をフォローする看護士「メロディ」役を演じるカオ・ユェンユェン。柴咲コウによく似てる美人さん。フリーパスの気の毒な妻「パッイン」役のシャーリーン・チョイ(『香港国際警察 NEW POLICE STORY』にも登場。かわいい系の女優)。カメオ出演の「現金輸送車の運転手」役のニコラス・ツェーとダニエル・ウー(この二人も『香港国際警察 NEW POLICE STORY』に出演)。こういった若手俳優にも注目したいキャスティング。アクションはジャッキー演じる「サンダル」がやっぱりオススメ。サンダルがエアコンの室外機を使って借金取りから逃げるシーン、サンダルの部屋での乱闘、現金輸送車に引っかかったベビーカーをサンダルとフリーパスが追跡するシーン、(ラストの)謎の依頼人との対決がオススメ。サンダルと幼なじみの「モク警部」役でユン・ピョウが登場。いつもトラブルを起こすサンダルを見張っているモク。カッコいいハイキックを見せるシーンがあります。笑いも充実。ワルながらドジな泥棒三人組が笑いを提供。借金取りとサンダルのやりとり、サンダルの部屋での乱闘(ユン・ピョウが大ドジ)、サンダルとフリーパスが赤ん坊の世話で悪戦苦闘する姿、ほか。ただし、マイケル・ホイは「ミスター・ブー」の時とは全然雰囲気が違い、笑わせるシーンがあまり無いのが残念(日本語吹替版で観たら面白いという評価も)。

3.感想

ストーリー的には微妙な映画。主役は泥棒。だからあまり主人公たちに好感が持てません。不器用な人たちが周囲に迷惑をかけながら生きている。でも結果オーライ、という作品です。キャラとコミカルなやりとりに注目。泥棒三人組、ドジな借金取り、「謎の依頼人」、モク警部、気の毒な女、笑顔が美しい女、など。古いジャッキーファンとしてはジャッキーとユン・ピョウの共演シーンがうれしい。サンダルの部屋で乱闘が起こり、モクがガラスにぶつかるシーン(この映画で一番笑えるシーンかも。ユン・ピョウがマジメな顔して笑いを取ってくれます)。さらにエンディングの「NGシーン」でもNGを出したユン・ピョウにジャッキーが「長回しでトチるなよ!」。笑い、アクション、フレッシュな若手を楽しめる映画です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『THE MYTH 神話』「中国・秦の時代の愛が現代に蘇る」

ジャッキーが「秦の時代の将軍」「現代の考古学者」の二役を演じる。古代の合戦、インドでのアクション、洞窟での戦い、姫の涙に注目です。

1.ストーリー

中国・秦の時代の愛が現代に蘇る。

2.キャスト&見所

現在と秦の時代が舞台の壮大な歴史物映画。主役は二人。ジャッキー・チェン&キム・ヒソン。ジャッキーは二役を演じます。現代に生きる香港の考古学者「ジャック」。秦の始皇帝の時代の近衛将軍「モンイー」。ジャックは「無重力の研究」のため友人ウィリアム(レオン・カーフェイ)と南インドのデカン高原へ。モンイーは秦の始皇帝の妃になるユシュウ姫(キム・ヒソン)護衛する役どころ。ジャック&モンイーのそれぞれの戦い、姫の美しさに注目。「インディー・ジョーンズ」もそうでしたが「考古学者」というのは早い話が「遺跡泥棒」。勝手にいろんなものを持ち出したり、「聖なる土地」を荒らしたり壊したり。そのため、ジャックとウィリアムはインドで現地の人たちに追われたりします(悪い奴ら)。しかし、ストーリー上の悪役は「グー教授(スン・チョウ)」。ジャックとモメた過去。ウィリアムをそそのかして何やら企んでいる。キャラとしては「ユシュウ姫」役のキム・ヒソンがやっぱり魅力的(モデルから女優に。映画、ドラマで出演多数)。他にも、姫を連れ戻そうとする姫の元婚約者、負傷したジャックを助けるインドの女性。いずれもその後の物語の進行に重要な役割を果たすキャラ。「インドの(怪しい)聖人」にも注目。アクションシーンは気合いが入ったもの。ジャックが現代で戦うシーン、モンイーの古代の合戦が見せ場。インドで「宙に浮かぶ剣」と「隕石」をヘタにいじって現地の人たちに追われるジャック。「ネズミ捕り」製造工場でユーモラスな戦いを展開。そして最後の洞窟での戦い。モンイーは姫の元婚約者と一騎打ち。そして皇帝を救うため出陣し孤軍奮闘するシーン(馬、刀、弓を使った壮絶な合戦)。現代のシーンはややコミカル。モンイーの戦いはスケールが大きいシリアスなもの。

