2020年10月14日水曜日

ジャッキー・チェン『シティーハンター』「ウケ狙い・美女・音楽が楽しい映画」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキーが「冴羽獠」役。女好きの探偵が豪華船で悪党と勝負。ジョイ・ウォン、「ブルース・リー先輩」、『ストリートファイターII』にも注目です。

1.ストーリー

私立探偵が豪華客船でテロリストと対決する。

2.キャスト&見所

あの『シティーハンター』をジャッキー主演で映画化。誰かが「ジャッキーは冴羽に似てる」と言ったのが製作されたキッカケだとか。ジャッキーが「冴羽獠」役。凄腕だけど女好き、というキャラ設定。「デカいハンマーで殴られる」という原作でもおなじみの演出もありますが、それ以外は「オリジナルのキャラ」といったところ。女優さんがステキな映画。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』でおなじみの美女ジョイ・ウォンが「槇村香」役。変顔を見せたりするなど、体当たりで笑いを取りにいってくれます。「野上冴子」役のチンミー・ヤウはホームラン級の美女。彼女の出演シーンだけでもこの映画を見た甲斐があったというものです。後藤久美子は「家出した資産家の娘」役。彼女を追ってジャッキー演じる冴羽獠が豪華客船でテロリストと対決するハメに。悪役は豪華客船を乗っ取るテロリスト。リーダーのマクドナルド大佐(リチャード・ノートン)は米コマンド部隊の元大佐。豪華船の乗客である30人の億万長者を人質にするのが狙い。トランプで勝負して、負けた相手を容赦なく撃つ残酷さ。全体的にコミカルな映画ですが、この男の存在がこの映画に緊張感を与えます。テロリストのメンバー「キム(ゲイリー・ダニエルズ)」は開脚が得意な男。獠と対決するシーンが見せ場。アクション的には冴羽がテロリストと戦うシーンが見せ場。「ブルース・リー先輩」の『死亡遊戯』を上映中の映画館で黒人の大男と戦うシーン、派手な銃撃戦、『ストリートファイターII』のキャラに変身して戦うシーン、マクドとの決着戦がオススメ。「ウケ狙い」の映画。特にジャッキーが全力で笑いを取りにいきます。「雀荘の会員証」で豪華客船にタダ乗りしようとするシーン、女たちに襲われるシーン、ズッコケるシーンなど。「ガラガラハッピー」なんて歌を歌う「香港のとんねるず」、「アジアのギャンブル王」なんてのも出てます。エンディングは宇都宮隆『Dance Dance Dance』とNGシーン。

3.感想

「製作協力 サントリー株式会社」。「ジャッキー作品」としてはマイナー扱いされることが多い(ような気がする)作品ですが、ギャグ連発で楽しい内容になっています。マジメにアクションをやっているだけの映画は正直なところ観ていて疲れるときがあります。そういう時はこの『シティーハンター』がオススメ。冴羽獠(ジャッキー・チェン)がアクションと笑いを提供。ジョイ・ウォンは美人さんですが、変顔にもチャレンジするなど、明るいキャラを演じてます。「船での冴羽獠らとテロ集団の戦い」が見せ場。派手な銃撃戦のシーンにもギャグが入っていますので楽しく観れます。これでもか、という感じで「笑い」を詰め込んだ力作。笑いたい人、楽しみたい人にオススメします。

(予告編:YouTube)

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