チャイナタウンで美女が化け物に拉致され、女の婚約者とトラック運転手が救出に向かう。見所を紹介。
(YouTube)予告編
1.チャイナタウン
サンフランシスコのチャイナタウンでは二大中国人グループが激しい抗争。トラック運転手ジャック・バートン(カート・ラッセル)&レストラン経営者ワン・チー(デニス・ダン)の米中コンビも巻き込まれる。そんな状況で突如出没したロウ・パン(ジェームズ・ホン)という長寿の妖怪(秦の始皇帝に呪いをかけられたそうな)。手下の「サンダー」(カーター・ワン)、「レイン」(ピーター・クォン)、「ライトニング」(ジェームス・パックス)と共に大暴れ。一方の中国人グループを傘下に入れ、勢力を拡大。
2.キャラ
ジャックは勇敢ながらドジ男。ワンは格闘技ができる強い奴。ロウ・パンは「若さと肉体の復活」を求めて「緑色の目を持つ女」を必要とする。サンダーらは得意技を持つ強者たち。ロウ・パン事件に巻き込まれる弁護士グレイシー(キム・キャトラル)、ワンの婚約者ミャオ・イン(スージー・パイ)は「緑色の目を持つ女」。観光バスの運転手で魔術師のエッグ・シェン(ヴィクター・ウォン)はロウ・パンと戦うジャック&ワンにとって頼もしい味方。ワンの伯父(または叔父)チュー(チャオ・リー・チ)も少し活躍。
3.トリビア
監督ジョン・カーペンター。カート・ラッセルとは友人関係で、ラッセル主演の『ザ・シンガー』(1979年)、『ニューヨーク1997』(1981年)、『遊星からの物体X』(1982年)を監督。「盛りだくさんな内容の脚本」に感銘を受け、『ゴーストハンターズ』の監督契約を結んだ。チャイナタウンが舞台ということでアジア系俳優が多く登場。カーペンターが香港アクション映画のファンでもあることから有名なカーター・ワンを起用。『少林寺への道』(1976年)、『ドラゴン太極拳』(1978年)でもおなじみ「気合いの入った表情」をカーターはこの作品でも発揮。カーペンターによるとカーターは「英語はダメだったが、声が優しくて良かった」とのこと。映画の内容は西部劇のエッセンスを入れたアクション作(元々は西部劇だったが、現代劇に脚本が書き直された)。チャイナタウンのシーンはほんの一部がロケで、抗争シーンなどはセット撮影。撮影現場は楽しかったそうだが、中国人の映画ファンにはウケず。『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1985年)での「中国系アメリカ人の描写(特にチャイニーズマフィア)」が物議を醸し、今回もその雰囲気があったためと思われる。また撮影は冬に行われ、ラッセルが高熱を出すハプニング(それでも根性で撮影続行)。「ロウ・パン」を演じたジェームズ・ホンは特殊メイクが肌にくっつきすぎてメイクを嫌がったという。興行的な問題も。同時期に公開予定のエディ・マーフィ主演『ゴールデン・チャイルド』も「アジア、SFX、アクション」で似たコンセプト。そのため、これよりも先に公開されるよう制作を急いだ(アメリカでは1986年7月2日公開。『ゴールデン~』は1986年12月12日)。カーペンターはエディ・マーフィに対抗するため、クリント・イーストウッドかジャック・ニコルソンを主演に希望していたが、どちらもスケジュールが空いていなかった。映画会社はカート・ラッセルを推薦。「ジャック・バートン」というキャラをよく理解したうえでラッセルは楽しくジャックを好演。撮影前には役作りのためウェイトトレーニングとランニング。「グレイシー・ロー」役のキム・キャトラルは『ポリスアカデミー』(1984年)のヒロイン役で有名。しかし「イメージが定着すること」を嫌い、今回は「コミカルな雰囲気ながら、たくましい女」を好演。後、テレビドラマなどでも大いに活躍。「ワン・チー」役のデニス・ダンは子供の頃に武術の訓練を経験し、大人になってからは京劇を演じたことがある。そのため「武術のシーンは難しくなかった」という。カーペンターは「歌手」としてテーマソングを歌った。予算は大きいものとなり、 1,900 万ドルから 2,500 万ドル。劇中に登場する化け物「ガーディアン」(目玉が複数ある「偵察」型浮遊生物)は意外なほど複雑な構造をしており、撮影に10万ドル以上の費用がかかったとか。しかしながら、ジェームズ・キャメロン『エイリアン2』が大ヒットして話題をかっさらい、『ゴーストハンターズ』の興行収入は製作費を大幅に下回る結果に。この失敗でカーペンターは「ハリウッド大手作品」に幻滅し、独立系映画製作にカムバック。しかし、作品が徐々に人気化。コミック版、ビデオゲーム、カードゲーム、フィギュアが発売された。また登場キャラをモデルにしたと思われるキャラが別作品に登場するなどの影響。当時の観客にはアピールできなかったが、個性的なシーンが盛りだくさんの「面白い傑作」であることが後に証明された。
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