2020年12月15日火曜日

サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』「無敵のチョッキ」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」「不死身の衣」をめぐって大勢の個性派キャラが争うコメディ映画。悪役(カニ拳を使うラスボス、ヘンな盗賊)が楽しい珍作です。

1.ストーリー

「不死身の衣」をめぐって大勢が争う。

2.キャスト&見所

多くのキャラが楽しませてくれる映画。主役はサモ・ハン演じる「デブゴン」。それを身につければ「天下無敵」になれるという「不死身の衣」を手に入れるためにかなり年上のオバサンと結婚したデブゴン。「衣」を持ち逃げ。オバサンの依頼でデブゴンを追うことになった賞金稼ぎのタイガー(ラウ・カーウィン)だが、「衣」を欲しがる者たちに邪魔されてしまう。この映画の悪役は「衣」を欲しがる者たち。つまり、元の持ち主のオバサン以外はみんな悪役。スリの女とその相棒(フォン・ハックオン)、毒でデブゴンを始末して「衣」を奪おうとする寄り目男、「棺桶王」とかいう町で一番のカネ持ち、「盗賊兄弟(兄パンサー(ディーン・セキ)、弟スマイリング・タイガー)」。一番の悪は盗賊兄弟の父である「白眉和尚(リー・ホイサン)」。変わった拳法「カニ拳」を使う白眉和尚。ただでさえ強いのに「不死身の衣」を入手してディフェンスもバッチリ。端役でユン・ピョウ、マースらが登場(売れる前のユン・ピョウはチンピラ役が多かった。この作品でも小さい役で登場)。サモ・ハン映画でおなじみの人たちが多数出演していますが、一押しはやっぱりディーン・セキ演じる「パンサー」。とってもマヌケなキャラ。ベタすぎる笑いを提供。最後はデブゴンにボカボカやられて、へろへろに。オーバーアクションでおなじみカール・マッカが登場するシーンも楽しい。アクションは、デブゴン、タイガー、白眉和尚、スマイリング・タイガーらが戦うシーンが迫力。「タイガー vs. スマイリング・タイガー」の「タイガー決定戦」、ラストの決着戦が特にオススメ。

3.感想

キャラが楽しい映画。なんだかんだ言っても「不死身の衣」が欲しい、というのがみんなの本音。ダマしダマされで「衣」の持ち主が二転三転。最終的に「衣」を手に入れるのは誰なのか? 昔は悪役が多かったサモ・ハン。コミカルカンフーで70年代後半~80年代全般に大活躍。彼の代名詞となった「デブゴン」というキャラ。「デブゴンシリーズ」で一番面白いのがコレ。個性的なキャラが「衣」の奪い合い。タイトルが『カエル拳対カニ拳』。リー・ホイサン演じる「白眉和尚」が使う「カニ拳」が実に個性的(でも、隙が大きい技のような気もする。だから「衣」が欲しいんですね)。「カニ拳」はわかりますけども、「カエル拳」って何ですかね?(サモ・ハンのカンフーを「カエル」呼ばわり?)。サモ・ハン映画でおなじみの人たちがコメディとカンフーで楽しませる内容。好きなキャラ、シーンを自由に楽しむ娯楽作です。

サモ・ハン・キンポー『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』「無敵のチョッキ」「金洋ロードショー:映画ブログ」
珍キャラ

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