「金洋ロードショー」警察による海賊退治を描いたアクション映画(1983年公開)。クワン・ホイサンがコミカルに演じた「チー総監」を中心に作品を紹介します。
水上警察&陸上警察が海賊と戦う。
これが正しい敬礼? |
(YouTube)「予告編」
1.クワン・ホイサン
ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハンによる最高傑作『プロジェクトA』。エラそうだけど、ちょっとドジな「陸上警察のチー総監」を演じたクワン・ホイサン。漢字で書くと「關海山」、英語では「Kwan Hoi-San」。出演作多数の大ベテラン。しかしながら、そのほとんどは日本未公開作(私も『プロジェクトA』とその続編、日本未公開カンフー映画で少し見たことがあるだけ)。なかなかの演技派で、「エラそうな態度」「困り顔」を見事に使いこなします。
2.陸上警察
1900年代、イギリス植民地下の香港。海賊対策会議。不満爆発のチー総監(クワン・ホイサン)。「カネばっかりかけて海賊を捕まえることができないじゃないか」と水上警察司令官(ラウ・ハクスン)を非難。そのせいで給料が上がらないのだから怒りも当然。水上警察のリーダー格、ドラゴン(ジャッキー・チェン)もナマイキで気に食わない奴。メガネを壊された礼に「敬礼の仕方教えちゃる」ってな感じでドラゴンにワザとヘンな敬礼をさせてやった。海賊退治に向かうことになった水上警察。その前に酒場で乾杯。イヤミな陸上警察の連中にイラっとした水上警察隊員(タイ・ポー)が「それ、ピーピーピー」と陸上警察をおちょくり、ついに「スパゲティ」をキッカケに水上警察と陸上警察が乱闘。大混乱の中、チー総監が登場。水上警察を罰するいいチャンス。しかし陸上警察隊長のジャガー(ユン・ピョウ)も乱闘に加わっており、うやむやに。ジャガーは総監の甥なのだ。いよいよ海賊退治。5隻の船を使うはずが3隻。2隻は「水漏れ」(イヤな予感)。総監「潜水艦だから見えないのかと思った」とイヤミ炸裂。「ドカン」と船が爆破され、出航延期。そして、どんくさすぎる水上警察が陸上警察の傘下に。甥のジャガーに命じて水上警察をしつける。高級クラブで手配中のチャンを捜すドラゴンとジャガー。店がメチャクチャに。そこへ総監と店のオーナー、チョウが登場。「犯罪者などウチの店にはいない」などとホザく大物チョウに頭が上がらない総監。その後、ドラゴンが店内に潜伏していたチャンをしばき倒して逮捕。悪党を匿っていたことがバレたチョウ。総監にそれをどう説明したのだろう? 海上で総監が警察用ライフルの受け渡し。泥棒フェイ(サモ・ハン)とドラゴンにライフルを奪われる。総監を海に落とそうとするフェイだが、総監「泳げないんだ」と情けない顔(だから陸上警察所属?)。結局、総監に情けをかけ、海に落とす。後日、ライフルをめぐってチョウの手下&海賊メンバーがドラゴンとフェイを追い回す。通りがかった総監がドラゴンに自転車を奪われる。「ピーピーピー」と笛を吹くばかりの総監の部下。総監「追い掛けんかい」ってな感じで怒り心頭。でもドラゴンを捕まえ、手錠をかけた。そしてドラゴンは手錠のまま悪党に追われ時計台へ。その後、英国少将が海賊に捕まる事件。その対策会議。あのチョウが香港総督に会いに来た。高級クラブでの一件によりチョウを怪しむ総監。チョウは何しに来たのだろう?
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