二人の暗殺者による新旧対決に女が巻き込まれるハードアクション&スリリングなサスペンス。見所を紹介。
(YouTube)予告編
1.二人の男
どんな世界にもライバルが。「暗殺の世界」で名高いロバート・ラス(シルヴェスター・スタローン)。ある男を墓地で狙撃しようとするが、何者かが先に狙撃。ミゲル・ベイン(アントニオ・バンデラス)はラスに取って代わって「世界一の暗殺者」になりたい男。ラスのターゲットを横取りし、最後は謎の黒幕からの依頼でラスの命を狙う。
2.女
ハッカーの女エレクトラ(ジュリアン・ムーア)。盗んだ情報を売って大金を得ようとするが、取引相手はヤバイ筋の者。逆に命を狙われるが、ラスと出会ったことで人生に変化が・・・。
3.トリビア
スタローンが暗いキャラを演じるサスペンスなアクション作。ストーリーにやや難があるような気がする。ラスの仕事を邪魔するベイン。「ゴルゴ13」ならそういう奴は直ぐさま始末するところだが、ラスはそうではない。なぜならラストにラスとベインが決着戦をするシーンが見せ場の映画だから。監督はリチャード・ドナー。『リーサル・ウェポン』(1987年)を撮っているように「バディムービー」はお得意。ラスとベインの関係を上手く表現できているか、が見所の映画だと思うが、やはりストーリーに問題。オリジナル脚本を書いたのはウォシャウスキー姉妹。監督リチャード・ドナーがキャラクターをもっと生かすために脚本の書き直しを検討。ブライアン・ヘルゲランドが加筆。ウォシャウスキー姉妹は「ヘルゲランドによって脚本が完全に書き直され、映画から自分たちの名前が削除されるところだった」と不満。結局、わかりにくい部分もあり、興行成績は振るわず。ラス、ベイン、謎の黒幕。この三名の関係がもっとわかりやすく、掘り下げて表現されていたらよかったのにと思う。また、「暗い殺し屋ラス」が若い女と出会ってキャラ変するのも妙だった印象。ただ、ラスとベインが争うシーンはさすがに緊迫感があった。
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