「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキー&ジェイデン・スミス共演。ワケありな暗い男、北京で孤立する少年、悪のカンフー使い、悪徳指導者。「万里の長城」にも注目です。
1.ストーリー
アメリカ人の少年が慣れない土地で真の仲間を作る。
2.キャスト&見所
主役は「カンフージョ~ン!」のジャッキー・チェン、ではなくてジェイデン・スミス(大物俳優の息子)。ジェイデン演じる少年「ドレ」がカンフーを通じてたくましくなっていくドラマ。母の仕事の都合でアメリカから北京に引っ越してきたドレ。ある少女と親しくなったことからカンフー使いの少年たちとトラブルに。ドレが住むアパートの管理人ハン(ジャッキー)に助けられたドレ。ハンからカンフーを習い、「カンフー・オープン大会」で少年たちと決着をつけることに。少年の映画なのでヒロインは「メイ」というバイオリン弾きの少女(ハン・ウェンウェン)。彼女がドレと親しくなったことがトラブルのキッカケ(オリジナルと同じ)。悪役の少年たち。ドレをしつこく追い回す。そのリーダー格は実に意地悪そうなツラをしている「チョン」という少年。カンフーを習っているチョンたち。彼らの師匠であるマスター・リー(ユー・ロングァン)は少年たちに「勝つこと」を重視した指導。ハンとリーがニラみ合うシーンはなかなかの緊迫感。アクションよりもドラマ重視の作品ですが、「本物のカンフーを教えてやる」ということでハンがドレに変わったトレーニングをさせるシーンが見せ場(上着を着たり、脱いだり。「気」の練習。棒やテニスボールをよける。女の子とデートする(「休み」も大事)。「万里の長城」での高地トレーニング)。そして試合。
3.感想
「ダニエルさん」と「ミヤジさん」の『ベスト・キッド』。本音を言えばリメイクして欲しくない名作。リメイク版はコレとは別物、として鑑賞するのがよろしいかと。内容はオリジナルとほぼ同じ。少年がいじめられて、強くなって、最後はライバルと互いに認め合う。ただしコチラの方は年齢的に低い。「ダニエルさん」は高校生。少年ドレは小学生。ジャッキーの役はアパートの管理人「ハン」。無愛想な男。過去につらいことがあって暗い表情(そのため映画の雰囲気が盛り上がらない。残念な演出)。ドレとメイが親しくするのが気に入らない「チョン」という少年。仲間と一緒にドレにイヤガラセ。ハンがドレを助けたことで、最後は「カンフー・オープン大会」でドレとチョンが一騎打ち。子供のカンフー大会なので試合の迫力はまあまあといったところ。しかしながら、観客が大声援を送ったり、試合結果がモニターに格好良く映されたりするなど、「大会のシーン」はえらく気合いが入っていて盛り上がる演出になっています。好きなキャラ・シーンを探して鑑賞するのがオススメの作品です。
(YouTube)「予告編」
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