3.感想

「生まれ変わり」がテーマの感動の名作。愛する人を永遠に待ち続ける姫。その愛は成就するのか? 「秦の時代」と「現代」が交互に表現されています。香港の考古学者ジャックが秦の時代の夢を見ます。その「不思議な夢」は自分の前世なのかも、とジャックは考えます。そしてインドで追われたことによって様々なことが明らかに・・・。「過去と現代のつながり」を描いた映画。「生まれ変わり」などというものは本当にあるのでしょうか? 「モンイー」と「ジャック」は同じ人物なのでしょうか? モンイーを愛し、待ち続けるユシュウはそうは思わないようです。愛する人が迎えに来ないのを百も承知でこれからも待ち続けるユシュウが悲しい。迫力ある古代の合戦シーン、インドでのジャックと警官のコミカルな戦い、モンイーを待ち続けるユシュウの涙が見所の名作です。

(YouTube)「予告編」

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2020年10月27日火曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『香港国際警察 NEW POLICE STORY』「悪辣すぎる犯罪者」

ジャッキーが「真っ白な灰」になる刑事モノ映画。警察を強く憎む若者五人組、警察の捜査に協力する謎の青年。暴走バスにも注目です。

1.ストーリー

香港警察の警部と若手警官が警察を強く憎む五人組を追う。

2.キャスト&見所

チャン警部(ジャッキー・チェン)&「巡査1667番」シウホン(ニコラス・ツェー)。かつては自信と意欲にあふれる刑事だったチャン。部下を謎の「五人組」に殺されたショックですっかり「飲んだくれ」に。そんなチャンを励ますシウホン。協力して、あの「五人組」を追う。悪役の「五人組」。警官を遊びのように始末する実に残忍な連中。その正体、犯罪を犯すようになった原因にも注目。「五人組」のリーダーを演じるダニエル・ウーは『ゴージャス』『新宿インシデント』でもジャッキーと共演。「若手」が目立つキャスティング。ニコラス・ツェーはパトリック・ツェー(『少林サッカー』で有名なベテラン)の息子。歌手でもあり、映画やドラマに出演多数。出番は短いが婦人警官「ササ」役のシャーリーン・チョイ(ジリアン・チョンとアイドルユニット「ツインズ(Twins)」を結成。多数の映画出演)。チャンを励ます婚約者「ホーイー」を演じるのはチャーリー・ヤン(ニコラス・ケイジ『バンコック・デンジャラス』ほか)。香港警察の刑事を演じるユー・ロングァンは『ベスト・キッド』(1984年の『ベスト・キッド』のリメイク)でジャッキーと共演(ライバル道場の師範役)。シリアスな内容の映画ですが、それでもやっぱりこれは「ジャッキー映画」。暴走バスが街を破壊するシーン、ホーイーの体に仕掛けられた爆弾をチャンが解除しようとするシーン、(ラストの)五人組との決着戦(「LEGO」の宣伝アリ)がジャッキーらしい見せ場。楽しいシーンがあまりない作品ですが、ササとシウホンが「出前一丁」を食べるシーンはちょっと気になる(「出前一丁」って香港でも売れてる?)。

3.感想

なかなか陰惨な内容の映画。チャン警部が目の前で部下の警官が次々に殺害されるのを目撃。その残忍さに呆然として「飲んだくれ」になってしまう。婚約者ホーイー、「巡査1667番」シウホンに励まされ、気合いを入れ直し、警官殺害事件の犯人である「五人組」を追う。「香港映画」は楽しいものが多く、悪役もどこかユーモラスだったりしますが、この作品の犯罪者たちはかなり感じ悪い。そういう点ではあまりオススメしたくない作品。しかしながら、キャスティングが充実していることと、ジャッキー映画らしいアクションシーンが観れますのでそちらの方に注目してもらえればよいのではないかと。ジャッキーのシリアスな警察モノ作品が見たい人はどうぞ。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『80デイズ』「世界一周旅行を妨害する人たち」

