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2023年1月24日火曜日

「純金映画ブログ」カーター・ワン『少林寺への道4』「やたら疑われる青年 vs. 真の黒幕」

少林寺の青年が師匠の命令で寺を混乱させた裏切り者を捜すカンフー映画。裏切り者の正体、かわいい皇女、ツッコミどころに注目。

1.ストーリー

少林寺の青年が謎の黒幕に陥れられ、濡れ衣を晴らすため戦う。

2.キャスト&見所

少林寺で次々に僧たちが殺されていく。犯人もその目的も謎。少林寺の「悔心院」に幽閉されているテンチー師範。弟子ペンフェイ(カーター・ワン)に「少林寺の裏切り者を探り出せ」と命じる。悪役は「少林寺を陥れようとする男」。次々に少林寺の僧や関係者を襲ったうえ、皇帝から寺に贈られた「秘宝の香炉」を奪う。その正体と目的は? 「良いチャンス」とばかりに少林寺を追い込んで潰そうとする皇帝(江南)とその妹である皇女(ロン・ジェンエール)もまた少林寺を陥れる存在。追い込まれて焦った高僧たちが「殺害命令書」を発行。これによりペンフェイは刺客たちに襲われる。高僧の弟子チーラン(許治美)は少林寺の行く末を案じ、ペンフェイをフォロー。アクションが見せ場の映画ですが、個性的な演出がちょいちょい入ります。少林寺から逃走したペンフェイを刺客が襲うシーン(「ペンフェイを油断させる芝居」付き)、食堂でペンフェイが追っ手と戦うシーン(箸で相手を撃退する珍シーンも)、最後の対決(ついに「叛徒(裏切り者)」の正体が明らかに)。ワイヤーでスーパーマンばりにペンフェイが空を飛ぶシーンも珍。真顔で飛ぶ姿は観ているコッチの方が少し恥ずかしいような気が。

3.感想

謎の裏切り者&そいつを操る謎の黒幕。何が目的で少林寺を混乱させているのか? ツッコミどころがいっぱいの映画。何かと疑われるペンフェイ。「遺体のそばにいたから」というたったそれだけの理由で高僧から殺人犯扱いされてしまう。自らの手で無実を証明し、「少林寺の裏切り者」を捜し出さなければならなくなったペンフェイ。次々に襲いかかる刺客を倒しながら、最後に黒幕にたどり着く。しかし、その「オチ(黒幕の正体&事件を起こした理由、最後の決着戦)」にもツッコミどころが(なぜか皇女もペンフェイと一緒に黒幕と戦う、ヘンな馬車ほか)。カンフー映画定番「食堂のシーン」など笑えるシーンもある名作。皇女役のロン・ジェンエール(意地悪だけどカワイイ役どころ)にも注目。最後まで敵の正体が謎のサスペンスなカンフー作です。

(YouTube)「予告編」

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2020年12月19日土曜日

「純金映画ブログ」チャウ・シンチー『カンフーハッスル』「カンフーの達人たち vs. 火雲邪神&斧頭会」

CGカンフー映画。ブルース・リャン、ユン・ワー、チウ・チーリン。ラムネ売りの女の子、アッサリやられるギャングのボスにも注目です。

1.ストーリー

カンフーの達人たちが伝説の「火雲邪神」に戦いを挑む。

2.キャスト&見所

主役はへなちょこチンピラのシン(チャウ・シンチー)。ボロボロにやられても回復する驚異のパワーを持つ男(なぜ回復できるのだろう? 『ドラゴンボール』では「仙豆」を使ったり、「回復マシン」で回復しますが。ボロボロにやられても回復すれば以前よりも強くなる、というのは『ドラゴンボール』と同じ)。この映画の舞台は「暴力が支配する時代」。町を仕切るのは「斧頭会」という荒っぽいギャング。「豚小屋砦(アパート)」に住むカンフーの達人にやられた斧頭会。そのボス(チャン・クォックワン)が助っ人として火雲邪神(ブルース・リャン)をある施設から連れ出す。シンが「正義」「真のパワー」に目覚めて、火雲邪神と一騎打ち。どんな戦いになるか? 「なつかしのスター」が登場する映画。あのブルース・リャンが無敵の「火雲邪神」役。ジャッキー・チェン映画でもおなじみのユン・ワー、チウ・チーリン、フォン・ハックオン。一押しキャラは「ラムネ売りの女の子」役のホアン・シェンイー。シンとは幼なじみの少女役で実にかわいい。主役のシンがへなちょこ。そのため映画の最初の方で活躍するのは、豚小屋砦の大家(ユン・ワー)、カンフーの達人(チウ・チーリン)ら。「豚小屋砦 vs. 斧頭会」「豚小屋砦の大家夫婦 vs. 火雲邪神」。そして「シン vs. 火雲邪神」。CGを使った『ドラゴンボール』なアクションに注目。笑いのシーンとしては、シンのドジっぷり(悪いことをしようとしてもうまくいかない)、豚小屋砦の大家の妻が斧頭会のボスに警告するシーン(ブルース・リー『ドラゴンへの道』のパロディ?)、チウ・チーリンのオネェっぽい雰囲気、斧頭会ボスの最期、タフすぎる火雲邪神などが楽しい。

3.感想

カンフー映画。昔のジャッキー・チェンのようなのではなく、戦いのシーンをCGで見せる内容(CGがメインなので好みが分かれるかも)。キャラクターを楽しむ映画でもあります。個人的に気に入ったのは、ホアン・シェンイー(ピュアなイメージ)。斧頭会のボスも子分をカンフーの達人にやられて怒りに燃えるシーンなど見せ場が多い。「香港の蟹江敬三」フォン・ハックオンは「琴を弾く二人組の殺し屋」の一人(でもサングラスで表情が見えない)。ブルース・リャン演じる「火雲邪神」は強敵を求めて戦う男。頭が薄くて寂しい感じで、しかも体をカエルみたいにふくらませたりするあんまりカッコよくないキャラ(でも強い、というギャグ)。「ブルース・リーの雰囲気」と『ドラゴンボール』をあわせたようなCG映画。リーのモノマネなど見所がたくさんのオススメ作です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」チャウ・シンチー『少林サッカー』「少林拳の達人たち vs. ニセやしきたかじん」

少林拳の達人がサッカーで活躍するコメディ映画。「チーム少林」と「デビルチーム」の決戦。饅頭屋の女、飛龍コンビにも注目です。

1.ストーリー

少林拳の達人たちがサッカーの試合で自信を取り戻そうとする。

2.キャスト&見所

少林拳を世に広めたい青年シン(チャウ・シンチー)。カネが無く、ボロボロな暮らし。でも「少林寺のプライド」は捨ててはいません。凄い脚力のシン。元サッカー選手ファンに勧められて試合に出ることに。まずはチームメイトを揃えなければ・・・。シンの「チーム少林」。メンバーはシンの兄弟子たち。すっかりダメダメになってしまった兄弟子たち。見た目だけではなく、すっかり現実社会の厳しさに参ってしまっている様子。そんな彼らがサッカーの練習試合で相手のラフプレーでボロボロに。突然パワーを取り戻す兄弟子たち。そこから快進撃が始まる。シンと親しくなるムイ(ヴィッキー・チャオ)は饅頭屋で働く女。肌が荒れていて、暗い表情(イジメられるシーンもあるため、楽しめない雰囲気のキャラ)。そんな彼女が突然ヘンなメイクしたり、突然スッキリした顔になったり(ちょっとよくわからない演出)。意外な活躍をするシーンに注目。この映画の悪役はサッカー界の黒幕ハン(パトリック・ツェー)。汚い手段でスター選手だったファンを陥れ、今ではサッカー界を仕切る大物。「デビルチーム」の監督でもある。見た目が「やしきたかじん」なハン。何かと怪しい男で、「チーム少林」との試合でも何やら工作。スタジアムを転げ落ちるシーンにも注目。「笑い」で勝負する映画。「チーム少林」のメンバー(とってもブルース・リーなキーパー、太っちょ、など)、シンたちがハンにバカにされるシーン、細かいギャグが楽しい。サッカーのシーンはCGを使って迫力を出しています(CGが「笑い」になっているシーンも)。

