「金洋ロードショー」ブルース・リーがちょこっと登場する映画。珍シーンも多い名作。韓国人武道家、怪しげな二人組といったチョイ役キャラを紹介。
(あらすじ)
香港の格闘家が日本で急死し、その謎を解くために弟が日本に乗り込む。
①挑戦者
日本人格闘家チンクー(ウォン・チュンリー)に挑戦する西洋人。カラテを使うが、チンクー必殺の二段蹴りを食って敗退。
②韓国人武道家(カサノヴァ・ウォン)
香港の格闘家ビリー・ロー(ブルース・リー)に挑戦する格闘家。何者なのかは不明だが、「挑戦に応じなければ家族に危害を加える」などと卑劣な脅迫をする。温室でビリーと一騎打ち。キックを決めるシーンもあったが、最後は強烈な蹴りを連続して食らってKO負け。
③お茶女
西洋人チャレンジャーの挑戦を受けるチンクー。これから決闘だというのにチンクーにお茶を運んでくる女(必ず決まった時間に茶を持ってくるルールになっているらしい)。湯気が立ってるアツアツの茶を飲みながらチンクーが挑戦者を軽く撃退。
④カンフーの師匠(ロイ・チャオ。なんかカワイイ名前)
ビリーの師匠。弟子たち(ユン・ピョウほか)に稽古を付けたり、ビリーと昔話をしたり。師匠の話によるとビリーの弟ボビーは最近修行を怠けがちらしい。
⑤オヤジ
友人チンクーの急死に涙を流すビリー。しかし、オヤジは日本での葬儀には出席しないと言う。「旅するにはもう疲れた」とのこと。
⑥メイ
銀座のクラブで働いているチンクーの娘。血がつながっていない娘らしく、父親の死にはあまり興味がなさそう。チンクーから預かったフィルムをビリーに渡す。
⑦怪しげな二人組
銀座のクラブでメイを監視する男たち。結局、何者だったのか最後までわからなかった。
⑧襲撃者
メイの楽屋を訪ねたビリーを襲撃する男たち。しかし、ビリーに倒されまくる。襲撃者の役で『ドランクモンキー 酔拳』の「出っ歯店員」、「師範」(ウォン・ハー)が登場。
⑨ジーンズ男
ビリーの知人。一緒にチンクーの葬儀に参列。後、来日したボビーを案内。
⑩ハチマキ男たち
ビリーがチンクーの遺体に最後の別れをしようとすると屈強な感じのガードマンが阻止。寺での葬儀にふさわしくない格好をしているため、とてもインパクトがある。「ハチマキ男」の一人は『ドランクモンキー 酔拳』で「食堂の用心棒」だった男(「食い逃げは厳罰」でおなじみのジャイアン)。
⑪参列者
チンクーの葬儀には坊さんたち、格闘技関係と思われる連中が出席。
⑫白髪オジサン
「死の宮殿」と呼ばれる屋敷に住んでいる西洋人ルイス(ロイ・ホラン)について詳しい。「ルイスは習ったカンフーで殺人を楽しむ悪辣な男」「正気ではない」と酷評。
⑬イエン兄弟
ルイスに挑戦する兄弟。以前にもルイスと戦ったことがある。「また、懲りずに挑戦してきやがって」みたいなことを言うルイス。凶器をも使う兄弟を軽く始末。
⑭仮面男
夜更けに「死の宮殿」を捜索しようとするボビー。ヘンな仮面の男に襲われる。この男は後、ルイスも襲う。その正体、犯行の動機は不明。
⑮エンジェル(ミランダ・オースティン)
ボビーを体で誘惑して毒針で襲う。襲撃に失敗後、ライオンに襲われてしまう。美しいが悲しい女。
⑯宇宙服男
「死の宮殿」付近を歩く男。メタリックな服を着ており、実に目立つ。
⑰怪しい連中
「死亡の塔」を探すボビーを襲う連中。ボビーに蹴り倒されて「死亡の塔」の入り口を知られてしまうドジキャラ。
⑱警備員
「死亡の塔」で働く警備員たち。次々にボビーに襲いかかるが倒されたり、「血の池地獄」に蹴り落とされたり。
(解説)
タイトルが『ブルース・リー 死亡の塔』。でもリー本人の出番は短い(正味数分?)。しかも映画開始30分ほどで「ビリー」退場。それって主役ではないのでは? 今となってはそんなことはどうでもいいこと(?)。とってもキャラが充実していますから。「ワケあり」な連中がいっぱい登場。結局、何者だったのかすらわからなかった者も。アクションは迫力。アレコレ想像しながらキャラを楽しめるのもこの作品のいいところです。
---------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
0 件のコメント:
コメントを投稿