ジャッキーが世界一周旅行。追っ手と戦うシーン、「黄飛鴻」(サモ・ハン)、ヘンな王子(シュワルツェネッガー)、歴史上の人物に注目です。

1.ストーリー

イギリスの発明家、中国人の助手、女性の三人が世界一周の旅に出る。

2.キャスト&見所

とっても楽しいアドベンチャー映画。ストーリー上の主役はスティーヴ・クーガン演じるイギリスの発明家「フィリアス・フォッグ」。科学大臣ケルヴィン卿と「80日で世界一周できるかどうか?」という賭けをする役どころ。しかしながらこれはジャッキーのアクションを見せる映画。ジャッキーは警官に追われている謎の中国人「ラウ」の役。フランス人のフリをして、フォッグの助手になります(このやりとりも楽しい)。フォッグと世界一周の旅に出るラウ。次から次へとハプニング。楽しい映画で基本的に悪役もそんなにワルではありません。フォッグと相性が悪いケルヴィン卿。「80日で世界一周できたら科学大臣の地位を譲る」という賭けをフォッグとしてしまったため、フォッグの旅を妨害しようとします(うまくいくかな?)。ラウの村を襲う盗賊団、旅を妨害する女将軍などの悪役がアクションシーンを盛り上げます。愉快なキャラが他にもいっぱい。イスタンブールのハピ王子(アーノルド・シュワルツェネッガー:ヘンな髪型。アンドレ・ザ・ジャイアントみたい)、歴史上の有名人(ライト兄弟(オーウェン・ウィルソン、ルーク・ウィルソン)、ヴィクトリア女王、ほか)ら。彼らと「フォッグの旅」との関わりに注目。アクションシーンはジャッキーが担当。「ジャッキー映画」おなじみの「アクション+コメディな演出」。ラウが画廊で戦うシーン、「十虎(黄飛鴻(サモ・ハン・キンポー)率いるカンフーの達人たち)vs. 盗賊団」、ニューヨークで女将軍がラウを襲撃するシーンがオススメ。笑いのシーンも充実。ハピ王子が出てくるシーンはツッコミどころがいっぱい。ラウがフォッグの助手になるシーン、フォッグの変な発明品の実験台にされるシーン、フォッグの旅を妨害しようとする男がトチるシーンなどが楽しい。

3.感想

面白いシーンが次から次へと出てくる「サービス精神」にあふれた映画。ジャッキー&サモ・ハンの共演シーンもあります。ジャッキーの役は、警官に追われる「ラウ」。追われている理由も重要。発明家フォッグはちょいと抜けた男。優秀ですが、必ずミスをしてしまう残念な人。そんな二人の旅。行く先々でいろんな連中に旅を妨害されてしまい、それが「笑い」と「アクション」につながっていきます。アクション、個性的なおもしろキャラ、笑いを楽しみたい人にオススメの傑作。科学大臣にバカにされたフォッグ。彼は80日で世界一周できるのか?

(YouTube)「予告編」

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2020年10月26日月曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『メダリオン』「不死身になれる不思議なメダル」

不思議な「メダリオン」を悪党が狙う。クレア・フォーラニ、ジョン・リス=デイヴィス登場。カッコよく戦う女優クリスティ・チョンにも注目です。

1.ストーリー

「不思議なパワーを持つメダリオン」で香港警察の警部が邪悪な組織と対決。

2.キャスト&見所

主役はジャッキー・チェン、ではなくて「メダリオン」。不思議なパワーを持つメダルで、何と人間を生き返らせることができ、生き返った人間は不死身になるという。「メダリオン」を手に入れようとする悪党と戦うヤン警部(ジャッキー・チェン)。コミカルなシーンも入れながら、敵を追い詰める。悪役は「メダリオン」で不死身になる野望を持つ「蛇頭(ジュリアン・サンズ)」(「蛇頭」と言っても「中国人を密航させる組織」とは違う)。ラストは「蛇頭」とヤン警部の決着戦。なかなかのメンバーがそろった映画。ヤン警部の恋人「ニコル」役でクレア・フォーラニ(『ポリスアカデミー777 モスクワ大作戦!!』『ザ・ロック』で有名な美人さん)。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』『007 リビング・デイライツ』のジョン・リス=デイヴィスがインターポール支部長の役。魅力的なのがインターポール捜査員ワトソンの妻シャーロット(クリスティ・チョン)。勇ましくてカッコいい女。戦うシーンに注目。アクションは主にジャッキーが担当。香港ハーバーでの銃撃戦、ヤン警部が町中を走って蛇頭の手下を追跡するシーン、蛇頭の殺し屋がワトソンの家を襲撃するシーン、城塞での最後の決着戦(ヤン vs. 蛇頭)がオススメ。CGを使ったシーンもあります。笑いのシーンもジャッキー。生き返ったヤン警部が(自分の状況に)戸惑うシーン、ヤンが高い所から落ちるシーン(大丈夫?)、ほか。ニコルが「ヤンの死」を悲しむシーンも笑いどころ。