3.感想

昔、ユン・ピョウの『チャンピオン鷹』というサッカー映画がありましたが、それはCGではなく、ユン・ピョウの脚力を生かしたスポーツもの映画でした。この『少林サッカー』はCGで迫力のあるシーンを見せています。「少林拳」「サッカー」「ブルース・リー」「ドラゴンボール」を合わせたような内容。試合のシーンはCGが主役。キャラクターを楽しむ映画ですが、ファンとハンの過去が語られるシーンで、人の頭の上に足を乗せる、といったよろしくない演出もあります。個人的に気に入ったのは、「やしきたかじん」みたいなパトリック・ツェー。彼がスタジアムを転がり落ちるシーンは代役のスタントですかね? 他にもカッコいい「飛龍コンビ(ヒゲの女子)」なんてのも登場。好きなキャラ、ギャグを自由に楽しむ娯楽作です。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」チャウ・シンチー『008皇帝ミッション』「珍発明で国難を乗り切ろう」

皇帝の秘密警護役が得意の発明で国の危機を救おうとするコメディ。鼻毛出まくり男、怪しい美女、顔がない男といったキャラに注目です。

1.ストーリー

皇帝の秘密警護役が敵国から国を守る。

2.キャスト&見所

皇帝を守る秘密警護役「ファ」(チャウ・シンチー)。皇帝のボディーガードなのにカンフーができない残念な男。カンフーのダメっぷりを皇帝に指摘されてしまいます。「でも発明が得意なんです」とアピールしますが、皇帝は「そんなモン役に立つか」ってな感じでさらにドッチラケ。そんなファに得意の発明品で活躍するチャンスが。ファの国「明」を狙う金国の男(激しい修行をしすぎて顔が無い、というキャラ設定)。事件をデッチアゲて明の皇帝を誘い出す。狙いは明に取って代わって国の支配者になること。ファとの対決に注目。キャラが楽しい映画(へなちょこ皇帝&鼻毛出まくり側近、ファの発明品の実験台になる男、ファを誘惑する金国の女、など)。ファはダメな人。そんなファの楽しみはかわいい妻カーリン(カリーナ・ラウ)とイチャつくこと。カンフーが得意なカーリンは強くて美しい女。でも怒ったら怖そう。「ファの浮気疑惑」のシーンで見せる表情が何とも言えない感じ。笑いのシーンとしては、ファのヘンな発明(口からマシンガン、など)、ファとカーリンがいちゃつくシーン(楽しそう)、チャウ・シンチーの女装、「浮気疑惑」、ラストのNGシーンが特にオススメ。

3.感想

細かいギャグがたくさんで、雰囲気でも笑わせる映画。皇帝に発明品をアピールするファ。皇帝はシラケたり、絶賛したり。最後はファが発明品で敵国のボスと対決。ストーリーよりも笑いのシーン、個性的な演出を楽しむ映画。『プロジェクトA2 史上最大の標的』では地味なキャラだったカリーナ・ラウのかわいい人妻っぷりにも注目。主人公のゆかいな発明品、面白い演出を自由に楽しむ娯楽作です。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」『アラン・タム 魔界天使』「特殊効果とギャグで見せるゴースト&コメディ作」

結婚運のない女。霊たちが彼女とラジオ声優を結びつけようと努力する。化け物が集う「幽霊島」での怪奇現象に注目です。

1.ストーリー

若く美しい未亡人を亡霊たちが助けようとする。

2.キャスト&見所

未亡人アイリーン(オリヴィア・チェン)はかわいそうな女。3回結婚したが、夫がすべて死亡(しかもヘンな死に方)。その都度、夫が残した巨額の遺産を手にするが、孤独感がつのる一方。亡くなった夫の霊たちの導きでアイリーンと出会うラジオ声優アラン(アラン・タム)。愛し合う二人。しかし、誤解により関係にヒビが・・・。楽しいホラーコメディ。アイリーンを助けたいアランがウソつき亡霊にダマされて「幽霊島」に行く話。悪役は「幽霊島」の亡霊たち。「幽霊島」を仕切る「鬼王」が主催する仮装パーティーのシーンが見せ場の映画。アランの仕事仲間「デカパン」役でエリック・ツァン。デカパンはドジキャラ。でも、アランをバックアップするナイズガイ。夫の霊たちも元妻には幸せになってもらいたいと考える優しい人たち。「鬼王」の娘はメイクが濃い(「素顔」に注目)。ホラーですが「笑いの演出」にあふれた映画。アイリーンの夫たちの亡くなり方(鳥が口に飛び込んでくる、とか)、デカパンが夫の霊たちにおちょくられるシーン(座れないイス)、化け物が集まるパーティ、など。化け物の特殊メイクはあのトム・サビーニ(『13日の金曜日』『死霊のえじき』ほか)が担当。

3.感想

実に個性的な映画。キャラと設定が面白い。かわいそうな未亡人、ラジオの声優、友人、亡くなった夫の霊たち、の関わりが楽しい。夫の霊たちとしては、アイリーンがかわいそう、というのもあるけど、元は自分の財産だったものが気にくわない奴のものになるのは許せん、ということもあって、「自分らが気に入った男」をアイリーンの新しい夫にしようと努力します。亡霊たちに気に入られたのがアラン。あの手この手でアイリーンとアランが親しくなるようにし向ける。しかし、アイリーンはやっぱり男運があまりない人。不幸になっていく傾向が。アランはアイリーンを助けたい一心で「幽霊島」へ。アイリーンとアランは幸せになれるのか? 「アイリーン」を演じるオリヴィア・チェンはミス香港。アラン・タムは『サンダーアーム/龍兄虎弟』でジャッキー・チェンと共演。エリック・ツァンは『香港発活劇エクスプレス 大福星』の「チビ」役が有名(映画監督としても実績アリ。大ヒット作『悪漢探偵』ほか)。香港映画お得意の「ホラー、アクション、コメディ」を合体させた傑作。肩の力を抜いて楽しむコメディー。オススメの映画ですが、日本語版DVDは発売されていないようです(出てますか?)。私はVHSで鑑賞しました。

