2025年12月14日日曜日

「純金映画ブログ」『ピンク・パンサー3』(1976年)「フランスのどんくさ警部が元上司に襲われる」

フランス警察の珍警部が精神病院を抜け出した元上司に最新兵器で襲われる。見所を紹介。

(YouTube)予告編

1.ドジ男

「純金映画ブログ」『ピンク・パンサー3』(1976年)「フランスのどんくさ警部が元上司に襲われる」

前作から三年後。フランス警察のジャック・クルーゾー主任警部(ピーター・セラーズ)。実にどんくさい男であるが、上司のドレフュスが精神的に参ってしまったため「主任警部」に昇進。精神病院から退院間近のドレフュスに決定的なダメージを与えてしまう。


2.キャラ

「純金映画ブログ」『ピンク・パンサー3』(1976年)「フランスのどんくさ警部が元上司に襲われる」

以前からクルーゾーにイラついてきたドレフュス(ハーバート・ロム)。ゲートボールの玉、インディアンの矢を頭に食らってついにキレてしまう。世界中から名のある犯罪者(強盗ソニエ、ほか)を集め、銀行からカネを奪い、世界的な科学者とその娘を誘拐。レーザー兵器を作り、世界を脅迫。その目的は「クルーゾー抹殺」(たかが一人を殺すために大変な計画を立て、実行)。そんなドレフュスに協力するのは強盗の常習犯ソニエら。レーザー研究の権威ファスベンダー教授(リチャード・バーノン)は娘を人質に取られてドレフュスにやむなく協力。教授誘拐事件を捜査する英国のクインラン警視はクルーゾーのドジで被害。他に、世界各国の殺し屋(レスリー・アン・ダウン、オマー・シャリフ、小人、ほか)、ホテルのフロント係(グレアム・スターク)、おなじみフランソワ(アンドレ・マランヌ)、ケイトー(バート・クウォーク)。アメリカ大統領ジェラルド・フォード、国務長官ヘンリー・キッシンジャーのソックリさんも登場。


3.トリビア

「純金映画ブログ」『ピンク・パンサー3』(1976年)「フランスのどんくさ警部が元上司に襲われる」

『暗闇でドッキリ』(1964年)から『ピンク・パンサー2』(1975年)まで11年のブランク。『2』が大ヒットしたため、「ユナイテッド・アーティスツ」は急いで『3』を制作。ウケてるうちに稼ごう、という作戦。監督はシリーズおなじみブレイク・エドワーズ、音楽はヘンリー・マンシーニ。今回はダイヤ「ピンク・パンサー」は関係ナシ。クルーゾーを目の敵にするドレフュスの「執念」がテーマ。「最新兵器」「刺客の襲撃」といったジェームズ・ボンド作の「パロディ」といった雰囲気も。実際はもっと長い映画だったが、大幅にカット。その未公開シーンはセラーズの死後に追悼作として製作された『ピンク・パンサーX』で使用。撮影はパリ、ミュンヘンほか。「ホワイトハウスの大統領執務室」のシーンはイギリス「シェパートン・スタジオ」に実物大レプリカを建設して撮影。レーザー兵器「ドゥームズデイ・マシン」はソニーのエンジニアが設計。しかしながら、残念なのがセラーズと監督エドワーズの関係。何が原因かは知らないが、仲が悪い二人。特にセラーズは肉体的にキツいため(心臓に持病)、精神にも影響。アクションシーンはスタントマンが代演。完成版に満足せず、「自分の才能を悪用した」と公にエドワーズを批判。ドレフュスがパイプオルガンを弾くシーンはハーバート・ロム自身が怪人役で主演した『オペラの怪人 (The Phantom of the Opera)』(1962年)のセルフパロディ。ヒロイン「オルガ」役のレスリー・アン・ダウン。元々は『007』でおなじみモード・アダムスが「オルガ」役で、数シーン撮影した。ところが、肌を見せるシーンに難色を示して解雇。アダムスが出演したシーンはレスリーで再撮影された。セラーズの友人グレアム・スタークは今回はヒゲ&ヅラで誰だがわからないほど変身した姿で出演。監督の妻ジュリー・アンドリュースは「女装家エインズリー・ジャービス(ファスベンダー教授の執事)」の歌声を担当。セラーズと監督が不仲だったのは残念ですが、内容は傑作。ヒットして『ピンク・パンサー4』に続きます。

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