2024年11月29日金曜日

『ポリスアカデミー』(1984年)「警官志願の珍妙な連中&イジワル教官」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ヘンな奴らが警察学校に入校するシリーズ第一弾。警察学校の校長、教官、マヌケな入校者たち&イタズラ。見所を紹介。


(YouTube)予告編

1.主役

『ポリスアカデミー』(1984年)「警官志願の珍妙な連中&イジワル教官」

親が警官だったケリー・マホニー(スティーヴ・グッテンバーグ)。しかし、どこに行ってもトラブルを起こす問題児。オヤジと親しかったリード警部(テッド・ロス)の命令で警察学校に入校することに。サッサと退学すればいい、などと甘い考えのマホニー。個性的な仲間、美人との出会いで少しずつ心境に変化が。


2.警察学校

『ポリスアカデミー』(1984年)「警官志願の珍妙な連中&イジワル教官」

珍妙な連中が警察学校に入校。それは市長が「入校資格」を大幅に緩和したことが原因。しかし、指導する側の警察学校としては「ワケのわからん奴」はお断り、といったところ。ハースト長官(ジョージ・R・ロバートソン)は特に厳しい態度で個性的な入校者を嫌悪。エリック・ラサール校長(ジョージ・ゲインズ)は一応、長官の意向(不適格な奴は容赦なく落第させろ)を支持。新人を直接指導する立場のサデウス・ハリス警部(G・W・ベイリー)は長官を強く支持。特に、ナマイキなマホニーを重点的に指導。ハリスと共に教官を務めるデビー・キャラハン(レスリー・イースターブルック)は男勝りな女。しかし、母性に目覚めてキャラ変。


3.美女

『ポリスアカデミー』(1984年)「警官志願の珍妙な連中&イジワル教官」

マヌケなイタズラと同様、美女が登場するのもこのシリーズの特徴。記念すべき一作目のヒロインは新入生のカレン・トンプソン(キム・キャトラル)。お金持ちの「お嬢様」で、母の反対を押し切って入校。なかなかの変わり者。そのためか、マホニーと意気投合。最後はマホニーらと暴動の鎮圧に乗り出す。キム・キャトラルはカート・ラッセルの珍作『ゴーストハンターズ』(1986年)でもヒロイン役。コチラの方も注目されたい。


4.トリビア

『ポリスアカデミー』(1984年)「警官志願の珍妙な連中&イジワル教官」

「拳銃男」「地上最強のドジ男」など個性的なキャラが大勢登場する『ポリアカ』シリーズ。結局、7作が作られた。その全てに登場する「人間効果音」マイケル・ウィンスロー。口だけでマシンガンの音やハーモニカの音を出す器用な男。元々、劇場を沸かせるコメディアンとして人気があった。冒頭でマホニーが駐車場でムチャな運転をするシーンはスタントマンによるもの。「太っちょ」レスリー・バーバラを演じたドノヴァン・スコットはカメラ店を川に落とされるシーンで危うく転覆事故寸前。カナダ・トロントで撮影された本作(撮影日数はわずか40日。「効率良く撮影したい人が監督」だと結構早く撮り終わるらしい)。「栄光の警察学校」は実は「廃業した精神病院」。建物や風景が警察学校のイメージにピッタリだったため「ポリアカ」として復活。「ハリス警部」と言えば「指揮棒」。これは元々エキストラが持っていたものであったが、ハリスにピッタリだったためその後も使用され続けた。「モーゼス・ハイタワー」を演じたババ・スミス。強い、怪力男のイメージであるが、フットボール時代のケガが原因で実は走ることが困難。そのため歩くシーンが多かった。また、DVDの特典映像に出演しているが、妙な髪型(海苔を貼り付けているみたいな。自毛にしては妙な感じだった。ヅラかもしれない)。残念なことに2011年に自然死。「拳銃男」タックルベリーを演じたデヴィッド・グラフは2001年に心臓発作で死去している。監督ヒュー・ウィルソンもチョイ役で出演。ハイタワーが運転する車に追突される役(ビビった表情が面白かった)。「ブルーオイスター」でブランクス&コープランドとダンスする男たちは社交ダンスのプロらしい。ラストに登場する楽団はトロント警察のホンモノ。微妙な表現がある映画。黒人女性フックス(マリオン・ラムジー)が侮辱されるシーンがあるが、「jigaboo」とは「肌の色が濃い黒人」という意味。「差別用語」であるため使用しないよう注意されたい。また逆にフックスが悪役を罵るときに発した「dirtbag」は「人間のクズ」の意。これも良い表現ではないため使用しないようにして欲しい。

-------------

Amazonショッピングサイトのリンクです。

ポリスアカデミー [Blu-ray] 

---------------------

ゴースト・ハンターズ [Blu-ray]

0 件のコメント:

コメントを投稿