3.感想

『タキシード』と似たようなコンセプトの作品。『タキシード』は「何でもできるスーパー・タキシード」で敵と戦う内容。『メダリオン』は「メダリオン」で死者が復活してパワーアップする、というもの。「メダリオン」をめぐる「蛇頭」とヤン警部の攻防に注目。「誘拐」や「死」がテーマで、ストーリーはややシリアス。そこで「お笑い担当キャラ」としてインターポール捜査員「ワトソン」が登場。このワトソンが実にウザい(個人的には好きじゃない)。オーバーアクション、わざとらしさで「ウザさ120%」。ワトソンの妻シャーロットはカッコいいのに。ウザいキャラには困りますが、ジャッキーのアクション、笑いの演出、CG、戦う女優さんに注目の作品です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『タキシード』「何でもできる不思議な洋服 vs. 悪徳実業家」

スパイ代理が「水ビジネスの陰謀」を暴く。不思議なタキシード&戦い、歌うジャッキー、特別出演のジェームス・ブラウンに注目です。

1.ストーリー

中国人タクシードライバーが国際的な水ビジネスの陰謀を暴く。

2.キャスト&見所

主役はジャッキー・チェン、ではなくて「不思議なタキシード」。いろんな「モード」があり、コレを着るだけで敵と戦ったり、上手にダンスできたりする実に便利なスグレ物。ジャッキー演じるタクシードライバーの「ジミー」。ドライビングテクニックを買われ、スパイ組織「CSA」のエージェント、デブリンの運転手に。ところがスケボー爆弾(『ダーティハリー5』のラジコン爆弾みたいなもの)でデブリンが負傷。デブリンの代理を務めることに。腕時計で操作する「タキシード」を着用して、「水を支配しようとする悪徳企業」と対決。悪役はとんでもないバクテリアを使って水を汚染させることによって「水ビジネス」を独占しようとする企業。悪徳社長バニングとその手下がバカな計画を実行しようとする(水を汚染させたら自分も被害を受けるのに)。キャラ紹介。『007』の「ジェームズ・ボンド」ばりにダンディなCSAエージェント「デブリン」。CSAから実力を評価されたいと妙に頑張るエージェント「デル・ブレイン(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)」。個人的にはチョイ役のジェームス・ブラウンが面白かった。本編にはちょっとしか出てませんが、「ジャッキー映画」恒例の「NGシーン」にも登場。アクションシーンはいつものジャッキーアクションに「タキシード」をプラス。CGを使って実際には不可能なことを見せる演出。普通のカンフーアクションに飽きてしまったファンには「タキシード」で戦うジャッキーに新鮮さを感じるかも。壁を垂直に降りたり、水面を歩くことができたり。ただし、うまく使いこなせなかったりすると大変なトラブルになります(部屋がメチャクチャになったり、敵に奪われたり)。笑いのシーンでは、ジミー「僕はブルース・リーじゃない」のセリフ、ジミーが公園でヘンな合言葉のせいでトラブルになるシーン、タキシードが作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうシーンがオススメ。

3.感想

この映画はあまり人気がありません。やはり「ジャッキー・チェン」と言えば「体を張ったアクション」。CGで戦いを見せるのは彼らしくない、ということなんでしょうね。しかしながら、見せ場・ツッコミどころがたくさん。ジャッキーが「タキシード」でパワーアップ。「タキシード」には「破壊モード」「ダンス・モード」などがあって、着るだけで何でもできます。タキシードがヘンに作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうハプニング。ジャッキー演じるジミーがブラウンの代わりに「ソウルのラストエンペラー」としてステージで熱唱(このシーンがこの映画で一番面白いかもしれない)。ジェニファー・ラブ・ヒューイット演じる「デル・ブレイン」はカッコつけてるけどドジなキャラ(意味不明な行動があったりする)。「タキシード」が主役のコメディタッチな内容。アクション、笑い、CGを楽しみたい方にオススメします。

(YouTube)「予告編」

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2020年10月25日日曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『アクシデンタル・スパイ』「謎のスパイと謎の賭けをする男」

