2020年11月7日土曜日

マイケル・ホイ『Mr.Boo! インベーダー作戦』「売れないタレントの珍作戦」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」タレントが有利な契約を求めて頑張るコメディ。ホイ兄弟、強欲手品師、義手のボディガード。実に不謹慎な「命がけゲーム」にも注目です。

1.ストーリー

売れないタレントが有利な契約を求めて悪戦苦闘する。

2.キャスト&見所

香港のブラックなテレビ業界を描いた映画。マイケル・ホイ演じる「シップ」は売れないタレント。歌とダンスが絶望的にヘタ。売れるワケがないのに「いつかは売れる」と勘違いしています。たまにある仕事もつまらないものばかり(しかもトチる)。MTVテレビと8年間の専属契約を結んでいますがマトモな仕事もなく、完全に飼い殺し状態。そんなシップが別の局でやった司会の仕事が大ウケ。移籍を希望。悪役は、シップを飼い殺し状態にしたり、視聴率の悪いプロデューサーに「責任」を取らせたりする「MTVテレビ」。実に冷酷なテレビ局。人の命など何とも思っていない役員たち(最悪)。新しいプロデューサーは働き過ぎで体を壊した女。二人のボディガードに守られています。別の局に移籍したいというシップの申し出を却下。女プロデューサーの金庫から契約書を盗み出そうとするシップを二人のボディガードが追い回す(「義手のボディガード」を演じるのはチェン・フーシェンというゴツい男。『クレージーモンキー笑拳』では「インチキバクチ三人組」の役で登場し、ジャッキー・チェンとコミカルな共演。笑うとマヌケな感じになるのがちょっと悲しい役者)。そんなシップに協力するのは弟ティンガイ(リッキー・ホイ)。「手拍子に反応するテレビ」を開発するほどの天才。サイギッ(サミュエル・ホイ)と妹リンリン(エレン・リュウ)はシンガポールから来たマジシャンで、搾取され金銭的に苦労しています。ティンガイとリンリンは恋愛中。シップとサイギッが女プロデューサーのボディガードと対決。笑いのシーンでは、シップがつまらない仕事をトチるシーン、クイズ番組「命がけゲーム」の司会をするシーン、義手のボディガードに追いかけ回されて女装したりインベーダー(?)に変身したりするシーンがオススメ。サイギッとリンリンのマジックショーも楽しい。

3.感想

謎のタイトル『Mr.Boo! インベーダー作戦』。あの「インベーダーゲーム」の映画ではありません。未だに謎のタイトル名。ストーリーはブラックな感じで、笑えないシーンも(プロデューサーが「責任」を取らされる場面など)。キャラクターを楽しむ映画。ホイ兄弟だけではなく、「命がけゲーム」のシーンに出てくるオバサンなど、『Mr.Boo!』シリーズでおなじみのキャラが登場するのが楽しい。この映画も『Mr.Boo! ミスター・ブー』同様、広川太一郎の吹き替えで鑑賞するのがオススメ。面白いシーン、好きなキャラを見つけて楽しむ映画です。

(予告編:YouTube)

0 件のコメント:

コメントを投稿