2020年10月13日火曜日

ジャッキー・チェン『ツイン・ドラゴン』「"双子あるある" を描いたギャグ映画」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」全く違う人生を歩んできた双子が再会。一緒に戦ったり、恋愛したり。マギー・チャン、ニナ・リーの二大ヒロイン、コメディな演出に注目です。

1.ストーリー

28年前に生き別れた双子が再会して、さまざまなトラブルが起こる。

2.キャスト&見所

ジャッキー・チェンが双子の「ジャッキー&マー」を演じる映画。一人二役なので少しややこしいような気もしますが、二人は髪型・態度が違うので観客が間違えることはありません。産まれてすぐに病院で起こった事件により離ればなれになった二人。ジャッキーは水商売の女性に拾われて、今では香港で自動車の修理工をやっている。ギャングと乱闘するような荒っぽい男。マーは大金持ちの実の両親とアメリカ暮らし。ピアニストとして成功。マーが香港に凱旋帰国したことによってトラブル発生。悪役はジャッキーを脅すギャング。ジャッキー&相棒ターザン(テディ・ロビン)とモメるウィン(アルフレッド・チョン)というギャング(この男は悪役ながら、車に衝突するシーン、病院のシーンがコミカル)。しかし、ギャングのボスはあくどい奴。港にジャッキーを呼び出して始末しようとする。二大ヒロインの映画。マギー・チャン演じる「バーバラ」はクラブのシンガー。最初はジャッキーと知り合うが、マーの優しさに引かれていく。ニナ・リーはジャッキー&マーの伯父の娘「サリー」。香港に帰ってきたマーの世話係をするはずだったが、ジャッキーのたくましさにウットリ。四人の恋の行方もこの映画の面白いところ。内容はややシリアス(双子が生き別れ、ギャングとのトラブル、など)。しかしながらコレはコメディ映画。悪役も含めて「みんな大ボケ」って感じのキャラ設定。カッコつけたり、ドジったり。注目はサリーの彼氏「ロッキー(ジェイミー・ラク)」とかいう奴。サリーを奪われたと思い込んでジャッキーにケンカを売る。腕力が自慢だが、かなり大ボケなキャラ。ジャッキーにしばかれるシーンがユーモラス。これは「香港映画監督協会が資金集めの為に製作した作品」。ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ラウ・カーリョンといった映画監督がチョイ役で出演。ジャッキーの相棒「ターザン」を演じるテディ・ロビンはミュージシャンで、映画ではジョージ・ラムと共演した『バナナ・コップ』などがある。ジャッキー&マーの伯父の役でチュウ・ヤン。彼も元々は映画監督。『ポリス・ストーリー/香港国際警察』『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』での悪役「チュウ」役が有名。『デッドヒート』では逆にジャッキーの父役を好演。

3.感想

ジャッキーらしいアクションとコメディの作品。キャラが楽しい。面白いキャラもいれば、スベってるキャラ、単なる悪党キャラも。ジャッキー・チェンが双子役。ピアニストのマー、自動車の修理工ジャッキー。生き方は違うけどやっぱり双子で、共通点多し。同じクセを持っていたり、双子の片方に起こったことがもう一方の方にも影響したり(「双子あるある」。ピアノを弾けば弾いてない方の指も動く。ボートに乗れば乗ってない方の体も動く)。ジャッキーとマーは(劇中)何度か出会うけど互いの存在になかなか気付かない。ホテルのトイレでようやく気付く(遅)。ギャングとモメたことでジャッキーとマーが入れ替わって、互いに慣れないことをするハメになってしまう。護送車を襲撃するシーン(激しい銃撃戦とカーアクション)、港・自動車テスト室での戦いがアクション的にオススメ。悪役もコミカルなので安心して楽しめる娯楽作です。

(予告編:YouTube)

---------------

(Amazonショッピングサイト)ツイン・ドラゴン エクストリーム・エディション [Blu-ray]

0 件のコメント:

コメントを投稿