2020年10月9日金曜日

ジャッキー・チェン『プロテクター』「ガンアクション&派手な爆発シーン」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ニューヨークの刑事が犯罪組織と戦うアクション映画。大物ダニー・アイエロ、ロイ・チャオ。ムーン・リー、サリー・イップの二大ヒロイン。

1.ストーリー

ニューヨークの刑事が相棒とともに「ニューヨーク・香港 犯罪コネクション」壊滅を狙う。

2.キャスト&見所

ジャッキー演じる「ビリー」はニューヨークの刑事。どこまでも敵を追う不屈の男。バーでの銃撃戦で相棒を失い、新しい相棒ガローニ(ダニー・アイエロ)と一緒に「ニューヨーク・香港 犯罪コネクション」を追う。悪役はロイ・チャオ(『燃えよドラゴン』の高僧役で有名)。香港犯罪組織の大物ボス「ハロルド・コウ」を演じる。コウは警察も支配しているため、誰もこの男を捕らえることができない。チャリティをやって善人ヅラしているが、造船所を改造して怪しいことをやっている。女優がステキな映画。「コウと関わりがあった人物」の娘スーリン(ムーン・リー)とサリー(サリー・イップ)。何があったのかはわからないが、彼女たちの父はコウと決裂。それ以来コウは彼女たちの一族を狙う。アクションが充実した映画。ジャッキーが得意とするカンフー。今回は「アメリカ映画」ということでガンアクションもプラス。ニューヨークのバーでビリーが強盗と戦うシーン&追跡シーン、香港の水上百貨店での乱闘&追跡、真夜中の銃撃戦、ラストの対決(ビリー vs. ギャングのボディガード二人)が迫力。銃・ボート・チェーンソーを使ったアクション、爆発シーン、素手での対決が見せ場。ジャッキーを「第二のブルース・リー」として売り出そうとしたのか、『燃えよドラゴン』風の演出が見られる映画。『燃えよドラゴン』で高僧役だったロイ・チャオが出演。船のシーン(ブルース・リーがハンの島に向かうシーンに似ている)。ギャングのボディガード「ガルーチ」役のビル・ウォレスはジョン・サクソンに似ており、コウのボディガードはヤン・スエっぽい感じのキャラ。怪しげな工場に怪しげな研究員&女たち。ミスター・ハンばりの卑劣な悪役もラストの方に登場します。

3.感想

ジャッキー・チェンがアメリカ映画に登場。これまでも『バトルクリーク・ブロー』『キャノンボール』でアメリカ市場に挑戦してきたジャッキーだが、「成功した」とは言い難い。今回は大物俳優ダニー・アイエロと組んでハードなアクション作に挑戦。リアリティを感じる本格的な内容。この映画には「ジャッキー版」「グリッケンハウス版」の二つがあることで有名。サリー・イップの出演シーン(サリーにホレている二人の男がビリーにケンカを売るシーン、ほか)は「グリッケンハウス版」には入っていないとのこと。しかし、この映画のファンなら両方のバージョンを入手したいところ。なかなか迫力がある映画。後に香港映画ではカンフーが流行らなくなって「銃を使ったアクション作」がヒットしていくようになりますが、この『プロテクター』はそういう時代を先取りした作品だと思います。大物をそろえたアクション作。ダニー・アイエロにロイ・チャオ。個人的にはかわいいヒロイン、ムーン・リーとサリー・イップがオススメ(共に悲しい役どころなので表情がちょっと寂しげなのが少し残念)。全体的にシリアスな映画ですがコミカルなシーンもあります。派手なアクション、ヒロイン、造船所での組織との決着戦(特にチェーンソーやロケットランチャーを使うシーン)に注目の大作です。

(予告編:YouTube)

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