「金洋ロードショー:映画ブログ」ラングレンが狙撃手を演じるアクション映画(1996年)。「撃たへんのかい」といった感じでツッコミながら鑑賞する作品です。
(あらすじ)
スナイパー(狙撃手)が女パートナーと組んでビルから遠距離狙撃をしようとするが・・・。
①主役
スナイパーの「イーグル1」(ドルフ・ラングレン)。超遠距離狙撃を得意とする謎の男。謎の暗殺組織に雇われてターゲットを暗殺するのが任務。そもそもどこの国の人間で、なぜそんな組織に雇われているのかは不明。
②組織
謎の暗殺組織。「ゼロ」とかいう正体不明の人物が率いている。どこの国の組織なのか? 強力な武装をバックアップしているのは何者なのか? それが本編で語られることはなかった。
③中山美穂?
「イーグル1」は遠距離銃で撃つ係。しかし、狙撃というもの距離が遠ければ遠いほどサポート役が必要(らしい)。「イーグル1」の任務をサポートするスポッター(助手係)を務める「イーグル2」(ジーナ・ベルマン)。中山美穂っぽい顔の女。ターゲットまでの距離や風の強さを測って「イーグル1」に伝える。
④過去
「イーグル1」と「イーグル2」には過去が。二人である標的を狙ったが、「イーグル1」が狙撃をためらった。そのせいで組織から銃撃された。任務を怠った者には「死の制裁」が加えられるのが組織のルール。
⑤現在
「イーグル1」と「イーグル2」が再び組んで任務。今回はビルからある人物が乗る車を狙撃すること。ビルに潜入して、銃を設置する。前回の任務で狙撃を怠った「イーグル1」と「イーグル2」がなぜ「死の制裁」を加えられることなく再び組むことになったのか? それが本編で語られることはなかった。
⑥警備員
あるビルに潜入して狙撃しようとする「イーグル1」と「イーグル2」。そのビルには二人の警備員が。クライン(コンラッド・ダン)とオハラ(クリストファー・ハイアーダール)。クラインはマジメであるが、オハラは薬物中毒者。「イーグル2」にからむオハラ。実に邪魔くさい奴(態度悪すぎ、下品すぎ)。
⑦どんくさい
カッコつけてるけど未熟な「イーグル2」。トイレでオハラに暴行されてしまう。「イーグル1」が助けるが、中途半端な対応。
⑧熱愛
助けられたことで「イーグル1」を愛する「イーグル2」。ラブシーン。そういうことをする雰囲気の場所・状況ではないが、アクション映画に「お色気シーン」は付き物。
⑨最後の仕事
車を狙撃しようとする「イーグル1」。またしても撃たない。「殺されるターゲットの顔が自分自身に見える」というのがその理由。殺し屋は使い捨てされるのがオチ。足を洗うには任務を拒否するしかない、という考えのようだ。
⑩黒幕
任務を拒否したことで大勢の殺し屋に襲撃される「イーグル1」。激しい戦闘。そして「ゼロ」が正体を現す・・・。
(YouTube)「予告編」
(解説)
過去のシーンで「イーグル1」と「イーグル2」がヘリから銃撃されるシーン、エレベーターを使ったアクション、ラストの一連の決着戦が迫力のアクション作。キャラ設定は良いのですが、ストーリーにちょいと疑問がある映画。二度も任務に背いた「イーグル1」。足を洗いたいのが本音。ではなせ、任務を引き受けたのか? ワザと任務に背いて組織の殺し屋を始末して「ゼロ」と決着をつけるのが目的だった? それなら良いストーリーです。しかしながら、説明不足のためストーリー展開に疑問を感じる内容。「寡黙な男」を演じることが多いラングレン。そのせいで「イーグル1」の意図が伝わりにくかったのが残念。爆発シーンも「いかにもCG」って感じでちょいと興ざめ。もう少し「説明的なシーン」が欲しかったところです。
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『スナイパー 狙撃』はDVD化されていません。VHSでリリースされたのにDVD化されていないビデオがとても多いのが残念です。
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