2020年10月26日月曜日

ジャッキー・チェン『タキシード』「何でもできる不思議な洋服 vs. 悪徳実業家」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」スパイ代理が「水ビジネスの陰謀」を暴く。不思議なタキシード&戦い、歌うジャッキー、特別出演のジェームス・ブラウンに注目です。

1.ストーリー

中国人タクシードライバーが国際的な水ビジネスの陰謀を暴く。

2.キャスト&見所

主役はジャッキー・チェン、ではなくて「不思議なタキシード」。いろんな「モード」があり、コレを着るだけで敵と戦ったり、上手にダンスできたりする実に便利なスグレ物。ジャッキー演じるタクシードライバーの「ジミー」。ドライビングテクニックを買われ、スパイ組織「CSA」のエージェント、デブリンの運転手に。ところがスケボー爆弾(『ダーティハリー5』のラジコン爆弾みたいなもの)でデブリンが負傷。デブリンの代理を務めることに。腕時計で操作する「タキシード」を着用して、「水を支配しようとする悪徳企業」と対決。悪役はとんでもないバクテリアを使って水を汚染させることによって「水ビジネス」を独占しようとする企業。悪徳社長バニングとその手下がバカな計画を実行しようとする(水を汚染させたら自分も被害を受けるのに)。キャラ紹介。『007』の「ジェームズ・ボンド」ばりにダンディなCSAエージェント「デブリン」。CSAから実力を評価されたいと妙に頑張るエージェント「デル・ブレイン(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)」。個人的にはチョイ役のジェームス・ブラウンが面白かった。本編にはちょっとしか出てませんが、「ジャッキー映画」恒例の「NGシーン」にも登場。アクションシーンはいつものジャッキーアクションに「タキシード」をプラス。CGを使って実際には不可能なことを見せる演出。普通のカンフーアクションに飽きてしまったファンには「タキシード」で戦うジャッキーに新鮮さを感じるかも。壁を垂直に降りたり、水面を歩くことができたり。ただし、うまく使いこなせなかったりすると大変なトラブルになります(部屋がメチャクチャになったり、敵に奪われたり)。笑いのシーンでは、ジミー「僕はブルース・リーじゃない」のセリフ、ジミーが公園でヘンな合言葉のせいでトラブルになるシーン、タキシードが作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうシーンがオススメ。

3.感想

この映画はあまり人気がありません。やはり「ジャッキー・チェン」と言えば「体を張ったアクション」。CGで戦いを見せるのは彼らしくない、ということなんでしょうね。しかしながら、見せ場・ツッコミどころがたくさん。ジャッキーが「タキシード」でパワーアップ。「タキシード」には「破壊モード」「ダンス・モード」などがあって、着るだけで何でもできます。タキシードがヘンに作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうハプニング。ジャッキー演じるジミーがブラウンの代わりに「ソウルのラストエンペラー」としてステージで熱唱(このシーンがこの映画で一番面白いかもしれない)。ジェニファー・ラブ・ヒューイット演じる「デル・ブレイン」はカッコつけてるけどドジなキャラ(意味不明な行動があったりする)。「タキシード」が主役のコメディタッチな内容。アクション、笑い、CGを楽しみたい方にオススメします。

(YouTube)「予告編」

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