2020年10月17日土曜日

ジャッキー・チェン『ラッシュアワー2』「スゴイ顔でリー&カーターを襲う女」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」怪しい連中による偽札事件。ジャッキーのアクション、タッカーのトーク、ジョン・ローンの貫禄、チャン・ツィイーのキレっぷりに注目です。

1.ストーリー

香港警察の警部補とロサンゼルス市警の刑事が偽札事件を捜査する。

2.キャスト&見所

前作はロサンゼルスが舞台。今回は香港&ラスベガス。休暇で香港にやってきたロス市警の刑事カーター(クリス・タッカー)。香港のアメリカ領事館で爆破事件が起こり、香港警察の警部補リー(ジャッキー・チェン)とカーターが前作と同様、独自に捜査を行うことに。しゃべくりなカーター。言葉が通じない香港で活躍できるかどうか? 悪役は中国犯罪組織のボス「リッキー・タン(ジョン・ローン)」。タンの手下である残忍な女殺し屋「フー・リ(チャン・ツィイー)」。タンと組んで偽札を洗濯しようとする男「スティーブン・レイン(アラン・キング)」。チャン・ツィイーは『初恋のきた道』での清純なイメージとは正反対の役。スゴイ顔でリー&カーターを襲うシーンが迫力。その他キャラは、シークレットサービスのエラそうな男(ハリス・ユーリン:アル・パチーノ『スカーフェイス』では汚職刑事を演じた)、警視役のケネス・ツァン(『男たちの挽歌』『ポリス・ストーリー3』『007 ダイ・アナザー・デイ』ほか)。一押しがドン・チードル演じる「怪しいバクチ屋」。偽札の情報が欲しいリー&カーターが彼を訪ねるシーンが面白い。アクションシーンでは、リーが犯罪組織のメンバーを追って竹で組まれた足場で戦うシーン、(ラストの)カジノでの戦いがオススメ。いずれもチャン・ツィイーが凶暴さを見せるシーン(女って怒ったらスゴイ顔をするんですね)。アクションを担当するジャッキーですが、ハプニング的なシーンで観客を笑わせてくれます(カジノの金庫室に潜入したら目の前に防犯カメラが、など)。「よーしゃべる男」カーターは英語が通じる相手にはペラペラと軽いノリですが、言葉が通じない香港では苦戦。コメディなシーンとしては、カーターが中国語で現地の人に話しかけるシーン(通じるかな?)、犯罪者が集うクラブやマッサージ店でのいざこざ(恥ずかしい目に遭うリー&カーター)、モグリのバクチ屋で情報収集、シリーズ定番の落下シーン、エンディングのNGシーンなどが楽しい。

3.感想

タッカーが香港で笑いを取れるかどうか、が試された作品。前作でやったネタをジャッキーとタッカーが逆の立場になってやったり、定番化したような演出も。キャラと笑いに注目の映画。ジャッキー&タッカーの掛け合いの面白さは前作でおなじみ。ジョン・ローンの大物ぶりがなかなかカッコいい。チャン・ツィイーは引くほど凶暴。ドン・チードルは怪しさ200%。主人公が活躍する映画のため、シークレットサービスや警察幹部はあまり役に立たない(「アクション映画あるある」)。面白いシーン、迫力のあるシーンを見つけて楽しむ映画です。

(予告編:YouTube)

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