①カリーム・アブドゥル=ジャバーが香港に来るというので『死亡遊戯』のクライマックスの格闘シーンをまず先に撮影。
②リーは寒さが苦手ということや『燃えよドラゴン』の撮影のため『死亡遊戯』を後回しに。
③『死亡遊戯』の打ち合わせのため『死亡遊戯』に出演予定だった女優ベティ・ティンペイのマンションに向かうリーとレイモンド・チョウ。
④『死亡遊戯』に出演予定だったジョージ・レーゼンビー(『女王陛下の007』のボンド役)を接待するためにレストランに向かうチョウ。
⑤激しい頭痛を訴え、ティンペイが与えた鎮痛剤(普通に買えるもので違法なものではない)を飲んで眠るリー。
⑥レーゼンビーとの会食に現れないリーを迎えに行くチョウ。
⑦病院で死亡確認。死因は『大脳浮腫』。
ウワサ
①薬物で死んだ
(頭痛の緩和のためマリファナを使った、というのは事実。それも体に合わなかったため吐いてしまったという。)
②殺し屋に襲われた
(リーは少年時代からケンカばかりで、このままでは香港ヤクザに殺される、という状況だった。有名になってからも撮影中に決闘を挑まれたり、4人の日本人に襲撃されたり、トラブルが多かった。その後遺症が原因ならば「殺された」という説も間違いではない。)
本当かどうかわからないウワサ
①体調不良で体がしぼんだため胸に注射をうってふくらませた
②いわゆる「麻薬」を使っていた
③監督のローウェイを殴り倒す
(複数のリー関係の本を読んでその全て、あるいはほとんどにその記述があるならばそれは正しい事実なのだろうということになりますが、一部で語られているのみ、であれば話半分に読んだほうがいいと思う。)
(「麻薬」については覚醒剤やヘロイン使用説がある。マリファナ以外のものを使ったかどうかは不明。)
(ローウェイは武術家ではないのでリーがそういう人を殴ったというのは信じがたい。パトカーが出動したというから、暴れたのは間違いなさそう。)
未完成に終わった『死亡遊戯』
「クライマックスの格闘シーン」と「屋外でのシーン(写真)」のみが残された『死亡遊戯』。ウワサによれば完成した脚本があった、という。もしそうならリンダ夫人が他の遺品とともに保管しているのかも知れない。
オリジナルの『死亡遊戯』はどういうストーリーだったのか?
「格闘シーン」ではリーと他二名が塔に登ってダニー・イノサント、池漢載、カリーム・アブドゥル=ジャバーと戦い、予定ではジョージ・レーゼンビーとベティ・ティンペイが出演するはずであった。レーゼンビーは味方か悪役か、ティンペイはワケありな女・悪役っぽい感じ。「格闘シーン」でもリーが戦いながら敵に技をレクチャーしたり笑顔を見せたりするなど「死を賭けたゲーム」という悲愴さはあまり感じない。塔に登る三人も仲が良いワケではなさそう。おそらく「腕に自信のある者たち」が集まって「誰が一番強いのか決めようじゃないか」というゲームをする、というのが大筋ではないか? レーゼンビーはゲームの主催者でラスボスか? ティンペイはあの手この手で格闘家たちを集めるレーゼンビーの手下役か? よくできた「オリジナルの脚本」が残っているのであれば本物の格闘家を集めて新作を制作して欲しい、と思う。
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