2020年10月3日土曜日

ジャッキー・チェン『バトルクリーク・ブロー』「テキサスのケンカ試合」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキーがアメリカで主演。中国人青年がテキサスでコミカルなケンカ試合に出場。戦い、マコ、プロレスラーのオックス・ベーカーに注目です。

1.ストーリー

アメリカに住む中国人青年がケンカ大会に出場して家族や仲間を守ろうとする。

2.キャスト&見所

1930年代のシカゴが舞台。ジャッキー・チェン演じる「ジェリー」はシカゴに住む中国人青年。伯父ハーバート(マコ岩松)からカンフーを習っているが、食堂を経営するジェリーの父は争い事を嫌い、ジェリーがカンフーを習うことを快く思っていない。そんな状況でギャングがジェリーの強さに目を付け、バトルクリークで行われる格闘大会にジェリーを参加させようとする。悪役はジェリーを格闘大会に参加させようとするギャング。ジェリーの兄の婚約者をさらって、ジェリーに言うことを聞かせようとする。登場するギャングたちはドジだったり、どこか抜けていたり。悪役だけどそんなに「悪」のイメージがないため、コミカルな作風に。「格闘大会のシーン」が売り物の映画。大会の予選はバトルロイヤル。勝てそうな奴を選んで叩きのめす。決勝トーナメント戦では車で対戦相手を轢こうとする奴がいたり、ピエロが担架でふざけたり(コミカルな演出)。勝ち進むジェリーと強豪キッス(ハードボイルド・ハガティ)。優勝するのは?

3.感想

香港スターのジャッキーがアメリカで主演。見所を詰め込んだ内容で面白いシーンがたくさん。しかしながら、作品はヒットしませんでした。「キャラ設定」「舞台」に少し問題があったような気が。もう少しシリアスな内容にすればよかったかも。しかしながら、ブルース・リーとジャッキーとではキャラが違うので「ジャッキーのイメージ」を守って制作すればこういう感じの仕上がりにせざるを得なかったということかな? 「1930年代のシカゴ」ではなく「現代劇」にすればよかったのにとも思う。仮にそうだったとしても当時、アメリカでは無名だったジャッキー。やっぱりヒットしなかったでしょうね。アメリカに住む中国人のジェリーにはアメリカ人の彼女がいます(ジャッキー映画には珍しい「夜のシーン」も)。ハーバートがジェリーを鍛えるシーンも見せ場。「賭けで儲けたい」と考えたちょいと間の抜けたギャングがジェリーをバトルクリークの格闘大会にスカウト。ギャングがジェリーの腕前をチェックするシーンでジャッキーはイスを使う(『ヤング・マスター 師弟出馬』でのユン・ピョウみたい)。アクション的には「ジェリーが用心棒代を要求するギャングを叩きのめすシーン」「ローラースケートレース」「イスを使って二人組ギャングと戦うシーン」「ジェリーがハーバートとカンフーの特訓をするシーン」「格闘大会」に注目したいところ。コミカルなシーンでは「(ジェリーと彼女の)夜のシーン」「ギャングに捕まったハーバートが脱出するシーン」。全体的に楽しい作品。もっと評価されてもいい映画だと思うんですけどね。バトルクリークの格闘大会(優勝賞金15000ドル、予選のバトルロイヤル、決勝トーナメント戦)に特に注目の映画です。

(YouTube)「予告編」

---------------

(Amazonショッピングサイト)バトルクリーク・ブロー [Blu-ray]

0 件のコメント:

コメントを投稿