2020年10月27日火曜日

ジャッキー・チェン『80デイズ』「世界一周旅行を妨害する人たち」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキーが世界一周旅行。追っ手と戦うシーン、「黄飛鴻」(サモ・ハン)、ヘンな王子(シュワルツェネッガー)、歴史上の人物に注目です。

1.ストーリー

イギリスの発明家、中国人の助手、女性の三人が世界一周の旅に出る。

2.キャスト&見所

とっても楽しいアドベンチャー映画。ストーリー上の主役はスティーヴ・クーガン演じるイギリスの発明家「フィリアス・フォッグ」。科学大臣ケルヴィン卿と「80日で世界一周できるかどうか?」という賭けをする役どころ。しかしながらこれはジャッキーのアクションを見せる映画。ジャッキーは警官に追われている謎の中国人「ラウ」の役。フランス人のフリをして、フォッグの助手になります(このやりとりも楽しい)。フォッグと世界一周の旅に出るラウ。次から次へとハプニング。楽しい映画で基本的に悪役もそんなにワルではありません。フォッグと相性が悪いケルヴィン卿。「80日で世界一周できたら科学大臣の地位を譲る」という賭けをフォッグとしてしまったため、フォッグの旅を妨害しようとします(うまくいくかな?)。ラウの村を襲う盗賊団、旅を妨害する女将軍などの悪役がアクションシーンを盛り上げます。愉快なキャラが他にもいっぱい。イスタンブールのハピ王子(アーノルド・シュワルツェネッガー:ヘンな髪型。アンドレ・ザ・ジャイアントみたい)、歴史上の有名人(ライト兄弟(オーウェン・ウィルソン、ルーク・ウィルソン)、ヴィクトリア女王、ほか)ら。彼らと「フォッグの旅」との関わりに注目。アクションシーンはジャッキーが担当。「ジャッキー映画」おなじみの「アクション+コメディな演出」。ラウが画廊で戦うシーン、「十虎(黄飛鴻(サモ・ハン・キンポー)率いるカンフーの達人たち)vs. 盗賊団」、ニューヨークで女将軍がラウを襲撃するシーンがオススメ。笑いのシーンも充実。ハピ王子が出てくるシーンはツッコミどころがいっぱい。ラウがフォッグの助手になるシーン、フォッグの変な発明品の実験台にされるシーン、フォッグの旅を妨害しようとする男がトチるシーンなどが楽しい。

3.感想

面白いシーンが次から次へと出てくる「サービス精神」にあふれた映画。ジャッキー&サモ・ハンの共演シーンもあります。ジャッキーの役は、警官に追われる「ラウ」。追われている理由も重要。発明家フォッグはちょいと抜けた男。優秀ですが、必ずミスをしてしまう残念な人。そんな二人の旅。行く先々でいろんな連中に旅を妨害されてしまい、それが「笑い」と「アクション」につながっていきます。アクション、個性的なおもしろキャラ、笑いを楽しみたい人にオススメの傑作。科学大臣にバカにされたフォッグ。彼は80日で世界一周できるのか?

(YouTube)「予告編」

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