2019年6月19日水曜日

ブルース・リーのソックリさんも登場する映像集「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー」貴重な映像でリーの人生を描いたドキュメンタリー2本を紹介。ティンペイ、ノラ・ミャオのインタビュー、サモ・ハン、レイモンド・チョウの姿も。

『ブルース・リーの神話』

第1章
・子役時代の映像(父と共演するシーンに注目)
・学生時代に描いた武士の絵
・スクリーンテスト(当時24歳。歩き方、カンフーの実演)
・『ロングストリート』の映像(截拳道について語るリー)

第2章
・香港に帰ってきたリー
・『ドラゴン危機一発』公開時の映像(リーを絶賛するファン)
・リーについて語るノラミャオ
・ウォンインシック、イノサント、池のデモンストレーション
・『死亡遊戯』の未公開シーン、NGシーン
・『燃えよドラゴン』のリハーサル

第3章
・截拳道(ジークンドー)について

第4章
・リーの葬儀の映像
・当時のことを語るティンペイ
・リーのソックリさん
・クローズ監督の『死亡遊戯』の撮影風景

ブルース・リーのソックリさんが登場する映像集「金洋ロードショー:映画ブログ」
ノラ・ミャオ(上)、ティンペイ

(感想)
当時の映像、写真を使って制作されたリーのドキュメンタリーの決定版。サモ・ハン、レイモンド・チョウの姿も見られます。注目ポイントは、リーの子役時代の映像、リーについて語るノラ・ミャオ&ティンペイ、『死亡遊戯』の未公開シーン&NGシーン。ノラ・ミャオ「家族同士の付き合いは昔から。リーに初めて会ったのはアメリカから香港にリーが帰ってきたとき」と語る。ブルース・リー映画でおなじみのトニー・リューも子供の頃からリーとは付き合いがあった。『ドラゴン危機一発』などはリーが昔からの仲間と一緒に製作したものだったのですね。「愛人キャラ」爆発のティンペイさん。いちいち色気がある表情&動き(何者やねん、という感じもする人)。リーが亡くなった時に一緒にいた、というティンペイ。一体何があった? ティンペイ「介抱していたのよ」。ホントかい? でも当時、リーは頭痛で苦しむことが多かったという。それなのに愛人の部屋に? という気もしますが、まあいいでしょう(真相がわからないから)。時代劇を撮る計画もあったというリー。『座頭市』のような盲目のキャラをやろうとしていたとか。『死亡遊戯』の撮影風景は特に注目。リーがヌンチャクを失敗してヘコむNGシーン。サモ・ハンがユン・ピョウに演技指導しているシーン。どちらも必見。貴重な映像が多いドキュメンタリー作品です。 
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『ブルース・リー伝説』

ブルース・リーを知る人物がリーについて語る証言集

・リーについて語る人たち(息子ブランドン、医者、格闘家たち、リーの弟子、ジョン・ベン、ジム・ケリー、ジョージ・レーゼンビー、ティンペイ、ホー・チョンドーなど)
・子役時代の映像(メガネ姿など)
・決闘を挑まれた時の話
ロングビーチでの演武(二本指で腕立て伏せ)
・スクリーンテスト(カンフーの説明をするリー)
・香港でのTV出演のシーン
・『燃えよドラゴン』のリハーサル
・リーの体の不調、ストレスに関する証言
・『死亡遊戯』に出演予定だったティンペイ
・亡くなった時の様子
・リーの葬儀の映像
・リーのソックリさん(ドラゴン・リー、ブルース・レなど)
・『クロウ』の撮影中の事故

ブルース・リーのソックリさんが登場する映像集「金洋ロードショー:映画ブログ」
似てないソックリさん

(感想)
『ブルース・リーの神話』では見られなかったシーンも入っている貴重な映像集。リーを知る関係者による証言集。その時何があったのか、が語られる。完成した映画とこういったドキュメンタリー映像により「リーの全て」が明らかに。父親について語るブランドン。若くして亡くなったのは残念。ブルース・リーの凄まじいパワー。「指立て伏せ」するシーンに注目。子役時代の映像、撮影現場でのリハーサル、葬儀の映像も貴重。関係者の証言と「リーのソックリさん」であるホー・チョンドーが出演した映画で「リーの人生」が語られる、このドキュメンタリー。ちょいと気になるのが「リーのソックりさん」たち。似てない人たちばかりで、彼らが登場すると思わず笑ってしまう。「ドラゴン・リー」ってのは「ブルース・リーのモノマネをする竹中直人」って感じの人。名前がふざけた感じの「ブルース・レ」とかいう奴。「ブルース・リ」と表記されることもある男。「リー」じゃなくて「リ」ってか。他にも「ブルース・ロウ」とか。「ブルース」を付ければいいってもんじゃないんだよ、ってな感じです。リーのソックリさんたちは今どうしているんでしょうか?
(予告編:YouTube)
『ドラゴンへの道』
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