『アラン・タム 魔界天使』「特殊効果とギャグで見せるゴースト&コメディ作」 「金洋ロードショー:映画ブログ」
アイリーン&アラン、鬼王

2020年12月17日木曜日

「純金映画ブログ」ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』「100年後、アイツが復活」

あれから100年後、妖力が復活した妖怪が再び美女を利用して人間を襲う。完結編。旅の老僧、弟子、道士。妖怪との決着戦に注目です。

1.ストーリー

道士たちが妖怪ロウロウと最後の決着戦を行う。

2.キャスト&見所

一作目から100年後の世界が舞台。一作目でイン道士(ウー・マ)にパワーを封じられた妖怪「ロウロウ」が復活。以前と全く同じ手口で人間を襲う。旅の老僧とその弟子フォン(トニー・レオン)。蘭若寺(一作目の舞台)で女幽霊シュチェ(ジョイ・ウォン)に出会う。悲しいシュチェ。ロウロウに利用されているだけではなく、意地が悪いライバルのシュデップ(ニナ・リー)にも悩まされている。そんなシュチェを助けようとするフォン。フォンに協力することになったイン道士(ジャッキー・チュン)。不思議な術を使う老僧とイン道士が化け物(ロウロウ&一作目の「黒山妖怪」)と戦う。戦いの映画ですが、思わず笑ってしまうシーンもあります。フォンがドジっぷりで「笑い」を担当(一作目と二作目の「ツォイサン(レスリー・チャン)」と似たような役どころ)。仏像を壊してしまったり、悪党や化け物にビビったり。「ロウロウ」はスゴイ顔の悪役ですが、アップで見ると笑ってしまうキャラでもあります。カネしか信用しないインが損したり、美人のジョイ・ウォンが変顔を見せるシーンも楽しい(かもしれない)。

3.感想

レスリー・チャンとウー・マが降板して、トニー・レオンとジャッキー・チュンが頑張る映画(角度によっては「ジャッキー・チェン」に見えるジャッキー・チュン)。荒れ果てた世界が舞台。人々は残酷でカネしか信じない。ロウロウ&黒山妖怪も復活。頼りになるのは老僧とイン道士だけ。どんな結末になるか? ジャッキー・チュンは荒れた世の中でカネしか信用しない男の役。しかし、やっぱり正義のために戦う(カッコいい)。トニー・レオンはコミカルな役どころ。戦いのシーンで役に立たない代わり、笑いを取るシーンで活躍。ジョイ・ウォンとニナ・リーは美しい。女同士の争いと結末にも注目。老僧が術を使うシーンは迫力&コミカル。特殊効果とコント的なシーンが楽しいアクション&コメディー。シリーズ最終作。三作セットで鑑賞することを強くオススメします。

ニナ・リー:色気のある女優さん。ジェット・リーの奥さんでもあります。『ツイン・ドラゴン』ではジャッキー・チェンにウットリする美女役でした。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』「怪しすぎる僧侶」

美しい姉妹と書生の出会いを描いたアクション&ホラー映画。道術の達人、男気のあるキャラ、巨大な化け物との戦いに注目です。

1.ストーリー

父親を救出しようとする女が書生と深く愛し合う。

2.キャスト&見所

前作の続き。主役はレスリー・チャン演じる「ツォイサン」。女幽霊シウシン(ジョイ・ウォン)を埋葬した後、無実の罪で牢屋へ。何とか脱走するが、馬泥棒と間違えられたり、シウシンそっくりのチンフォン(ジョイ・ウォン)と出会ったり。チンフォンは無実の罪で捕らえられた父(チュン大臣)を救おうとする美人姉妹の姉。妹ユッチー(ミッシェル・リー)も勇ましく、カッコいいキャラ。今回の悪役は「フードウジーホン大師(劉洵:Lau Shun)」とかいう怪しい僧侶。皇帝に意見を述べることができるほどエラい人。でも何かヘン。国が混乱したり、無実の大臣が処罰されたり。全てこの僧侶が原因の様子。その正体は? 前作の剣士「イン道士(ウー・マ)」が再登場。新キャラはジャッキー・チュン演じる「ヤッイップ」。馬を乗り逃げされたことがキッカケでツォイサンと知り合う。イン道士、ヤッイップ、(チュン大臣を護送する)ジョー隊長(レイ・チーホン:『男たちの挽歌』では悪役だった)が化け物と戦うシーンが迫力。個性的な術に注目したいところ。前作同様、格闘ができないツォイサンが「笑い」を担当。ドジ踏んでピンチに陥るパターン。「止まれの術」を得意とするヤッイップが自分にその術がかかってしまい、動けない状態で化け物に襲われるシーンが特に楽しい。

3.感想

前作『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の続き。新たな妖怪との対決がメインの作品。面白キャラが登場。「ヤッイップ」役のジャッキー・チュン(「チェン」ではなくて「チュン」。でも顔がちょっと似てる)。書生の「ツォイサン」は前回同様、コミカルなキャラ。共にドジなタイプであるヤッイップとツォイサンの掛け合いが楽しい。イン道士は頼もしい男。巨大妖怪と対決するシーンで活躍。ジョイ・ウォンとミッシェル・リーの美しさ、巨大妖怪との決着戦、ラストのサプライズも見所。笑いのシーン、迫力があるシーンを楽しむ映画。ただし、気持ち悪いグロテスクなシーン(牢屋のシーン)には要注意。好きなキャラ、シーンを自由に楽しむ娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』「成仏できない女幽霊」

美しい女幽霊と旅の集金人が妖怪の支配に立ち向かう怪奇映画。剣術の達人が恐るべき妖怪と対決するシーン、純愛に注目です。

1.ストーリー

人間とゴーストが深く愛し合う。

2.キャスト&見所

ジョイ・ウォン&レスリー・チャンの不滅のラブストーリー。骨壺を支配されているため、邪悪な妖怪の命令に逆らえない女幽霊シウシン(ジョイ・ウォン)。妖怪の命令で男を誘う。誘われた男たちは妖怪のえじきに。旅の集金人ツォイサン(レスリー・チャン)もまたシウシンに引き寄せられるが、二人は愛し合うようになっていく。悪役はシウシンを操る妖怪「ロウロウ」。千年樹の妖怪であるロウロウは「男のパワー」を吸い取って生きている化け物。男を誘うのはシウシンを始めとする女幽霊たちの役目。「黒山妖怪」とかいう正体不明のデカい化け物も悪役。妖怪から逃れたいシウシンとツォイサンを助ける剣術の達人「イン」役でウー・マが登場。脇役が多い人ですが、今回はカッコいい役どころ。剣と化け物退治の術で活躍。インをつけ狙うライバル剣士の役でラム・ウェイ(『プロジェクトA2 史上最大の標的』の悪徳警察署長役でおなじみ)。シウシンに引き寄せられてエラい目に遭う役どころ。ツォイサンは戦いを知らない男。そのためアクションシーンはインが主に活躍。「ロウロウ」「黒山妖怪」相手にどんな技を使うのか? コメディなシーンも多い映画。笑いを担当するのは格闘ができないツォイサン。集金をトチるシーン、ゾンビが大量に床下にいるのにまったく気付かないシーン、など。また、お尋ね者を追い回す連中、カネにセコい長官など個性的な(マヌケな?)キャラクターたちにも注目です。

3.感想

「切ないラブストーリー」なのかと思ったら、コメディなシーンとアクションで見せる娯楽作。美女シウシンは悲しい女幽霊。(スゴイ顔した)妖怪ロウロウてのに支配されて利用されています。純真なツォイサンを愛するシウシン。イン(元々は偉い役人だった)の助けを借りて、妖怪に対抗する。怪談話ですが、ジョイ・ウォン、レスリー・チャン、ウー・マのキャラクターが面白い香港映画らしい作品。インが使う術、妖怪が使う妖術、笑いの演出、切ないシーンが見所。ジョイ・ウォンの美しさが印象的な映画です。