危険物質をめぐる国際的な争い。孤独な男が「父の残した謎」に挑戦。トルコ商店街での乱闘、ビビアン・スーに注目です。

1.ストーリー

身寄りのない孤独な男が「父の残した謎」を解こうとする。

2.キャスト&見所

ジャッキーの役は「ユエン」。1958年生まれで孤児院出身、という少し寂しい過去がある男。スポーツ用品店で接客をトチって失業。デパートで武装強盗を倒し、テレビや新聞で報道されてちょっとしたヒーローに。そんなユエンに私立探偵のマニー(エリック・ツァン)が声をかける。ある男(末期ガンの韓国人スパイ)と「ゲーム」をすることになったユエン。それをキッカケに次々に敵が襲撃。なぜ襲われるのかわからないユエン。そして黒幕ゼン(ウー・シンクオ)が登場。銃や麻薬の密売、誘拐などを商売にする男。最後はユエンが逃走するゼンを追跡する。サスペンスな内容。注目キャラはユエンに接近する謎の女「ヨン」(ビビアン・スー。日本のバラエティ番組でおなじみ)。マニーもヨンも何やらワケありのキャラ。彼らの狙いは? ユエンが襲撃されるシーンがアクション的な見せ場。ユエンがデパートで武装強盗と戦うシーン、国防省の病院でユエンが三人の殺し屋と戦うシーン、カーチェイス、タクシー軍団と乱闘、風呂場・商店街での戦い(コミカル)、ユエンがゼンを追跡するシーンがオススメ。

3.感想

シリアスなスパイ映画。「謎解き」の雰囲気を楽しむ内容(『WHO AM I?』もそんな感じだった)。「ユエン」という孤児院出身の男が末期ガンの韓国人スパイ「パク」とある「ゲーム」をする。「謎の言葉」と「遺品」をユエンに残して世を去るパク。その謎を追って、ユエンはトルコへ向かう。そして、不可解な出来事が次々と。「(それは)なぜなのだろう?」と考えながら見なければいけないサスペンスな映画。ネタバレを避けるためあまり内容について説明できません。エリック・ツァン、ビビアン・スーの役どころ、アクション、「謎」に注目の映画。エンディングはいつもの「NGシーン(風呂場でスベるジャッキーさん)」。真相が分からないまま話が進んだりしますので、登場人物をメモりながら見るといいかも。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『シャンハイナイト』「王位を狙う卑劣な連中」

ジャッキー&オーウェン・ウィルソンが英国で戦うパート2。ドニー・イェン、女優ファン・ウォンのカンフー、蝋人形館での戦いに注目です。

1.ストーリー

中国人保安官とアメリカ人が英国の王位継承にからむ陰謀を阻止しようとする。

2.キャスト&見所

『ラッシュアワー』シリーズのような感じで製作された「二大スター共演」の続編。おなじみウェン(ジャッキー・チェン)&ロイ(オーウェン・ウィルソン)の活躍が楽しい映画。前作ではアメリカで中国の姫を救出した二人。ウェンは中国には帰らず、ネバダ州カーソンシティで保安官を務める。そこへ父の訃報。敵を追ってロンドンへ。なぜかロイが関係ないのに付いていく。二人が怪しい陰謀を企てる悪党と戦うシーンがコミカル&迫力。悪役は英国の王位を狙うラスボーン卿(エイダン・ギレン)。王位継承者10位であり、女王のいとこでもある彼は王位に就くのに邪魔になるライバルを抹殺する計画。それに協力するのは中国皇帝の腹違いの弟ウー・チャン(ドニー・イェン)。共にウェンにとっては絶対に許せない敵だ。多くのキャラで楽しませてくれる映画。オススメしたいキャラは、ウェンの妹リン(ファン・ウォン)。兄貴よりも先にロンドンに乗り込んで父の仇を討とうとする勇ましい女。美女好きのロイが思わず一目惚れしたほどの「いい女」。彼女の活躍に注目。アクションシーンはジャッキー、ファン・ウォン、ドニー・イェンらが担当。ウェン&ロイがロンドンの市場でチンピラたちと乱闘するシーン(傘を使ったアクション)、「女王即位50周年の宴」に潜り込んだウェンとロイが隠し部屋で番人たちと戦うシーン(壺を使ったアクションなどのユーモラスなシーン)、燃える厩舎から脱出するシーン、「リン vs. 謎の男(「切り裂きなんとか」?)」、縛られて逆さ吊りになったウェンとロイが脱出するシーン、蝋人形館での戦い、「女王即位50周年イベント」での戦いなど盛りだくさん。演出にも注目。「スリの子供」「推理好きの警官」「切り裂きなんとか」などの有名キャラクターが登場。彼らがストーリーにどう関わってくるのか? 隠し部屋・蝋人形館での戦いといったアクションシーンにもジャッキー映画らしいコミカルな演出が入っているため「楽しいアクション」になっています。

