2020年10月29日木曜日

「金洋ロードショー」『ドラゴン・キングダム』「孫悟空の如意棒をめぐる争い」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキー&ジェット・リー共演。「孫悟空の如意棒」をめぐるファンタジー作。カンフー、CG、女優リウ・イーフェイのカッコよさにも注目です。

1.ストーリー

アメリカの高校生が古代中国で「孫悟空の如意棒」をめぐる争いに巻き込まれる。

2.キャスト&見所

ジャッキー・チェンとジェット・リーがついに共演。主役はこの二人、ではなくて、アメリカの高校生「ジェイソン」。「13日の金曜日」ではなくて普通の青年。ただし、カンフー映画マニア(変わり者)。ジェイソン行きつけの「ルーヤン質店」。その店には「孫悟空の如意棒」が大昔からあって、店主のホップ(ジャッキー・チェン)から「不思議な棒(如意棒)」を「元の持ち主(孫悟空)」に返して欲しいとジェイソンは頼まれます。不良に追われて高いところから落ちたジェイソン。目が覚めたら昔の中国。兵隊に追われるジェイソンだが、酔拳を使う旅の学者ヤン(ジャッキー・チェン)に助けられる。悪役は中国を支配している「ジェイド将軍(コリン・チョウ)」。ジェイドはあの孫悟空とトラブルになったことがあり、孫悟空を術で石化。それ以来「孫悟空のパワー」はジェイドによって封じ込められたまま。「不老不死の薬」を求める白髪魔女(リー・ビンビン)なんて悪役も出てきます。彼女がジェイソン&ヤンらを襲撃するシーンに注目。女性キャラがカッコいい映画でもあります。ジェイドに恨みを持つ美しくて強い女「ゴールデン・スパロウ」(リウ・イーフェイ)。「導かれし者」を必要とする「サイレントモンク」(ジェット・リー)は、ヤンと手合わせするシーン、その正体が見せ場。アクションシーンは、ヤンが酔拳で大勢の敵と戦うシーン、「ジャッキー vs. ジェット・リー」、ラストのジェイド将軍との決着戦がオススメ。CGが多く使われているため、昔のカンフー映画ファンには馴染めないかもしれませんが、その分、ファンタジー的な雰囲気の作風になっています。

3.感想

「ジャッキーとジェット・リーが共演」ということで話題になった映画。でも主役がこの二人じゃないのが残念。ジャッキーは二役。質店店主のホップ(特殊メイクで老人になったジャッキー)と学者ヤン(髪がヘンに長くて、飲んだくれ。あまりカッコよくない)。ジェット・リーは元々「寡黙なキャラ」だからコレでいいかも。しかし、「主役」が単なる「カンフー映画好きの高校生」ってどうなのよ? キャラ設定に異議アリな映画。その分、「ゴールデン・スパロウ」のリウ・イーフェイ、「白髪魔女」のリー・ビンビンが魅力的(キレイで強い女たち)。「孫悟空の如意棒」をめぐる争いを描いたファンタジーな映画。ジャッキー&ジェット・リーの戦い、女優さん、悪役の迫力、CGを使った演出に注目の娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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