「金洋ロードショー:映画ブログ」ベトナム帰りの元・グリーンベレーがミャンマーで拘束された人道支援団体の救出に向かう。見所を紹介。
(YouTube)予告編
1.パート4
ベトナム、アフガニスタンで死闘を展開したことがある元・グリーンベレーのジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)。今ではタイでひっそりと暮らしている。そんなある日、ミャンマーで人道支援活動を行おうとするNGOの一団がランボーにミャンマーへの案内を依頼。メンバーのサラ・ミラー(ジュリー・ベンツ)に熱心に頼まれ、受諾。ところが凶暴な海賊に襲撃されたり、NGOメンバーが拘束されたり。傭兵がNGO救出に向かうが、敵の多さに弱腰になってしまう。
2.トリビア
残酷シーンに要注意の映画。『ランボー3/怒りのアフガン』から20年ぶりの続編。なぜ20年も経ってパート4をスタローンは作る気になったのか? スタローン「ランボー役をまたやってみたいと思うようなテーマが無かったから」とのこと。主演、監督、脚本はスタローン(「スタローン」ではなく「ランボー」の視点で脚本を書いた。毎日のように書き直して修正を加えたという)。「劇場公開版」と「エクステンデッド・カット版」(未公開シーンの追加、特別編集により公開版とは趣が違う内容になっているとか)の二種類。「20年ぶりの続編」ということで「昔とは違う」面も。「サミュエル・トラウトマン大佐」を演じたリチャード・クレンナが2003年にすい臓癌で死去。過去三作で音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスも2004年に癌で死去。1997年には「カロルコ・ピクチャーズ」が倒産し、ランボーシリーズの権利は「ミラマックス・フィルムズ」に移転(その後、さらに転売された)。変わらないのは不安定な世界情勢。非常に荒っぽい、無惨なシーンが多い作品となったのは、スタローン「現実をありのままに描いたから」というのが理由。ミャンマーをテーマにしたのは、スタローン「残忍な暴力が起こっているにもかかわらず、国際社会からあまり注目されていないように思えたから」ということらしい。実際、イラク戦争について描かれた映画はあるが、ミャンマーについては他にあるのかどうか。撮影はミャンマーとの国境からそれほど遠くないタイ北部。そのため出演者にはミャンマー政府から圧力が掛けられた(カレン族の元・戦士も出演。映画に参加すれば家族がミャンマーに投獄されるリスクがあったが、役を引き受けた)。製作費4,750万~5,000万ドル。全世界で1億1,320万ドルの興行収入。過激なシーンが多かったが、スタローンは負傷することもなく撮影完了(ミャンマー軍に撃たれそうになったが、無事だった。にもかかわらず、竹で頭を打って気絶するハプニング)。スタローンはミャンマーを「地獄」と表現。現地で悲惨な姿になった生存者を多数目撃。この映画に描かれた「残酷さ」は現実のものであった。
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