(予告編:YouTube)

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2020年12月16日水曜日

「純金映画ブログ」『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』「皇族キョンシー vs. 道士&女の子」

道士たちが皇族キョンシーに襲われるコメディ映画。化け物退治の道士、和尚、ロレッタ・リー、オネェキャラのユン・ワーに注目です。

1.ストーリー

凶暴な皇族のキョンシーを仲が悪い道士と和尚が協力して退治しようとする。

2.キャスト&見所

人気シリーズ第四弾。今回はラム・チェンインは出てません(出てますか?)。この映画の主役は人気バンド「The Wynners」のアンソニー・チェン。一作目にも出てましたが、今回は主役。でも影が薄い。メガネキャラってやっぱり顔がちょっと隠れてしまうので目立ちにくいのではないかと。今回は原点に帰って、凶暴キョンシーが悪役。都に運ぶ途中で目覚めた皇族キョンシーが大暴れ。普段は仲が悪い道士(アンソニー・チェン)と隣に住む和尚(ウー・マ)が協力してキョンシーと対決。どんな戦いになるか? 個人的に気に入ったキャラは「和尚の弟子チン」(ロレッタ・リー)。かわいいだけでなくカンフーもできる女の子。ヘンなことをしたカーロウ(道士の弟子)に蹴りを入れるシーンが迫力。ジャッキー・チェンとは子供の頃から付き合いがあるユン・ワーがオネェキャラの「カラス丸」役。顔色が悪くて気持ち悪いキャラ(『サイクロンZ』のボス役の時とはえらい違い)ですが、笑いを取る重要な役どころ。悪役でおなじみのチュン・ファットが「ツル道士」役。皇帝の命令で都に皇族のキョンシーを運ぶ役どころ(悪役ではなく、頑張るキャラで出演)。前半はロレッタ・リーのかわいらしさが目立ち、後半に凶暴キョンシーとの戦いがメインになる映画。お札が効かない皇族キョンシーが大暴れするシーン、ラストの決着戦が迫力。道士たちが使う術、頑張りぶりに注目。「ぬるいシーン」が多い映画でもあります。道士と和尚がケンカするシーンは「何やってんだか」と思うような感じのもの。キュートなロレッタ・リーが出てるシーン、カラス丸がカーロウに人工呼吸するシーンがオススメ。

3.感想

主役なのにあまり目立ってないアンソニー・チェン(『ファーストミッション』『七福星』ほか)。しかめっつらだから仕方がない。その分、ロレッタ・リーが目立ってます。かわいいのにカンフーを使う。どういう経緯で和尚の弟子になったのかも気になるところですが、それが本編で語られることはなかった(残念)。ユン・ワーの「カラス丸」は濃いキャラ。悪役が多いユン・ワー。妙な役もキチンとできる人なんですね(さすがプロ)。正直なところ、つまらんシーンも結構ある映画。迫力のあるシーン、面白いシーン、好きなキャラを自由に楽しむ娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

「純金映画ブログ」ラム・チェンイン『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』「女妖術師がキョンシー化」

道士たちが盗賊団と戦うコメディ映画。師匠&道士が化け物退治の技で凶暴女キョンシーと対決。迫力と珍演出に注目です。

1.ストーリー

道士たちが妖術を使う盗賊団と対決する。

2.キャスト&見所

ラム・チェンイン主演のシリーズ第三弾。コメディ、キャラ、SFX&ワイヤーアクションを使った戦いで楽しませるドタバタなキョンシー作。盗賊団に狙われている村。そこを守るのは師匠(ラム・チェンイン)と村人たち(ビリー・ラウほか)。敵は大勢で凶暴。どんな戦いになるか? 悪役の盗賊団。特に女リーダー(ウォン・ヨォクワン)は妖術を使う厄介な奴(男がビビるほど恐ろしい)。この作品だけで終わりにするのはちょっともったいないくらいの強烈なインパクトを持つキャラ。戦いのシーンはこの女を中心に展開されます。師匠と一緒に女妖術師と戦うミン道士(リチャード・ン)。これまで兄弟キョンシーを使ってヘンなカネ儲けしてきた男だが、師匠と出会って心境に変化が。女妖術師が引くほど凶暴なため、バランスを取って「笑いの演出」がたくさん入っている映画。このシリーズの「お笑い担当」ビリー・ラウが活躍。いらんことして笑わせるキャラ「キョンジャイ(ビリー・ラウ)」が兄弟キョンシーにおちょくられるシーン、凶暴な悪霊にビビるシーンがオススメ。リチャード・ンがやらせのキョンシー退治をするシーン&全身にススを塗って真っ黒になるシーン、師匠の誕生祝い&豪華な出席者(サモ・ハン、ウー・マなど。出席者たちが「シ~ン」としてしまう場面も)、死霊を油で揚げて退治しようとするシーンも楽しい。

3.感想

パート3です。ラム・チェンインのライフワークと化したこのシリーズ。ムーン・リーのようなキュートなヒロインは出てきません。逆にヤバすぎる女妖術師が登場(前作『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』では「夫婦キョンシー」の妻役だったウォン・ヨォクワン)。女妖術師軍団と師匠らの対決に注目。ただし、ラストの戦いのシーンなどのアクションは迫力ですが、気持ち悪いグロテスクなシーンもありますので要注意(そういうシーンは要らないんですけどね。香港映画ってそういうのがたまに出てきます)。コミカルなシーンはビリー・ラウ&リチャード・ンにおまかせ。「香港のサミー・デイヴィスJr.」と呼ばれるリチャード・ン。「体にススを塗ると人間の姿が化け物からは見えなくなる」という設定のシーンで全身にススを塗って真っ黒に(サミー・デイヴィスJr.化)。黒人のマネをするために黒く塗るのは「差別」にあたる昨今。ただ黒く塗るだけならOK? 迫力のある戦闘シーン、マヌケな役どころのビリー・ラウ、個性的キャラに注目の傑作です。

(予告編:YouTube)

「純金映画ブログ」ラム・チェンイン『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』「親子キョンシーに町は混乱」

漢方医が夫婦キョンシーと戦うコメディ映画。現代に甦った古代キョンシー。都会で大暴れ。ムーン・リー、ユン・ピョウにも注目です。

1.ストーリー

現代に甦った三体のキョンシーがあちこちで騒動を起こす。

2.キャスト&見所

ラム・チェンインが再び主役を務めるシリーズ第二弾。しかし出演者たちは前作とは違うキャラを演じており、ストーリーにつながりはありません。漢方医のラム(ラム・チェンイン)がキョンシーに噛まれた男を診察。男の後をつけて事態の深刻さに気付く。悪役は、インチキ教授(チュン・ファット)と二人の助手(ビリー・ラウほか)。コイツらが洞窟で三体のキョンシーを発掘。キョンシーを売るため、サンプルとして子供のキョンシー(ベビーキョンシー)を買い手に見せに行く途中、ベビーキョンシーに逃げられる(ドジ)。子供を捜す夫婦キョンシー。そのことで警察が出動する騒動に発展。その結末は? 人気シリーズにユン・ピョウが登場。「ドジな記者」という役どころなのでアクションは控えめですが、ムーン・リーと一緒に笑わせてくれます。前作に続いてビリー・ラウがドジ踏んだり、いらんことしたりして騒動を大きくする役どころで出演。他に、ウー・マ、考古学者役でフォン・ツイファン(『五福星』の「ヒゲ」)がチョイ役出演。アクションシーンはラム・チェンイン&ユン・ピョウ。二人が夫婦キョンシーと戦うシーンが見せ場。ただし、この作品はどちらかと言うと「ファミリー向け」の映画。子供たちが登場するシーンなど「ぬるいシーン」が多く、アクションシーンはそこそこ。「笑い」もユン・ピョウ、そしてビリー・ラウが担当。助手(ビリー・ラウ)が夫婦キョンシーに襲われるシーン、謎の薬品でユン・ピョウらがゆっくりとしか動けなくなるシーンがオススメ。「謎の薬品のシーン」ではあのムーン・リーが変顔を見せてくれます。ジェームズ・ティエンがエラそうな警部役で出てきたり、さりげなく三菱車の宣伝が入ったりシーンも面白かった。

