「金洋ロードショー:映画ブログ」警察署長がひたすら戦うパート2。悪徳警官&暗黒街のボス、刑務所長、美人革命家、清のスパイ、海賊の生き残りが登場。
1.ストーリー
水上警察出身の若手が新警察署長になって悪徳警官や清朝のスパイと対決する。
2.キャスト&見所
パート2。ジャッキーが再び「ドラゴン」を演じます。ただし、サモ・ハン、ユン・ピョウは出てません(寂しい)。(前作での)海賊退治の実績が認められて昇進することになったドラゴン。新警察署長に任命され、犯罪が野放しの「サイワン地区」を担当することに。周囲は敵だらけのドラゴン。わずかな味方と共に犯罪撲滅に乗り出す。女性が華やかな映画。作品中でも男たちにモテモテだったマギー・チャン(革命家の役)。ロザムンド・クワン、カリーナ・ラウも革命家の役ですが、役柄もあってちょっと地味な雰囲気も。香港総監の娘役のレジーナ・ケントはとってもキュートな女性。ジャッキーが戦う映画。多くの敵が登場。一番厄介なのがこれまで「サイワン地区」を担当してきた悪徳警察署長チン(デヴィッド・ラム)。犯罪集団と癒着しているため担当を外される。それを逆恨みしてドラゴンを敵視。「サイワン地区」でのさばる悪党タイガー(チャーリー・チャン)。あらゆる悪事を仕切っており、手下は凶悪犯ばかり。カンフーでドラゴンを襲う。(前作の)海賊の生き残り。極貧の暮らしにおちぶれてドラゴンを憎む。清朝を倒そうとする革命家はあの手この手で革命資金を調達しようとするが、その過程でドラゴンを悩ませることに。香港の革命家を捕らえるためにやってきた清朝スパイ(リー・ホイサン、チェン・ウーロン、朱鐵和(Chu Tit-Wo:丹古母鬼馬二に似てる))。ドラゴン&革命家を追い回し、始末しようとする。アクション的にはドラゴンがだらけきった警官たちを「お仕置き」するシーン、タイガー一味を逮捕しようとするシーン、海賊に襲撃されるシーン、ラストの清朝スパイ&チンと戦うシーンがオススメ。ユーモラスなシーンも多い。「海賊の生き残り」がちょっとした笑いを提供。手錠でつながったドラゴン&チンを襲うシーンが迫力&コミカル。『Mr.Boo!』シリーズでおなじみ「ホイ兄弟」のリッキー・ホイが「だらけた警官」役で登場。ドラゴンに痛めつけられるシーンが楽しい。一番面白かったのが革命家サンサン(マギー・チャン)の自宅に次から次へと男たちが訪ねてくるシーン。総監の娘の誕生パーティで人気だったサンサン。彼女の家に警察局長(トン・ピョウ)、ドラゴン、チン、仲間の革命家、清朝スパイがやってきて一騒動。マギー&トン・ピョウが歌うシーンにも注目。
3.感想
パート2は内容がガラッと変わってドラゴンが中心の作品に。ドラゴンには大勢の敵が。どんな結末になるか? ストーリーの基本は「ドラゴン vs. チン署長」。キャラが充実。ドラゴンら以外にもドラゴンの彼女役でイザベラ・ウォン(出番が少ないのがちょいと残念)、(前作の)陸上警察「チー司令官」など。印象的なのはタイガー役のチャーリー・チャン(「よしもと新喜劇」の桑原和男に似ている)。貫禄と戦いぶりに注目。レジーナ・ケントは「お嬢様」役が似合う美人さん(若くして亡くなったのは残念)。負け役とか、カッコよくないキャラを演じることが多いリー・ホイサンがカッコいい衣装で登場(でも負け役)。多くのキャラが登場し、ドラゴン署長が多くの敵に追われて孤軍奮闘する映画。これだけの要素を詰め込んだのはたぶん「少なくとも二回は観てね」というジャッキーからのメッセージではないかと。エンディングは撮影シーン&NGシーン&ジャッキーが歌うテーマソング。前作に出演してた人も役を変えたりして続編に登場。キャラ、ギャグ、アクション、テーマ曲がそろった名作です。
(予告編:YouTube) テーマ曲が流れるオススメの動画。
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