3.感想

パート2。前作はお調子者のアメリカ人とシリアスな中国人のギャップで笑いが起こるバディムービーでしたが、今作はそれに格闘シーン、ド派手なシーン、愉快な演出がパワーアップして加わりました。舞台は1887年。中国の紫禁城から義和団と組む英国人ラスボーンに「皇帝の龍玉」を奪われ、ウェンの父が殺されるショッキングなシーンからスタート。ウェンの妹リン、次いでウェン&ロイが英国入り。どんな戦いになるか? 共に「権力の座」につこうとするラスボーンとウー・チャンが密約。「皇帝の龍玉」を使って皇帝になろうとしているウー。どんな手段でラスボーンとウーは権力を奪取するつもりなのか? カンフー使いが三人。ジャッキー、ファン・ウォン、そしてドニー・イェン。ジャッキーのユーモラスなコスプレ&コミカルカンフー、ファン・ウォンのカッコいいカンフー、ドニー・イェンの迫力に注目の傑作です。

(YouTube)「予告編」

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2020年10月24日土曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『シャンハイ・ヌーン』「中国の近衛兵がネバダ州に乗り込む」

ジャッキー&オーウェン・ウィルソンの西部劇&コメディ。お調子者のアメリカ人とマジメな中国人のギャップ、格闘&笑いに注目です。

1.ストーリー

騙されてアメリカに連れ去られた中国の姫を近衛兵と風来坊が救出しようとする。

2.キャスト&見所

二大スターの映画。舞台は1881年。ジャッキー演じる近衛兵「ウェン」。ペペ姫(ルーシー・リュー)に密かに憧れるが、身分が違いすぎるため声を掛けることすらできない。ヘンな皇子との結婚を嫌ってペペ姫がアメリカに逃亡。しかし捕らえられて、中国は身代金を要求されてしまう。救出に向かうウェンだが、途中で強盗団に出くわす。オーウェン・ウィルソン演じる「ロイ」はその強盗団の一味。ウェンが本来なら敵のロイと協力していくようになっていく過程が見せ場。悪役は、姫を捕らえて中国に身代金を要求するロー・ファン(ロジャー・ユーアン)。ローに協力する悪徳保安官ネーサン(ザンダー・バークレー)。ロイと仲間割れする強盗団。いずれも卑劣な連中。ジャッキー&オーウェンの活躍を楽しむ映画ですが、彼らに匹敵する魅力的なキャラが。ネイティブアメリカン酋長の娘。凶暴なクロー族と戦ったウェンを酋長が高く評価。娘の婿になってくれ、と申し入れ。その後、彼女はピンチに陥ったウェンを助けたり、フォローしたり。かわいくてカッコいい美人さん。アクションはジャッキー映画らしいコミカルな演出が入った楽しいもの。列車強盗とウェンの攻防、ウェンが凶暴なクロー族と戦うシーン(投げた手斧をキャッチされるウェン。『プロジェクトA2 史上最大の標的』でもあった演出)、酒場でのケンカ、(最後の)教会での決着戦がオススメ。笑いのシーンも充実。砂漠に埋められたロイ(箸で脱出できる?)、牢屋でのウェンとロイ(脱走しようとするシーン)、おたずね者になってしまった二人(ロイは500ドル、上海キッドは1000ドルの懸賞金)がオススメ。マジメなウェンとテキトー野郎なロイの対比が楽しい。

3.感想

ストーリーは少し(かなり?)荒唐無稽。楽しいシーンとアクションを観る映画。ルーシー・リューが「姫」の役(あんまり「姫」って感じの人じゃないような気がする)。「近衛兵ウェン」役でジャッキー・チェンがアクションシーンで活躍。オーウェン・ウィルソンの「ロイ」はお調子者。この男がトチったり、あせったりするシーンが笑いになっています(本来ならばロイは「叔父を殺した強盗の一人」なのでウェンの敵なのですが、あくどい男ではないのでウェンと行動を共にする)。ウェンをフォローする酋長の娘は実にステキなキャラ(続編に出てこなかったのが非常に残念)。「叔父の死」という悲しいシーンもありますが、見所がたくさん。面白いシーンをそのまま楽しむ娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ゴージャス』「カネ持ち実業家が台湾の少女と純愛」

