「金洋ロードショー:映画ブログ」謎の青年が「遺産」を盗んだ変装の名人を追うカンフー映画。どんくさい二人組、怪しい連中、変わった仕掛けのある通路に注目です。
1.ストーリー
「遺産」を盗まれた青年が犯人を追い、正体を暴く。
2.キャスト&見所
リュー・チャーフィー演じる「リュー」が主役。リューは謎の青年。盗まれた「遺産」を追って全国を捜し回る。犯人は「変装が得意な男」。怪しいとニラんだ連中を追うリューだが、空振りばかり。悪役は「遺産を盗んだ男」。変装しながら逃亡するため、なかなか見つからない。リューは謎の青年、犯人も謎の男。「遺産」とは具体的には何なのかも謎。ラストに明かされる全ての謎。わかりやすいカンフー映画とは違ってちょっとひねりを加えた演出になっています。これまで一人で頑張ってきたリュー。偶然出会ったヘンな二人組に犯人捜索への協力を依頼。漫才コンビみたいなニン(ラウ・カーウィン)と鍛冶屋(リー・ホイサン)。ニンは、カネをもらって死刑囚の身代わりになる商売をしている男。ニンと仲がいい鍛冶屋は腕力はあるが少し頭がニブい男。この三人で怪しい連中(「怪しい薬売り」「怪しい易者」「マヌケな将軍」)を追跡・格闘するシーンがこの映画の見せ場。ニンと鍛冶屋が易者にダマされて病人の島に行くシーンも楽しい(かもしれない)。格闘シーンはリューが担当。怪しい連中を問い詰めたり、戦ったり。最後は「遺産を盗んだ男」と勝負。相手はなかなか手強い。どんな戦いになるか?
3.感想
この作品の原題は「一胆二力三功夫:FIST AND GUTS」。「拳法と根性」の映画ですね。でも「魔宮拳」てのがよくわかりません。「仕掛けがある通路」&「最後の戦いが行われる場所」が「魔宮」? リュー、ニン、鍛冶屋が怪しい男たちを追跡・格闘して、最後は真犯人と対決。リューがカンフーを見せ、ニンと鍛冶屋が笑いを取る役割分担。しかしラストはシリアス。カンフーのシーンよりも個性的なキャラを楽しむ映画。肩の力を抜いて、笑いながらツッコミながら観るのがオススメ。この映画の日本版DVDは発売されてません(されてますか?)。私はVHSで鑑賞しました。
格闘シーン |
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