「金洋ロードショー:映画ブログ」青年が清朝の再建を狙う皇帝軍の隊長と戦うカンフー映画。強いウォン・インシック、メガネキャラのリー・クンに注目です。
1.ストーリー
青年が清朝の復活を阻止しようとする。
2.キャスト&見所
舞台は清朝が倒れた頃。ビリー・チョン演じる宿場の息子「ミン」は清朝を嫌う男。その象徴である「弁髪」を嫌い、弁髪をしている者の髪を強引に切るなど荒っぽいことをする。そんなミンが清朝の皇帝軍に追われる男の強さに憧れ、皇帝軍の隊長ナイ(ウォン・インシック)と戦うことに・・・。悪役の「ナイ」。清朝の再建を狙う皇帝軍のリーダー。裏切り者を追って、ミンの宿場にたどり着く。演じるウォン・インシックはブルース・リー『ドラゴンへの道』、ジャッキー・チェン『ヤング・マスター 師弟出馬』『ドラゴンロード』で有名なテコンドーの達人。この映画でも強いところをたっぷりと見せてくれます。ミンの父役でティエン・フォンが登場。理性的な人格者の役。ミンの強さにホレる保安隊長の役でリー・クン。メガネをかけて、ちょっと楽しい感じのキャラ。ウォン・インシック同様、ティエン・フォン、リー・クンはブルース・リー、ジャッキー・チェンとの共演でおなじみ。保安隊長の娘「マー」を演じるのは劉皓怡という美人さん。彼女もまた勇ましい姿を見せる魅力的なキャラ。アクションはやはりミンやナイが戦うシーンが見せ場。カンフー映画定番の「食堂での乱闘シーン」といったコミカルな演出もあります。
3.感想
ビリー・チョンを売り出そうとする意欲を感じる作品。ブルース・リー、ジャッキー・チェンと共演している人たちが登場。「ティエン・フォンが父親役で、ウォン・インシックが強敵の映画」と言えば、ジャッキー・チェンの『ヤング・マスター 師弟出馬』『ドラゴンロード』。ビリーにはジャッキーみたいになってもらいたい、という希望が伝わってくる(かもしれない)キャスティング。しかしながらビリー・チョンはちょっと濃い顔立ち。キャラもややナマイキな感じ。親しみを感じるジャッキーとは雰囲気が違う。それが原因だったか、日本ではブレイクしませんでした。この作品のオススメは、ウォン・インシックの強烈なキック、リー・クン演じる保安隊長のユーモラスな雰囲気、ティエン・フォンの「オヤジっぷり」。キャラ、アクション、ちょっとした笑いの演出に注目の傑作。オススメ作ですが、この映画の日本版DVDは発売されてません(されてますか?)。私はVHSで鑑賞しました。。
ビリー、リー・クンら |
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