ジャッキーとスー・チーの恋愛映画。実業家&少女、女性に触られるのを嫌がる男、幼なじみ、無敵の格闘家、犬に引きずられる警官に注目。

1.ストーリー

台湾の少女が香港の実業家に恋をする。

2.キャスト&見所

主役はジャッキー・チェン、ではなくてスー・チー。台湾の少女「プウ」を演じる(「プウ」とは妙な名前。台湾ではよくある名前?)。ロマンチックな恋愛をしたいプウ。幼なじみのロンギー(リッチー・レン)からプロポーズされてもその気になれない。その後、「君を待っている 香港 アルバート」という手紙が入った瓶を海で拾う。プウは「香港のアルバート」を訪ねる。そして、実業家チェン(ジャッキー・チェン)と偶然出会って好きになったが、二人には多くの違いが・・・。キャラが楽しい映画。チェンとは子供の頃からのライバル「ロウ」(エミール・チョウ)。突然訪ねてきたプウを仕方なしに保護するアルバート(トニー・レオン)。ロウの4人の子分、無敵のライト級チャンピオン「アラン」、プウの両親、など。少女の恋愛映画。本来ならアクションシーンは不要ですが、ジャッキー・チェンが出演、となればそういうわけにはいかない。チェンを異常にライバル視するロウが子分にチェンを襲わせたり、アランとチェンを戦わせたり。コミカルなスタントシーン、シリアスな格闘シーンが見られます。笑いの演出では、アルバートが何かをやらかすシーンが特に面白い。他にも、香港にプウを追いかけてきたロンギーがチョウ・ユンファに間違えられたり、警官(チャウ・シンチー)が犬に引きずられたりする珍シーン。ロウとその子分たちはキャラ的には「悪役」ですがそんなに悪い連中ではなく、むしろコミカルなので全体的に楽しい雰囲気の作品になっています。

3.感想

ジャッキーには珍しいラブストーリー。個性的なキャラがコミカルなラブコメ。ジャッキーは香港のリサイクル会社社長「チェン」の役。成功したビジネスマンで豪邸に住んでいます。「素敵な出会い」に憧れる台湾の少女プウがチェンと偶然出会います。年の差、経済格差が大きい二人。彼女の純粋な恋の行方は? ファンタジーな演出&音楽、笑いのシーン、ジャッキーのアクションが楽しめる素敵な名作です。

(YouTube)「予告編」

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2020年10月17日土曜日

「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ラッシュアワー3』「真田広之と工藤夕貴が悪役で登場」

刑事がフランスで中国人秘密結社と対決。ジャッキーのアクション、タッカーのトーク。キレイになったスーヤン、デカい中国人にも注目です。

1.ストーリー

香港警察の警部補とロサンゼルス市警の警官が中国人秘密結社を追う。

2.キャスト&見所

三部作のラスト。ロサンゼルスで香港警察のリー警部(ジャッキー・チェン)がハン大使(ツィ・マー)を警護。大使は国際刑事法廷で中国人秘密結社「トライアッド」に関する重要な発表をする予定。その頃、ロス市警のジェームズ・カーター(クリス・タッカー)は制服姿で交通整理(刑事だったのに警官に格下げ。何かやらかしたらしい。イラン人とトラブルになったのが原因?)。ハン大使を「トライアッド」のケンジ(真田広之)が狙撃。リー&カーターはケンジを追う。今回の悪役は「トライアッド」のケンジ(真田広之)、女殺し屋ジャスミン(工藤夕貴)(日本人が中国人秘密結社で暗躍する時代)。リーとケンジの関係、対決が見せ場。一作目の「スーヤン(ハン大使の娘:チャン・ジンチュー)」が美人になって登場。しかもカンフーを使う勇ましさ(カッコいい)。他にも、チャイナタウンのカンフー道場のシーンに出てくるデカい中国人&長いヒゲの師匠、アメリカ嫌いのフランス人タクシードライバーなども注目したいキャラ。ハン大使役のツィ・マーは一作目と同じ役どころ。アクションシーンでは、リーがハン大使を狙撃したケンジを追うシーン、フランス語を話す殺し屋が病院で大使とスーヤンを襲撃するシーン(スーヤンがカンフーで戦う)、カーチェイス、パリでの決着戦「リー&カーター vs. ケンジ&ジャスミン」がオススメ。「笑い」はちょっと微妙(正直、それほど面白いとは思わなかったシーンも)。一番面白かったのは、カーターがシャンゼリゼ劇場でオネェのフリして楽屋に潜入するシーン(パート2にもオネェキャラが出てましたが、ファッション関係ってそういう人が多いんでしょうか?)。デカい中国人(スン・ミンミン:中国のバスケットボール選手。身長236cm)とリー&カーターのやりとり(道場のシーン)、パリの保安局の男がリー&カーターを「検査」する珍シーン、アメリカ嫌いのタクシードライバーにカーターがアメリカ国歌を聴かせるシーンなど。

