2020年9月17日木曜日

ブルース・リー『ドラゴン怒りの鉄拳』「面白シーン紹介」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー」ブルース・リーが悪の日本人をぶっ倒すカンフー映画。名作ながら珍シーンも。そんなツッコミどころを紹介。

あらすじ
中国人武術道場「精武館」所属のチェン(ブルース・リー)がしつこくイヤガラセしてくる日本人と果たし合いに。

東亜病夫
師匠の急死に落ち込む「精武館」の人たち。そんな中、「東亜病夫(東亜の病人)」なんて看板(結構立派でカネがかかっていそうな感じ)を持ってきて中国人たちにイヤガラセする日本人(すごいケンカの売り方)。チェンがキレそうな顔。そのチェンの顔をペチペチする日本側通訳のウー(ヤバすぎる。「殺してくれ」と言ってるようなもんだ)。

日本人道場
さっきの看板を持って日本人道場に乗り込むチェン。全員を相手に大暴れ&ヌンチャク。圧勝(頭を割られる奴も。ちょっとかわいそう)。帰りしなに道場の壁を(腹いせに)殴る。その壁には「室田日出男」の名札が。ヘンなチョビヒゲ男にキレられてシラケ顔。

逆ギレ
自分たちから仕掛けておいて逆ギレする日本人道場主の鈴木(アップで見るとスゴイ顔)。チェン以外は弱い精武館。日本人の仕返しに劣勢。「チェンの引き渡し」を要求する日本人たちは散々暴れた後で「よっしゃ、今日はこのくらいにしといたるわ」てな感じで引き上げる。

応酬
日本人道場に殴り込んで「エライことをしてしまった」という状況になったチェン。町を出て避難することに。ところが、厨房でコソコソ話する二人。サラシ(腹巻き?)を巻いた裏切り者が。「チェンなど恐くない」ってな感じでチェンを襲うサラシ男(バカな奴)。ボディーブローでアッサリ撃沈。「(師匠を)なぜ殺したんだ」とチェンが叫びながらもう一人をドカドカ殴って電柱に(なぜ電柱? わざわざ)。

焼き肉
墓地で何かの動物の肉を食った後、婚約者ユアン(ノラ・ミャオ)と夢を語り合うチェン。

ロシア人
ロシア人格闘家ペトロフを匿う鈴木。女性の踊り子で「おもてなし」。一緒になって盛り上がる「おべっか野郎」ウー。

変装
宴会後、ウーを人力車に乗せるチェン(壁には「仁丹」のポスター)。そして、チェンが人力車ごとウーを投げ飛ばす。ぶっ飛ばして電柱に。さらにチェンは「新聞売り」に変身。「電話の修理人」になりすましてペトロフの戦力をチェック。目の前にいるチェンに気付かない(大ボケな)鈴木。

戦い
再び日本人道場に乗り込むチェン。ザコたち&ペトロフを始末して、最後は鈴木との戦い(蹴られて庭までふっ飛ぶ鈴木。「ちょこん」としたキックでそこまで吹っ飛ぶか?)。

(YouTube)「予告編」

解説
ヒドいことする日本人が悪役(昔の日本人はこんなことやってたんですか? ちょっと作り話も入ってるんじゃない?)。格闘シーンがどれもスゴイ。特に今回は日本人が相手ということで和室で戦うところが個性的な感じ。ヌンチャク・日本刀などあらゆる格闘を追求したリー。彼らしいアクションがいっぱいの映画。個人的にはこの作品が「リーの悲壮なイメージ」が一番よく表現されていると思います。悲惨な内容なのにリーが変装する楽しいシーンも(変装」は監督ロー・ウェイのアイデアらしい)。日本人が悪役なので日本のファンはあまりこの映画には興味ないかな?
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