「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキーが「秦の時代の将軍」「現代の考古学者」の二役を演じる。古代の合戦、インドでのアクション、洞窟での戦い、姫の涙に注目です。
1.ストーリー
中国・秦の時代の愛が現代に蘇る。
2.キャスト&見所
現在と秦の時代が舞台の壮大な歴史物映画。主役は二人。ジャッキー・チェン&キム・ヒソン。ジャッキーは二役を演じます。現代に生きる香港の考古学者「ジャック」。秦の始皇帝の時代の近衛将軍「モンイー」。ジャックは「無重力の研究」のため友人ウィリアム(レオン・カーフェイ)と南インドのデカン高原へ。モンイーは秦の始皇帝の妃になるユシュウ姫(キム・ヒソン)護衛する役どころ。ジャック&モンイーのそれぞれの戦い、姫の美しさに注目。「インディー・ジョーンズ」もそうでしたが「考古学者」というのは早い話が「遺跡泥棒」。勝手にいろんなものを持ち出したり、「聖なる土地」を荒らしたり壊したり。そのため、ジャックとウィリアムはインドで現地の人たちに追われたりします(悪い奴ら)。しかし、ストーリー上の悪役は「グー教授(スン・チョウ)」。ジャックとモメた過去。ウィリアムをそそのかして何やら企んでいる。キャラとしては「ユシュウ姫」役のキム・ヒソンがやっぱり魅力的(モデルから女優に。映画、ドラマで出演多数)。他にも、姫を連れ戻そうとする姫の元婚約者、負傷したジャックを助けるインドの女性。いずれもその後の物語の進行に重要な役割を果たすキャラ。「インドの(怪しい)聖人」にも注目。アクションシーンは気合いが入ったもの。ジャックが現代で戦うシーン、モンイーの古代の合戦が見せ場。インドで「宙に浮かぶ剣」と「隕石」をヘタにいじって現地の人たちに追われるジャック。「ネズミ捕り」製造工場でユーモラスな戦いを展開。そして最後の洞窟での戦い。モンイーは姫の元婚約者と一騎打ち。そして皇帝を救うため出陣し孤軍奮闘するシーン(馬、刀、弓を使った壮絶な合戦)。現代のシーンはややコミカル。モンイーの戦いはスケールが大きいシリアスなもの。
3.感想
「生まれ変わり」がテーマの感動の名作。愛する人を永遠に待ち続ける姫。その愛は成就するのか? 「秦の時代」と「現代」が交互に表現されています。香港の考古学者ジャックが秦の時代の夢を見ます。その「不思議な夢」は自分の前世なのかも、とジャックは考えます。そしてインドで追われたことによって様々なことが明らかに・・・。「過去と現代のつながり」を描いた映画。「生まれ変わり」などというものは本当にあるのでしょうか? 「モンイー」と「ジャック」は同じ人物なのでしょうか? モンイーを愛し、待ち続けるユシュウはそうは思わないようです。愛する人が迎えに来ないのを百も承知でこれからも待ち続けるユシュウが悲しい。迫力ある古代の合戦シーン、インドでのジャックと警官のコミカルな戦い、モンイーを待ち続けるユシュウの涙が見所の名作です。
(YouTube)「予告編」
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