2020年12月17日木曜日

『阿呆遊戯 ブルース・リーを探せ!』「リーになりたいヘンな奴らが集結」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」未完成の『死亡遊戯』を完成させるための代役オーディション開催。「ちっともリーに似てない連中」がなぜか集合。

1.ストーリー

ある映画会社が未完成の『死亡遊戯』を代役を使って完成させようとする。

2.内容

珍作

「映画製作の舞台裏」を描いた映画。タイトルが『阿呆遊戯』。ふざけたタイトル。「内容もふざけとるんとちゃうか?」と思った方。いい意味で裏切られます。ある映画会社の(マヌケな)スタッフが『死亡遊戯』を完成させるため、ブルース・リーの代役をオーディションで選ぼうとする。オーディションに集まったのはどいつもこいつもリーに似てない奴ばっかり。

オーディションの(ヘナチョコな)参加者たち

ブリーズ・ルー:カンフースター。代表作は『燃えよヘビ』。「ブルース・リーの映画は観たことがない」などとホザく自信過剰な奴。

コール・キム:役に恵まれない役者。「金八先生」と「腐ったミカン」を足したような顔。女マネージャーが彼を売り込もうとサポート。

ラージャ:医者。インド人? 役者になるのが夢なんだとか。

テリック・タイラー:中国人と白人のハーフ。「人種差別を嫌悪している」とのこと。どう頑張っても「リーの代役」にはなれない顔立ち。

トロイ・プーン:アジア系の役者。キメぜりふがある。

長州力みたいな奴(顔と体格が全然リーっぽくない)

サングラスでリーっぽい雰囲気を出してる奴(カッコつけ男)

オーディションに遅れてくる奴(遅れんなよ、タコ)

オーディションの内容

・一次選考(セリフ読み)

・二次選考(カンフーの実技)

・三次選考(カメラテスト:トラックスーツ着用)

(YouTube)「予告編」

3.感想

ドキュメンタリータッチのコメディ映画。最初観たときは「バカバカしい」と思ったんですが、改めて観ると、「映画に関する裏話的なシーン」が面白かったです。『死亡遊戯』のオーディション。オーディションに集まったのはどう見てもリーの代わりが務まるようなタイプではない者ばかり。それなのに応募者は(なぜか)自信たっぷり。こんな連中の中から一体誰を選べというのか? 結局、本物の『死亡遊戯』も代役なのをゴマかすためにサングラスで顔を隠したり、アクションは代役の代役がやったぐらいなのだから、「サングラスをかけた顔がリーに似ている奴」を選べばよかったのでは? オーディションをやってるスタッフも超マヌケたち。センス無しの奴に選考する立場なんか務まるワケがない(実際、選ばれた候補者を見て、映画会社の偉い人がキレてしまう)。ツッコミどころがいっぱいの映画。オーディションに集まった連中のヘナチョコさ、レトロな雰囲気の映像、映画の撮影現場の舞台裏、オーディション参加者たちの「その後」に注目。笑いながらツッコミながら見ると楽しめる作品です。

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