3.感想

前作とはストーリーが全く関係ないシリーズ第二弾。タイトルは『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』。「キョンシーの息子」は一体しか登場していないのですが、なぜか複数形。内容は子供向け。ベビーキョンシーが迷子になって父子家庭の家に行ってしまい、その家の子供たちと仲良しに。親キョンシーが子供を捜しに行ったため、町で混乱が起こる、というもの。せっかく親子三人で眠っていたのに彼らを起こした教授と二人の助手。コイツらがいらんことをしなければ町は平穏だったのに。現代が舞台の映画。「今時、キョンシー?」というのが「笑い」。ラム・チェンインが演じるのは「道士(不思議な術を使う「化け物退治の専門家」)」ではなく「漢方医」。なんで現代の漢方医がそんなにキョンシーに詳しい? といったツッコミどころも(どうやら、そういうことに詳しい家系らしいけど)。ムーン・リーとユン・ピョウのお似合いカップル(ホントに付き合ってたのかな?)にも注目の娯楽作です。

(予告編:YouTube)


「純金映画ブログ」ラム・チェンイン『霊幻道士』「凶暴キョンシー vs. ドジ軍団&キュートな美女」

化け物退治の技を持つ道士が凶暴なキョンシーと戦うコメディ映画。ムーン・リー、ドジなリッキー・ホイ&ビリー・ラウに注目です。

1.ストーリー

道士たちが凶暴なキョンシーと戦う。

2.キャスト&見所

カンフーの名人「道士ガウ(ラム・チェンイン)」。キョンシーを操ったり倒したりする技を持つ。凄腕ながらちょいとドジ。大暴れするキョンシーを倒せるかどうか?  謎の妖怪「キョンシー」。ピョンピョン飛び跳ねるのが特徴(ヒザに負担が掛かる動き)。西洋の化け物「ゾンビ」みたいに毒を持っているため、掴まれたり噛みつかれたりした人間は感染してキョンシーになってしまう。凶暴化したキョンシーにはセコい術など通じない。道士ガウがどんな技を使って倒すのかに注目。キャラが充実した映画。一押しはムーン・リー。資産家の娘「ティン」の役。とってもかわいい子。でも娼○扱いされたり、セク○ラされたり(気の毒な役どころ)。ドジで笑わせるのはガウ以外にもその弟子モン(リッキー・ホイ)、保安隊長ウェイ(ビリー・ラウ)ら。他にも女幽霊、セコい米屋(ウー・マ)など個性的キャラがいっぱい。アクションはガウと弟子のセン(チン・シウホウ)が戦うシーンが見せ場。パンチやキックではビクともしない凶暴キョンシー。人々が「毒の爪」でキョンシーに襲われるシーンは実にスリリング。「ドジるシーン」で楽しませる映画。ガウやモンがトチるシーン、モンとセンがエラそうなウェイに術をかけておちょくるシーン、キュートなムーン・リーが誤解されたり、怖がったりするシーンがオススメ。

3.感想

キャラ、コメディ、アクション、ストーリーの全てがそろった香港映画の傑作。コレがヒットしたため、シリーズ化されたり、台湾で『幽幻道士(キョンシーズ)』なんてのが製作されたり。「キョンシーもの映画」はたくさんありますが、キャストや面白さという点ではこの一作目『霊幻道士』が一番の傑作です。脇役が多いラム・チェンインが主役を演じる映画。登場人物全員どこかしらドジなところやイタズラっぽいところがあるので面白い内容になっています(特にビリー・ラウが登場するシーン)。他にも、人気グループ「The Wynners」のアンソニー・チェンがガウの弟弟子に当たる道士役(シリース四作目では主役で登場。キャラは違うかも)、ユン・ワーが凶暴キョンシー役(特殊メイクだからわかりにくい。ホントにユン・ワー?)。ティンがコーヒーの飲み方をガウに見せるシーン、保安隊長ウェイがキョンシー化したオジさんに襲われるシーン、女幽霊とガウの対決、凶暴キョンシーとの決着戦など見所がいっぱい。ドジな人たち、かわいいムーン・リーに注目の傑作です。

(YouTube)「予告編」

2020年12月15日火曜日

「純金映画ブログ」ブルース・リャン&倉田保昭『帰って来たドラゴン』「無法地帯 vs. 正義の味方」

謎の男ドラゴンが悪を懲らしめるカンフー映画。リャンと倉田の対決、無法地帯を仕切るボス、女カンフー使い。珍シーンにも注目です。

1.ストーリー

謎の男が無法地帯でのさばる悪を懲らしめる。

2.キャスト&見所

ブルース・リャン演じる「ドラゴン」。役人なのかそうでないのかよくわからないキャラ。「悪者を懲らしめ弱い者を助ける」という信念のため、いつも命を狙われています。「金沙村」という密輸が盛んな無法地帯。ここは何でもアリな所で、子供を売買する商人、悪徳な両替商(用心棒に守られている)、そこを仕切るイン首領なんてのがのさばっています。金沙村にやってきたドラゴン。戦う相手がいっぱい。悪役は金沙村を支配するイン首領。インと関わりがあるジャガー(倉田保昭)。インは狡猾なタイプの悪党。ジャガーは凄腕のカンフー使い。ドラゴンとの一騎打ちに注目。女性キャラも活躍(?)。女カンフー使い「イーグル(黃韻詩)」。ドラゴンにやられた連中がカネでカンフー使いを雇って仕返しをしようとする。雇われたのがイーグル。ドラゴンに勝負を挑む。他にも、トラゴンの戦いの旅に付いていく二人の少年(マン・ホイ:『ファースト・ミッション』での特殊部隊隊員の役が有名。韓國材:『ドラゴン怒りの鉄拳』、珍作『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』ほか)、金沙村のセコい犯罪者たち、ドラゴンを襲う連中、など。結局は「ドラゴン vs. ジャガー」を見せたい映画。パンチ、キック以外にもトンファーやヌンチャクを使うシーンがあって、なかなかの迫力。他にも「ドラゴン vs. イーグル」、ドラゴンがザコをしばくシーンなども見せ場。シリアスな雰囲気の映画で、倉田保昭も大物っぽい雰囲気。それなのに電動スクーターに追いかけられたり、虫メガネで服を焼かれる倉田さん。こういった「珍シーン」があることによって作品が妙に個性的な感じに。

