2020年10月5日月曜日

ジャッキー・チェン『ドラゴン特攻隊』「珍シーン連発の戦争コメディ」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキーが「戦争反対」を訴えるコメディ映画。珍妙な「特攻隊」、幽霊屋敷、カッコいいブリジット・リン、極東軍に注目です。

1.ストーリー

「特攻隊」が極東軍の捕虜になった連合軍の将軍たちと奪われた50万ドルを取り返そうとする。

2.キャスト&見所

「戦争モノ」映画。でもあまりストーリーは関係ない感じ。「おもしろキャラ」を楽しむ内容。カッコいいキャラもいればマヌケすぎるのも。ドン中尉(ジミー・ウォング)率いる「特攻隊」。メンバーは泥棒、強盗、詐欺師、脱獄の名人などロクでもない者たちばかり。しかし、「危険な任務」の場合には使える(かもしれない)連中。他にもドジな連合軍の将軍や幹部たち、幽霊屋敷の怪しい連中、極東軍など個性的キャラが次々登場。「特攻隊」が中心となって話が進む映画。賞金稼ぎ「シャオ・リー」を演じるジャッキーは主役ではありませんが、アクションシーン、コミカルなシーンで活躍。インチキな試合をするシーン、アマゾネスとの戦い、ラストの戦闘シーンに注目。ストーリー上はジミー・ウォングが主役。しかしながら、「事実上の主役」はブリジット・リン演じる「リリー」。詐欺師の夫と一緒に「特攻隊」のメンバー入り。強くて美しいリリー。アマゾネスに捕まったドジなメンバーをカッコよく救出。アクション的な見せ場は「特攻隊」が活躍するラストの戦闘シーン(泣けるようなシーンも)。シャオ・リー&リリーがアマゾネスと戦うシーン、リリーが「お化け」を退治するシーンも迫力。ギャグ満載のドタバタ喜劇。特攻隊メンバーがアマゾネス軍団につかまったり、幽霊屋敷でビビったり。シャオ・リーが詐欺師にダマされたり、敵(アマゾネス)が女だと気付いて慌てたり。バカバカしいシーンも多いのですが、そういうシーンに突っ込むのもまた楽しい。

3.感想

娯楽作です。「反戦」のメッセージもあります。キャラクターが実に楽しい映画。公開当時のファンはどう思ったでしょうね? ジャッキー・チェンが出てるということで大いに期待して劇場に行ったのではないでしょうか。ヘンなキャラがたくさん登場。劇場の客たちは「?」となったに違いない。主役は一応ジミー・ウォング。何かとウワサがあるジミー・ウォングという人。見た目がちょっと(かなり?)ワルっぽい感じ。ジャッキーは「賞金稼ぎのシャオ・リー」。特攻隊のメンバーではないけど、アクションシーンで活躍。事実上の主役を演じるブリジット・リン(後に『ポリス・ストーリー 香港国際警察』でジャッキーと再共演し、体を張ったアクションを見せる)。彼女がカッコよく敵と戦ったり、仲間を救出するシーンがオススメ。敵キャラの「極東軍」は実にツッコミどころが多い(車、衣裳、設定)など。「珍シーン」の連続で、「ジャッキー映画」としてはマイナーな扱いをされることが多い(ような気がする)作品ですが、笑えるシーンがいっぱい。「気晴らし」が欲しいときに観るのがオススメの娯楽作です。

(YouTube)「予告編」

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