2020年10月13日火曜日

ジャッキー・チェン『炎の大捜査線』「死刑になったはずの者」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」警官が刑務所に潜入するサスペンスアクション。ジャッキー、サモ・ハン、レオン・カーフェイ、アンディ・ラウ、ジミー・ウォングが登場。

1.ストーリー

警官が「死刑になったはずの者」による犯罪を追って刑務所に潜入する。

2.キャスト&見所

主役はジャッキー・チェン、ではなくてレオン・カーフェイ(『西太后』で「弱気な皇帝」を演じた)。カーフェイ演じる警官「ウェイ」。警察署長射殺事件を捜査。犯人は「すでに死刑執行された男」であることが判明。事件の背後を探るため、刑務所に囚人として潜入。囚人役で豪華なメンバー。サモ・ハン演じる「キア」。子供に会うために脱獄するが、そのたびに捕まって看守たちに痛めつけられる悲しい役どころ。ジャッキー演じる「ロン」はビリヤードのプロだったが賭事のトラブルからギャングを殺して収監。アンディ・ラウはロンに殺された男の兄の役。わざと事件を起こして刑務所へ。ロンの命を狙う。ジミー・ウォング演じる「クイ」は囚人たちのリーダー格。看守に反抗的で、刑務所長とはソリが合わない。死刑になったはずの者が起こした事件。そのカラクリを暴こうとするウェイ。誰が悪役なんだろう? 囚人は悪党ぞろい。看守も厳つい連中。刑務所長は悪そうな顔。「警察署長射殺事件」の黒幕は? アクション作というよりサスペンス作なため、見せ場となるようなアクションシーンは少な目(ある任務を課せられた囚人たちが激しい銃撃戦)。ほとんど笑いが無い映画。サモ・ハンがちょっぴりユーモラスなシーンを見せてくれるぐらい(料理するシーン)。しかし、看守たちにバカにされるシーンは見ていてハラが立つ。大物サモ・ハンともあろう者がなぜこんな映画に出たのだろう?

3.感想

暗い映画。キャストは豪華なのにちっとも楽しくない。「警察署長射殺事件」の謎を解く内容。ガラが悪そうな人たちばかりの映画でオススメしたいのがアンディ・ラウ。復讐に燃えて刑務所に乗り込む役。ジャッキーやサモ・ハンに負けない貫禄を見せてくれます。「刑務所モノ映画あるある」な演出(「新入り」の囚人に殴り合いをさせたり、陰湿な嫌がらせなどがあったり)。「笑い」の場面がほとんどない。そんな刑務所で事件が起こって、囚人たちが死刑執行される。ところが・・・。ラストに向かうに連れて緊迫感が増していく映画。銃撃戦のシーンは迫力。そして最後の結末。楽しい作品ではありませんが、ジャッキーやサモ・ハンが彼等らしい表情やアクションを見せるシーンもあります。面白いシーン、カッコいいシーンを見つけて鑑賞するのがオススメです。

(YouTube)「予告編」

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