3.感想

わかりやすい映画。悪い奴をぶっ飛ばす、というもの(それでいいと思います。妙に複雑な映画は観ていて面倒くさい。サスペンスやホラー映画とかで、アレは何だったんだ、と思うような演出や終わり方をするような、よくわからないのはお断りしたいところ)。いつも命を狙われているドラゴン。「チベットの秘宝」を持つジャガー。「秘宝」をめぐる争いを中心にストーリーが進みます。一押しはカッコいい「ドラゴン」。悪い奴をぶっ飛ばしてくれるキャラ。ステキじゃないですか。警察よりも頼りになりそう。シリーズ化したら良かったんじゃないかな? DVD収録の特典映像「倉田保昭インタビュー」にも注目です。

ブルース・リャン&倉田保昭『帰って来たドラゴン』「無法地帯vs.正義の味方」「金洋ロードショー:映画ブログ」
格闘&珍シーン

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Amazonショッピングサイトへのリンクです。『帰って来たドラゴン』のDVDは廃盤のようで、エラい高額。レンタル店にあるかも。


「純金映画ブログ」サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』「珍キャラが楽しい」

互角の腕を持つ二人の武道家が弟子を育てるコメディ映画。変な髪型やヒゲのキャラ。ディーン・セキの「フウライボウ」に特に注目です。

1.ストーリー

二人の武道家が「刀と槍の優劣」を争う。

2.キャスト&見所

サモ・ハンとラウ・カーウィンがそれぞれ一人二役を演じる映画。主役は二人の武道家。一代刀王(サモ・ハン・キンポー)は刀の名人で無敵。名を上げたい敵にいつも狙われている。一代槍王(ラウ・カーウィン)は槍の名手。腕を競い合うライバルの一代刀王と一代槍王。実力は互角。勝負しても毎年引き分けるため、それぞれが弟子を取り、10年後に弟子同士で戦わせて決着をつけることに。一代刀王は八百屋の青年ラウ(ラウ・カーウィン)、一代槍王は棒の使い方がうまい船頭のアヨウ(サモ・ハン)をそれぞれ弟子に。悪役は15年前に一代刀王と一代槍王に負けた恨みを持つシャオ(レオン・カーヤン)。その報復のためアヨウとラウを捕らえ、一代刀王と一代槍王を呼び出す。救出にやってきた二人とシャオ&手下が対決。珍キャラがたくさん登場する映画。一番マヌケなのがディーン・セキ演じる「フウライボウ」とかいう奴。何者なのかはわからないが、町で大きな顔をしている。実につまらん理由でアヨウとトラブル。アヨウにボカボカやられるシーンが楽しい。市場で「ショバ代」を要求するヘンなチンピラ(リー・ホイサン)も面白い。一代刀王&ラウにカッコ悪くやられるシーンに注目。一代槍王の付き人「ジャガイモ」役でマース。変な頭。「ジャガイモ」という意味不明な役名(「フウライボウ」同様、かなりテキトーに付けられた日本語訳)。珍キャラ作品ですが、格闘シーンはマジメな感じ。一代刀王と一代槍王の競い合い、ラストの決着戦などが見せ場。

3.感想

変な髪型やヒゲのキャラで笑いを取る映画。サモ・ハン映画でおなじみの人たち(チュン・ファット、ラム・チェンイン、カール・マッカほか)が出演していますので、作品としては非常に安定感があります(バカなキャラ、マジメなキャラ、マヌケすぎるキャラがキッチリ役割を果たして見せ場を作っています)。楽しいシーンが盛りだくさんの映画ですが、個人的には主役よりも「やられ役」の「フウライボウ」と「ショバ代チンピラ」が楽しかった(悪い奴がボカボカやられるのは実に楽しい)。好きなキャラ、コメディを自由に楽しむ娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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「純金映画ブログ」サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』「無敵のチョッキ」

「不死身の衣」をめぐって大勢の個性派キャラが争うコメディ映画。悪役(カニ拳を使うラスボス、ヘンな盗賊)が楽しい珍作です。

1.ストーリー

「不死身の衣」をめぐって大勢が争う。

2.キャスト&見所

多くのキャラが楽しませてくれる映画。主役はサモ・ハン演じる「デブゴン」。それを身につければ「天下無敵」になれるという「不死身の衣」を手に入れるためにかなり年上のオバサンと結婚したデブゴン。「衣」を持ち逃げ。オバサンの依頼でデブゴンを追うことになった賞金稼ぎのタイガー(ラウ・カーウィン)だが、「衣」を欲しがる者たちに邪魔されてしまう。この映画の悪役は「衣」を欲しがる者たち。つまり、元の持ち主のオバサン以外はみんな悪役。スリの女とその相棒(フォン・ハックオン)、毒でデブゴンを始末して「衣」を奪おうとする寄り目男、「棺桶王」とかいう町で一番のカネ持ち、「盗賊兄弟(兄パンサー(ディーン・セキ)、弟スマイリング・タイガー)」。一番の悪は盗賊兄弟の父である「白眉和尚(リー・ホイサン)」。変わった拳法「カニ拳」を使う白眉和尚。ただでさえ強いのに「不死身の衣」を入手してディフェンスもバッチリ。端役でユン・ピョウ、マースらが登場(売れる前のユン・ピョウはチンピラ役が多かった。この作品でも小さい役で登場)。サモ・ハン映画でおなじみの人たちが多数出演していますが、一押しはやっぱりディーン・セキ演じる「パンサー」。とってもマヌケなキャラ。ベタすぎる笑いを提供。最後はデブゴンにボカボカやられて、へろへろに。オーバーアクションでおなじみカール・マッカが登場するシーンも楽しい。アクションは、デブゴン、タイガー、白眉和尚、スマイリング・タイガーらが戦うシーンが迫力。「タイガー vs. スマイリング・タイガー」の「タイガー決定戦」、ラストの決着戦が特にオススメ。

3.感想

キャラが楽しい映画。なんだかんだ言っても「不死身の衣」が欲しい、というのがみんなの本音。ダマしダマされで「衣」の持ち主が二転三転。最終的に「衣」を手に入れるのは誰なのか? 昔は悪役が多かったサモ・ハン。コミカルカンフーで70年代後半~80年代全般に大活躍。彼の代名詞となった「デブゴン」というキャラ。「デブゴンシリーズ」で一番面白いのがコレ。個性的なキャラが「衣」の奪い合い。タイトルが『カエル拳対カニ拳』。リー・ホイサン演じる「白眉和尚」が使う「カニ拳」が実に個性的(でも、隙が大きい技のような気もする。だから「衣」が欲しいんですね)。「カニ拳」はわかりますけども、「カエル拳」って何ですかね?(サモ・ハンのカンフーを「カエル」呼ばわり?)。サモ・ハン映画でおなじみの人たちがコメディとカンフーで楽しませる内容。好きなキャラ、シーンを自由に楽しむ娯楽作です。

サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』「無敵のチョッキ」「金洋ロードショー:映画ブログ」
珍キャラ

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2020年12月14日月曜日

「純金映画ブログ」サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン』「田舎デブっちょが香港のワルを制裁」