3.感想

今回の悪役は日本人。真田広之と工藤夕貴。悪役ということもあって、彼らが登場するシーンは暗い(しかも結局は「やられ役」。残念ですが、仕方がない)。また、カーターは「ハン大使狙撃事件」に直接は関係ないんですけども、リーに協力することになります(強引なストーリー展開)。大使の娘スーヤンも狙われます(トライアッドの秘密を探ろうとする者、知っているかもしれない者は殺し屋が歓迎するルール)。最後はパリでリー&カーターが「トライアッド」と決着戦。おもしろキャラ、シリアスなキャラ、大物俳優(見てのお楽しみ)、アクション、小ネタ、ラストの「落下シーン」、ジャッキーの日本語(よく聞き取れない。私だけ?)、ジャスミンが使う個性的な武器など見所を詰め込んだ盛りだくさんの内容です。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」ジャッキー・チェン『ラッシュアワー2』「スゴイ顔でリー&カーターを襲う女」

怪しい連中による偽札事件。ジャッキーのアクション、タッカーのトーク、ジョン・ローンの貫禄、チャン・ツィイーのキレっぷりに注目です。

1.ストーリー

香港警察の警部補とロサンゼルス市警の刑事が偽札事件を捜査する。

2.キャスト&見所

前作はロサンゼルスが舞台。今回は香港&ラスベガス。休暇で香港にやってきたロス市警の刑事カーター(クリス・タッカー)。香港のアメリカ領事館で爆破事件が起こり、香港警察の警部補リー(ジャッキー・チェン)とカーターが前作と同様、独自に捜査を行うことに。しゃべくりなカーター。言葉が通じない香港で活躍できるかどうか? 悪役は中国犯罪組織のボス「リッキー・タン(ジョン・ローン)」。タンの手下である残忍な女殺し屋「フー・リ(チャン・ツィイー)」。タンと組んで偽札を洗濯しようとする男「スティーブン・レイン(アラン・キング)」。チャン・ツィイーは『初恋のきた道』での清純なイメージとは正反対の役。スゴイ顔でリー&カーターを襲うシーンが迫力。その他キャラは、シークレットサービスのエラそうな男(ハリス・ユーリン:アル・パチーノ『スカーフェイス』では汚職刑事を演じた)、警視役のケネス・ツァン(『男たちの挽歌』『ポリス・ストーリー3』『007 ダイ・アナザー・デイ』ほか)。一押しがドン・チードル演じる「怪しいバクチ屋」。偽札の情報が欲しいリー&カーターが彼を訪ねるシーンが面白い。アクションシーンでは、リーが犯罪組織のメンバーを追って竹で組まれた足場で戦うシーン、(ラストの)カジノでの戦いがオススメ。いずれもチャン・ツィイーが凶暴さを見せるシーン(女って怒ったらスゴイ顔をするんですね)。アクションを担当するジャッキーですが、ハプニング的なシーンで観客を笑わせてくれます(カジノの金庫室に潜入したら目の前に防犯カメラが、など)。「よーしゃべる男」カーターは英語が通じる相手にはペラペラと軽いノリですが、言葉が通じない香港では苦戦。コメディなシーンとしては、カーターが中国語で現地の人に話しかけるシーン(通じるかな?)、犯罪者が集うクラブやマッサージ店でのいざこざ(恥ずかしい目に遭うリー&カーター)、モグリのバクチ屋で情報収集、シリーズ定番の落下シーン、エンディングのNGシーンなどが楽しい。

3.感想

タッカーが香港で笑いを取れるかどうか、が試された作品。前作でやったネタをジャッキーとタッカーが逆の立場になってやったり、定番化したような演出も。キャラと笑いに注目の映画。ジャッキー&タッカーの掛け合いの面白さは前作でおなじみ。ジョン・ローンの大物ぶりがなかなかカッコいい。チャン・ツィイーは引くほど凶暴。ドン・チードルは怪しさ200%。主人公が活躍する映画のため、シークレットサービスや警察幹部はあまり役に立たない(「アクション映画あるある」)。面白いシーン、迫力のあるシーンを見つけて楽しむ映画です。

(予告編:YouTube)

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