2020年10月10日土曜日

ジャッキー・チェン『ポリス・ストーリー3』「マレーシアでハードアクション」「金洋ロードショー:香港映画専用ブログ」

「金洋ロードショー:映画ブログ」ジャッキー&ミシェール・ヨーの「スーパー・コップ」が東南アジアの犯罪王を追うアクション映画。危険なスタント、「ニセの実家」に注目です。

1.ストーリー

香港警察の刑事と中国人民武装警察が組んで東南アジアの犯罪組織と戦う。

2.キャスト&見所

ジャッキー・チェンが戦う『ポリス・ストーリー』シリーズ。今回は主役が二人。香港警察の刑事「チェン・カクー(ジャッキー・チェン)」。バラック村やデパートを壊したり、爆弾テログループを壊滅させた過去がある男。東南アジアの犯罪組織壊滅のため、香港警察から「スーパー・コップ(優秀な警官)」として選ばれ、組織に潜入捜査。もう一人は中国人民武装警察部隊のヤン(ミシェール・ヨー)。チェンと組んで犯罪組織を追う。悪役は東南アジアの犯罪組織。ボスは香港警察、中国警察の両方から目を付けられている「チャイバ(ケネス・ツァン)」。裏切り者を容赦なく処分する冷酷な男。その部下「パンサー(ユン・ワー)」は強制労働所にいたが、チェンの手引きにより脱走。チェンのニセの実家に行くシーン、ラストの対決シーンが見せ場。シリーズおなじみのチェンの恋人「メイ(マギー・チャン)」、「警部(トン・ピョウ)」。今回の彼らはコメディなシーンで活躍。メイが潜入捜査するチェンとマレーシアでバッタリ会うシーン。チェンの浮気を疑ってメイがキレるシーンが笑い。警部は「チェンのニセの実家」のシーンで楽しませてくれます。他にも、香港警察の署長役でフィリップ・チャン(『五福星』でもジャッキーの上司役だった)、タイの将軍役で大物ロー・リエ(『ドラゴン太極拳』の「金魔王」でおなじみ)などが脇を固め、「大作」を演出。「潜入捜査」がテーマということで、やや静かな展開が続きます。大きなアクションは、チェンがパンサーを強制労働所から脱走させるシーン、犯罪シンジケートの会合での銃撃戦、マレーシアで展開されるラストの対決・追跡シーン。素手での格闘、派手な爆発シーン、危険なスタントが売り物の映画。

3.感想

人気シリーズの第三弾。事実上のラスト作。ジャッキーとミシェール・ヨーが組んでアクション&コメディを楽しませる内容。壮絶なアクションシーン(ジャッキーとユン・ワーの対決にも注目)。コミカルなシーンではジャッキーのちょっとしたセク○ラシーンがあります(ミシェール・ヨーの表情に注目)。前作『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』では悲しい役どころだったメイが笑いのシーンで楽しませてくれるのがうれしいところ。『五福星』では警部役だったフィリップ・チャンが署長役を務めるなど、ジャッキーの過去作を知っている人なら楽しめる演出もあります。危険なアクション、ユーモラスなシーン、個性的なメンバーがそろった傑作。エンディングの「撮影風景とNGシーン」も必見です。

(予告編:YouTube)

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