デブゴンが美女をさらった悪人たちと対決するコメディ映画。ブルース・リーのモノマネ、珍シーン、横山ノックな男に注目です。

1.ストーリー

田舎の青年がインチキ商売をしている連中と戦う。

2.キャスト&見所

サモ・ハン演じる田舎者「ロン」。「ドラゴン」ブルース・リーに憧れているけど太ってるから「ドラゴン」じゃなくて「デブゴン」。屋台をやっている叔父さんを手伝いにロンが香港へ。田舎とは違って町には悪い連中がいっぱい。ブルース・リー好きでカンフーの稽古をしているロンが戦うにふさわしい相手がいっぱいいそうな予感。二人の悪役が登場。インチキ骨董屋(ロイ・チャオ)。贋作や大して値打ちもないモノを売って儲けようとする奴。もう一人はパイ教授(ピーター・ヤン)という骨董品の収集家。古美術に詳しいため、その知識・評判を悪用してインチキ骨董屋と組んで商売しようとしている。パイを守るのは屈強な三人のボディガード(レオン・カーヤン、リー・ホイサン、デヴィッド・ニック)。なかなかイヤらしいパイという男。ロンの知り合いの女性チン(李海淑)をさらって邪悪な欲望を満たそうとする。他にも、叔父さんの屋台を荒らすチンピラ役でユン・ピョウが登場。キャラを楽しむ映画。ロンの叔父さん、叔父の店のライバル店主、画家志望のカオ、ロンのせいで「トホホ」になってしまうレストランの総支配人(ウォン・ウェイ:『プロジェクトA』の悪徳商人「チョウ」役の人)、ブルース・リー気取りのカンフースター(ロンとの対決に注目)、骨董屋の手下(「香港の蟹江敬三」フォン・ハックオン)、ほか。サモ・ハンがブルース・リーっぽく戦う映画。体型が「デブゴン」なロン。表情をリーっぽい感じにして敵と対決。『ドラゴンへの道』のようなノリでパイのボディガード、態度が悪い外国人、無銭飲食チンピラをしばき倒す。「笑い」はサモがリーのマネをするシーン、何かとドジるシーン。「ブルース・リー気取りのカンフースター」もアップで見ると思わず笑ってしまうような顔立ち(全然リーに似てないのが「笑い」)。ピーター・ヤンの「横山ノック」風キャラもこの映画を個性的にするのに大いに貢献。

3.感想

面白いのが「デブゴン」という呼び方。日本では「デブゴン」呼ばわりされているサモ・ハン。本人が初めてそれに気付いた時はどう思っただろう? 「誰がデブゴンや!」って怒ったかも。この映画は『燃えよドラゴン』のパロディ(でも『ドラゴンへの道』っぽい内容)。ブルース・リーと戦ったことがあるサモ・ハンがリーのマネしながらチンピラや悪のボディガードと戦う映画。リーっぽいモノマネ&演出、偽ブルース・リーを叩きのめして映画の撮影を台無しにするシーンなど、リーの雰囲気を感じるアクション&コメディ。オススメの映画ですが、日本語版DVDは発売されていないようです(なぜだろう? 他のデブゴン・シリーズは売られているのに)。日本語吹替入りDVDが早く発売されてほしいところです。

(YouTube)「予告編」

「純金映画ブログ」ユン・ピョウ『チャンピオン鷹』「田舎青年がサッカー界の浄化に乗り出す」

田舎青年が「サッカー界の闇」に巻き込まれるスポーツ映画。八百長試合&決着戦。キュートなムーン・リーにも注目です。

1.ストーリー

田舎青年がサッカー界のスターに挑戦する。

2.キャスト&見所

田舎で暮らす青年「トン」(ユン・ピョウ)。足が不自由なリーおじさんとの暮らし。勝てばブタの丸焼きと金一封がもらえる「足を使ってボールを運ぶゲーム」に参加。そこでやらかし、田舎に居づらくなって知人を訪ねる。町で知り合った青年ソン(チャン・コッキョン)とクジ売りの女の子ファン(ムーン・リー)はその知人の子。サッカーの「竜華チーム」に入ることになったトン。そのチームのリーダーであり、サッカー界のスターでもあるキン(ディック・ウェイ)とモメたことがあるトンは当然のようにキンからイジメられる。そして・・・という内容。「トン」というキャラ。真っ直ぐな男であるが、注意不足、世間知らずで何かとドジる。そのドジっぷりで笑いを取る映画(周囲が被害をこうむったり、困惑したり)。ストーリーとは直接関係ないギャグなシーンもあります。悪役の「キン」。実力派の選手であるが、試合でワザと負けたりしてカネを稼ごうとするダーティーな奴。負けるはずだった八百長試合でトンが活躍したため、激怒。そしてトンと「あるもの」を賭けて試合で対決。その結果は? キャラが充実した映画。一押しはトンの知人の娘「ファン」を演じるムーン・リー。怒ったり、かわいい困り顔を見せるシーンに特に注目。ファンの兄「ソン」を演じるチャン・コッキョンは本当にサッカー選手だった過去。他にも、キンが所属する「竜華チーム」のオーナー、ライバルチーム「新生」のオーナーなど。サッカーの蹴り技が見せ場の映画。キックが得意なユン・ピョウがカンフーではなく、サッカーでその器用さを発揮。アクション映画っぽい格闘シーンもあります。

3.感想

さわやかなイメージのユン・ピョウがダークな世界で苦労する映画。サッカー映画ですが、香港映画らしいコメディや格闘シーンもあります。ユン・ピョウのしなやかなアクション、ディック・ウェイが荒っぽいサッカーをやらかすシーン、ムーン・リーのキュートな表情、新生チームのオーナーの顔(迫力)などが見所。この作品では見た目がちょいとダサいユン・ピョウ(「田舎者」というキャラ設定のため)。カッコいい姿を見たい人は『五福星』もどうぞ。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」ユン・ピョウ『ツーフィンガー鷹』「気が弱い洗濯屋 vs. 恐怖の京劇メイク男」

「お尋ね者」がキレまくって町で人を襲う映画。洗濯屋の青年、ウォン・フェイフォン師父、セコい筋肉男らキャラに注目です。

1.ストーリー

洗濯屋の青年が荒っぽい「お尋ね者」と対決する。

2.キャスト&見所

主役はユン・ピョウ演じる気が弱い洗濯屋「タン」。「気が弱い男」が主役。敵は凶暴なカンフー男。そんな相手と戦えるんかい、という気もする。一応、凄腕の師匠に弟子入りしますが、ハードな修行シーンは無かった(ような気がする)。「白虎」とかいう悪役。お尋ね者。夫婦で逃亡しているが、役人に発見され、格闘。妻が死亡したため、ただでさえ荒っぽい男が凶暴化。元々いかつい顔に京劇のペイントをして、ホラー感がアップ。次々に人を襲う。「白虎」を演じるのは袁信義(『ドランクモンキー 酔拳』のオープニングに登場し、殺し屋「鉄心」と対決する役)。個性的なキャラがいっぱいの映画。一押しは關德興が演じる「ウォン・フェイフォン」。「酔拳」で有名な「ヒコウ」とも呼ばれるキャラ。変わった技で怪我人を治療したり、殺し屋の襲撃に対抗したり。關德興は昔から「フェイフォン」を演じてきた人で、この役に関してはジャッキー・チェンよりずっと先輩にあたる人。他にも、マヌケな警察本部長(樊梅生)、タンの兄貴分(レオン・カーヤン:『モンキー・フィスト 猿拳』)、タンの姉(リリー・リー:『ヤング・マスター/師弟出馬』)など。アクションシーンも個性的。タンは臆病な男であるため、戦うのは最後の方(白虎との一騎打ち)。フェイフォン師匠が凄腕を見せるシーン、白虎が人を襲うシーンがそれまでの主な見せ場になっています。陰惨なシーンが目立つ作品ですが、「臆病なタン」という設定で笑わせる映画でもあります。犬にビビったり、腕力で脅されて洗濯代を払ってもらえなかったり。だらしなさをお姉ちゃんに怒られたり。レオン・カーヤン演じる兄貴分がタンに嫌がらせした筋肉男を懲らしめたり、警察が的外れな事件捜査をしたりするシーンもコミカル。

