2023年1月24日火曜日

カーター・ワン『少林寺への道4』「やたら疑われる青年 vs. 真の黒幕」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」少林寺の青年が師匠の命令で寺を混乱させた裏切り者を捜すカンフー映画。裏切り者の正体、かわいい皇女、ツッコミどころに注目。

1.ストーリー

少林寺の青年が謎の黒幕に陥れられ、濡れ衣を晴らすため戦う。

2.キャスト&見所

少林寺で次々に僧たちが殺されていく。犯人もその目的も謎。少林寺の「悔心院」に幽閉されているテンチー師範。弟子ペンフェイ(カーター・ワン)に「少林寺の裏切り者を探り出せ」と命じる。悪役は「少林寺を陥れようとする男」。次々に少林寺の僧や関係者を襲ったうえ、皇帝から寺に贈られた「秘宝の香炉」を奪う。その正体と目的は? 「良いチャンス」とばかりに少林寺を追い込んで潰そうとする皇帝(江南)とその妹である皇女(ロン・ジェンエール)もまた少林寺を陥れる存在。追い込まれて焦った高僧たちが「殺害命令書」を発行。これによりペンフェイは刺客たちに襲われる。高僧の弟子チーラン(許治美)は少林寺の行く末を案じ、ペンフェイをフォロー。アクションが見せ場の映画ですが、個性的な演出がちょいちょい入ります。少林寺から逃走したペンフェイを刺客が襲うシーン(「ペンフェイを油断させる芝居」付き)、食堂でペンフェイが追っ手と戦うシーン(箸で相手を撃退する珍シーンも)、最後の対決(ついに「叛徒(裏切り者)」の正体が明らかに)。ワイヤーでスーパーマンばりにペンフェイが空を飛ぶシーンも珍。真顔で飛ぶ姿は観ているコッチの方が少し恥ずかしいような気が。

3.感想

謎の裏切り者&そいつを操る謎の黒幕。何が目的で少林寺を混乱させているのか? ツッコミどころがいっぱいの映画。何かと疑われるペンフェイ。「遺体のそばにいたから」というたったそれだけの理由で高僧から殺人犯扱いされてしまう。自らの手で無実を証明し、「少林寺の裏切り者」を捜し出さなければならなくなったペンフェイ。次々に襲いかかる刺客を倒しながら、最後に黒幕にたどり着く。しかし、その「オチ(黒幕の正体&事件を起こした理由、最後の決着戦)」にもツッコミどころが(なぜか皇女もペンフェイと一緒に黒幕と戦う、ヘンな馬車ほか)。カンフー映画定番「食堂のシーン」など笑えるシーンもある名作。皇女役のロン・ジェンエール(意地悪だけどカワイイ役どころ)にも注目。最後まで敵の正体が謎のサスペンスなカンフー作です。

(YouTube)「予告編」

--------------------------------------

Amazonショッピングサイトへのリンクです。

0 件のコメント:

コメントを投稿