3.感想

気が弱い洗濯屋が凶暴な「お尋ね者」を倒すことができるのか? 実にヤバイ奴の白虎。白虎の妻が死亡。それ以降、白虎はキレまくって人を見境無く襲う。妻が死んだときに鈴を身につけていたため、鈴の音を聞くと妻が殺されたときのことを思い出してプッツンしてしまう(他人からすると迷惑な話。タンが襲われたのも「鈴を身につけていたから」というただそれだけの理由)。そんなキレた奴がフェイフォン師匠&タンを襲う。どんな戦いになるか? 登場キャラは他にも、『ドランクモンキー 酔拳』の唐晶(トン・チン)がタンとデートする女の子の役で登場。フェイフォン師匠に怪我を治してもらう男は『ドランクモンキー 酔拳』の「鉄頭」サン・クワイ。「香港の蟹江敬三」フォン・ハックオンは仕立屋に扮した殺し屋役。「アクション」「コメディ」「ホラー」を組み合わせた作品。やや陰惨な内容(気持ち悪いグロテスクなシーンに要注意)。タイトルの「ツーフィンガー」の意味は本編で確認できます。個性的なキャラ、凶暴な敵との戦いに注目の傑作です。

(予告編:YouTube)

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「純金映画ブログ」ユン・ピョウ『モンキー・フィスト 猿拳』「詐欺師が珍拳法で復讐戦」

青年が「猿拳」で強敵と戦うカンフー映画。エルボードロップが武器の悪役、小汚い謎の男、修行、最後の決着戦に注目です。

1.ストーリー

詐欺師コンビが「お尋ね者」と知り合い、弟子にしてもらったが・・・。

2.キャスト&見所

詐欺師のレイ(ユン・ピョウ)とマー(レオン・カーヤン)。二人で組んでセコい詐欺。騙される方もズルい奴だったり、バクチ屋だったりだが、「悪い奴ら」であることは間違いない。二人があの手この手でカネを手に入れようとするシーンにも注目。いろんなキャラが登場。サモ・ハンはボロボロの格好をした物乞いデブゴン。レイ&マーのそばにウロチョロ出没。カール・マッカはエラそうな官憲。リー・ホイサンはカッコよく登場する悪役。他にも、バクチ屋のオッチャンなど個性的なメンバーが勢揃い。悪役は「お尋ね者」のヤバい奴、モードウ(ラウ・カーウィン)。レイ&マーは彼が「お尋ね者」であることを知らず、食堂で出会った凄腕のモードウに弟子入り。ゴマをすって機嫌を取ったり、稽古をつけてもらったり。デブゴンは実はカンフー使い(ネタバレ)。マーを殺したモードウに復讐したいレイはカンフー(ゴミ拳、猿拳)を習う。棒術などのありがちな特訓だけではなく、縄跳びをする珍しいシーンも。カンフーシーンが見せ場の映画。レイ&マーが市場でショバ代を要求するチンピラをぶっ飛ばしたり、賭場の連中にカンフーで仕返ししたり。モードウは謎の二人(リー・ホイサン、オネェキャラの男)と森の中で決闘。役人の古トラ(マース)がモードウを捕らえようとするシーン、モードウが邪魔になったレイとマーを消そうとするシーン、そして最後はレイ&デブゴンがモードウと決着戦。戦いのシーンにもコミカルな演出が入っていますので楽しく鑑賞できます。

3.感想

サモ・ハン作品でおなじみの人たちが出演。詐欺師の二人(レイとマー)がヤバイ奴(モードウ)と出会ってしまい、最後は謎の男(デブゴン)と一緒に戦う内容。この作品でようやく売れてスターになったユン・ピョウ。彼のキレのある蹴り技が見所。レオン・カーヤンはカンフー映画の世界で有名な人ですが、元々はカンフーができない人。カンフー映画に出ることになったため、修行したのだとか。日本では劇場未公開の作品に多数出演しています(『スリーピング・モンキー睡拳』など)。シリアスなシーンもありますが、コミカルなシーン、カンフーのシーン、個性的なキャラが楽しい娯楽作です。

(予告編:YouTube)

2020年12月13日日曜日

「純金映画ブログ」リー・リンチェイ『阿羅漢』「あの少林寺に "南北" が存在」

嵩山の北少林寺。莆田の南少林寺。南・北少林寺が悪の総督と戦うカンフー映画。総督を襲撃する三人、万里の長城、ラストバトルに注目です。

1.ストーリー

南・北少林寺が悪の総督と戦う。

2.キャスト&見所

『少林寺』シリーズ三部作のラスト。法を無視する残酷な総督「赫索(かくさく)」を三人の拳士が倒そうとするもの。北少林寺の智北(ちほく:リー・リンチェイ)、南少林寺の智南(胡堅強)、青燕(ホァン・チューイェン)の三人。過去の出来事が語られるシーンが無いので不明ですが、智北と青燕は赫索に強い恨みと復讐心を持っています。智南は青燕をバックアップする役どころ。彼らの復讐の行方、三人の人間関係に注目。悪役の「赫索」。法を無視し、勝手なことをする総督。誕生パーティーで襲撃されて、三人(智北、智南、青燕)を追う。赫索役を務めるのはユー・チェンフィ。『少林寺』シリーズのレギュラーで、一作目『少林寺』では随の時代の将軍を演じた。このラスト作でも似たようなキャラで登場。カンフーの腕前に注目。ユエ・ハイもまたシリーズのレギュラー。師範役で登場。智北の修行を見守るシーン、蟷螂拳を使うシーンが見せ場。他に、少林寺の僧たち、赫索の手下たち。大勢のエキストラも重要な役割(作品のスケール感をアップさせ、壮大な映画に)。アクションシーンとしては、北少林寺で智北が「拳法組」と「こん法組」の試合(大筆を奪い合い「佛」の文字を書く勝負で、負けた方は「水汲みの罰」)で頑張るシーン、誕生祝いパーティーで総督を襲撃するシーン、総督の船での戦い、最終決戦(南北少林寺からの助っ人が棒や刀を構えるシーンがカッコいい)がオススメ。シリアスな映画ですが、リー・リンチェイが顔に墨を塗られたり、追われる三人(智北、智南、青燕)が万里の長城を越えようとするシーンで女装したり。「笑いのシーン」もあります。

3.感想

『少林寺』シリーズのラスト。リー・リンチェイの武術、ユエ・ハイの蟷螂拳、南北少林寺の共闘、など見所が多い傑作。中国武術の凄さを見ることが出来ます。少林寺ものの映画はたくさんありますが、リュー・チャーフィー『少林寺三十六房』、リー・リンチェイ『少林寺』『阿羅漢』がベスト3だと個人的には思います。ストーリーはありがちなもの。残酷な悪役を正義の拳で倒そうとする内容。大勢から恨みを買っている総督。智北、智南、青燕らの戦いに注目の傑作です。

(YouTube)「予告編」

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